第4話
あらすじ
ポプラ―には今日も赤ん坊が次々にやって来る。ロープ工場を営むロビンス夫妻も出産を間近に控えているが、父親に「家業を継ぐ息子」を約束した夫は妻に息子を生むように言い、妻の不安は募るばかり。
ネタバレ感想
未婚の母になろうとしている〈ブリジット・コール〉は水商売で生計を立てており、医者嫌いで錯乱気味の老婆〈ドラ〉と暮らしています。
血縁者というわけではないようですが、ドラはブリジットにしか落ち着かせられず、支え合っているのだとか。
ドラの胸元に目立つただれのような酷い傷は、梅毒の進行によるゴム腫という症状らしく、ブリジットの検査結果で彼女も梅毒に感染している事が発覚。
胎児への危険性から産院でのペニシリン治療を受ける事になりますが、面会に来た同僚が「ドラが暴れてるの」と、彼女を病院から抜け出させました。
そうこうしているうちにまだ、8ヶ月のブリジットは破水し、そのままお産を迎える事に。
産まれて来た赤ん坊はチアノーゼを起こしていたもののすぐに回復したようで、娼婦の梅毒被害が多過ぎる現状に歯止めをかけたいと行動を起こすウィニフレッドは担当したブリジットに頼んで彼女の商売仲間の女性を集めて講義を開きました。
〈スーザン・ロビンス〉は長年待ち望んだ第一子を妊娠しているものの、夫〈フランク〉が必要以上に男の子を希望している事で、それがストレスにもなっている様子。
フランクが男の子にこだわるのには、亡き父が息子達に残したロープ製造の工場、そして兄弟達は既に戦死しているという背景があり、残された自分は息子に家業を継がせるのだという墓前への約束からきているようです。
産まれて来たのは案の定女の子で、娘を視界に入れようともしないフランクでしたが、同じ父親として助言したターナー医師の言葉で気持ちが変わったのか、娘を抱っこしながら祖父の形見でもある工場内を見せて歩きました。
この辺の時代はまだまだ男性優位が主流なものの、どんどん女性の地位が高まっていく途上だった感じですかね。
今は一線を退いたシスター・モニカとシーラの大活躍はかなり感動的でした。
しかし残念な事も。司教に認められて次に任された職場がスラム街だと知ったトリクシーは、ポプラーでの経験が長いからこそ子育ては自然の中でしたいという強い意志を曲げられません。
牧師のトムと結婚するということは、教会と結婚することでもあり、自分にはその覚悟が無かった事に気付いたトリクシーは「応えられない」と婚約指輪を返すのでした。
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