海外ドラマ≫≫THIS IS US THIS IS US　36歳、これからシーズン3　16話ネタバレ感想

エピソード16『私の太陽』“Don't Take My Sunshine Away”

議員としての活動を徐々にスタートさせるランダル。家庭での父親業もおろそかにできず、毎日が超多忙に。ベスとはそれぞれの仕事の重要性をめぐり、互いに不満をつのらせる。

中学のダンスパーティーでこの頃からおませで口達者なケヴィンはガールフレンドのファーストキスを貰おうと張り切るも、男友達に誘われればノリ良く断れずに目の前のソフィーを不機嫌にさせてしまいます。

かと思えばケイトの友人ジェシカからお誘いがあったはずのランダルは、成績の1、2を争うために来週のテストに向けてパーティーを抜け出し図書館で勉強しているところを付き添いで来ていた両親に見つかり「早く戻って彼女を誘いなさい」と連行される始末。

この二人の幼い頃の対比だけでも性格の違いがハッキリと浮き彫りになっております。

ゾーイとカップルセラピーに通うケヴィンは、そこで勢いのまま彼女との結婚も子供も視野に入れていると話すのですが、これについてゾーイは「愛しているけど私は子供は望まないの、あなたも同じだと思っていたけど、もし違うならお互いに時間の無駄になるからよく考えてみて」と言われてしまいました。

ゾーイのいない人生か子供のいない人生かを考え煮詰まったケヴィンは断酒会の近所の通りでふと足を止めてソフィーの部屋の前で待ち伏せを。

タイミング良く帰ってきたソフィーに声をかけられ、出会って半年の恋人と婚約中だという彼女をコーヒーに誘いました。

ゾーイとの事を相談し、「俺は選ぶのが苦手だ」と悩むケヴィンに対し、目の前の男を子供の頃から知っているソフィーは「選ぶのに慣れていないだけよ、何でも手に入れてきたしいつも自然体のまま望みを叶えてた」と笑います。

ダンスパーティーの夜も、結局はケヴィンと友人の悪ふざけに付き合い、無邪気にロマンティックな言葉を言ってのけたケヴィンにはソフィーの方からファーストキスが贈られていました。

お互い違う相手が出来てもこの二人の不思議な絆というか腐れ縁からくる理解はやはり大きいものなのでしょうか。

ケヴィン自身よりケヴィンを知るであろう彼女からは「心のままに選べばいいの、手に入るから」とアドバイスがありました。

議員の仕事が本格的になり始めてきたランダルは、ベスの仕事を辞めさせないために家庭と仕事を両立させようと超多忙なスケジュールで動いていますが、これだけ抱え込んでいるといつまた突然目が見えなくならないかと心配です。

お互いの夢を実現出来ていてもその仕事が原因で夫婦間にも微妙なすれ違いが生じてしまっては本末転倒に見えます。

議員として、夫として、父親として、どれも完璧にこなそうと必死で生真面目過ぎていっぱいいっぱいになる本質的なところは幼い頃から変わっていません。

大切な食事会とベスの職場でのチャンスに繋がる飲み会の日程が被ってしまい、これまで最善を尽くしてベスをサポートしてきたにも関わらず唯一の頼みも聞き入れてくれないのかと憤るランダル。

食事会の直前に何度も電話をかけても繋がらず、ついには超えてはいけない一線を飛び越えた暴言を留守電に残して一人で食事会に出席します。

しかし、しばらくしてからやって来たベスは、渋滞に巻き込まれ携帯は充電切れで大変だったと話すではありませんか。

自分のしでかしてしまった取り返しのつかない大失態に青ざめるランダル。ベスが留守電のメッセージを聞いてしまえば色んな意味でおしまいです。

一見普通に食事会をこなしてくれたベスでしたが、到着後すぐに充電器を借りて留守電も聞いてしまっていたらしく、食事が終わり外へ出た瞬間に爆発してオフィスの簡易ベッドで寝ろと家を追い出されてしまいました。

ソフィーの後押しで自分の気持ちと向き合えたケヴィンは、ゾーイと一緒にいる人生を選び、それを彼女に伝えます。ついにケヴィンも結婚するのでしょうか。

シーズン2ではてっきりソフィーと添い遂げると思っていたケヴィンなのでこの先破局があってもあまり驚きはしませんが、表面上目立たないだけでメンタルに問題を抱えがちなのでしっかり心の支えになってくれる相手は欲しいところです。

機械やチューブに繋がれるあまりに小さく壊れ物のような赤ん坊が痛々しく直視できないトビーはすっかり参ってしまい、喉に管を倒されているから泣くことすら出来ず、検査で採血や採尿で余儀なくされる苦痛に耐え切れず「やめてくれ」と声をあげてしまいます。

自分は繋がれた医療器具ばかりに目が行くのに対しケイトは我が子に歌を歌ってやりしっかり顔や目を見て話しかけているという差にますます自信喪失するトビーでしたが、ケイトはしっかりと夫を信じていました。

まだ繋がれたチューブは取れませんが、保育器からそっと出して貰ったジャックを初めて腕に抱いた二人。

恐る恐る抱き抱えた我が子を見て、トビーが笑ったシーンは間違いなく本当の意味で父親になれたであろう瞬間でした。

▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。

月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。

▼次回、エピソード17

何かとサバイバル。