何かとサバイバル。

洋画と海外ドラマ B級グルメがすき。

海外ドラマ≫≫The Man in the High Castle 高い城の男 シーズン1 5話ネタバレ感想

f:id:axxi:20210323211723j:image

エピソード5『新しい日常』“The New Normal”

あらすじ

ジュリアナは自宅へ戻ったものの、結局、フィルムに隠された謎に迫る新たなヒントを得るに留まった。その頃、ナチス本部での報告の場でジョーが苦境に立たされていた。木戸が皇太子演説の際に起きた事件捜査をする一方、極秘情報に関わる田上とウェゲナーの計画は大詰めを迎えていた。

ネタバレ感想

皇太子暗殺事件で大混乱の中逃げるフランクが落として行ってしまったのは、自身がジュリアナに贈った手作りのハートのネックレスでした。

基本的に字幕で見ているのですが、ザワついていればいるほど、日本語で話しているシーンにも日本語字幕を付けてもらいたいレベルの聞き取りづらさです。

さすがの事態で外国人は有無を言わさず全員拘束となり、スウェーデンからの来賓を装っていたウェゲナー大佐も連行されてしまいます。直前に封筒を破って飲み込んだのは英断でしたな。

フランクの落としたネックレスを拾い上げたのは意外な人物、田上大臣でした。

ジュリアナの乗ったバスも事件の影響で道路が封鎖される事に伴い憲兵隊に降ろされてIDの確認だのなんだのされていましたが、そこはスルーで帰れるんかい!という感じです。人相も割れてるだろうに。

ついこないだまで何人もの一般市民を犠牲にする勢いでジュリアナの行方を追っていた記録はあるはずなのに、こんな大事件と同じタイミングで街に帰ってくるなんて…いくらなんでも取り敢えず拘束しませんか?

ジュリアナが帰ってきたところでフランクの心は冷え切っているし、何も話す気になれない心情もよく理解出来ます。

両親の家を訪問して初めてフランクの身に、そして彼の肉親の身に何があったのかを知る事になったジュリアナ。それが元を辿れば自分が原因だと分かった瞬間はゾッとしたでしょうね。そこから更に、殺された妹についても両親に誤魔化す必要がありますし、想像していた以上に現実はややこしい事になっとります。

日常に戻るため道場へ向かったジュリアナですが、もちろん道場にも憲兵隊からの捜査を受けていたらしく、お尋ね者とは一緒に稽古できないから出頭しなさいと諭され、そのまま大人しく出頭する事にしたよう。

ジュリアナが不在の間の取り調べを受けている間、ナチスの手先から拉致に見せかけた手荒な迎えを寄越されたジョーもまた、親衛隊の〈クレム少佐〉から空白の時間に関する取り調べを受けております。

レジスタンスの信頼を得るためにフィルムが必要だった事や、レミュエルにフィルムを奪われた事を話すジョー。一つの失言が命取りになり得る現場にハラハラします。

ジョーの所へスミス大将が、ジュリアナの取り調べ室には木戸がそれぞれ入室してきて、緊張感がピークに。

ジュリアナは、帝国駅で会ったレジスタンスの〈ランダル・ベッカー〉の顔写真を見せられて知らないかと問われるも、「知らない」で通し尋問官に思いっきり引っ叩かれたりしながらも取り敢えずは釈放されました。

「元の生活に戻る事は諦めろ」とまで言われながら、解放されたその足で電話帳でランダルの住所を調べてノコノコ家まで行ってしまうあたりがジュリアナです。尾行されていても何ら不思議ではない状況でランダルの家へ行けばサックリ偽証もバレて殺されかねないのに後先考えなさ過ぎて仰天します。

ランダル宅は荒らされた後で、そこにはトルーディの写真と、別のレジスタンスの女が。

女によれば『高い城の男』は、フィルムの見返りに日本に不利な情報をくれるらしいですよ。

この女性って憲兵隊から解放されてバーでやけ酒しようとしていたフランクに近付いたレジスタンスの女と同一人物でしたっけ?

「トルーディたちはハメられて居場所がバレた」そうで、ランダルが最後に残したという一枚の名刺をジュリアナに見せます。

『日本政府ビル 警備責任者〈川崎 剛〉』と書かれた名詞の裏には、SAKURA IWAZARU〈桜 岩猿〉と走り書きが。まさかこれ名前なんですか?(笑)いわざるてまたとんでもない名前ですね。絶対秘密漏らさなさそうと見せかけて何でもすぐ喋りそうな、どことなくコミカルな雰囲気を感じます。サクライワザル…。

この桜岩猿が密告者かどうかを調べる必要があるらしく、「フィルムの秘密も分かるかも」という可能性と、日本政府ビルが求人広告を出していてその条件【27歳未満の若い女性】がジュリアナに当てはまる事を教えられました。

「無理には勧めない、行けば常に死と隣り合わせで後戻りはできない」と言われているのに絶対に行きそうな顔してます。そんなにフィルムの秘密知りたいか?

ローラと子供達の告別式に行ったフランクは、ローラの元雇い主〈マーク・サンプソン〉から「話したいことがあればいつでも家に来てくれ」と意味深に声をかけられました。

 

ウェゲナー大佐がどうしても志村科学大臣に渡したかった封筒の中身は何らかの機密情報が入ったマイクロフィルムで、それごと飲み込んでしまったわけです。

何としても命だけは助かるように出国させようとしている田上大臣に対し、大佐の方はまだどうにかして科学大臣に接触できないものかと考えているよう。まさに命を懸けた企みで、ほんとそれが何の意味を持つのか早く明かされてくれませんかね。

皇太子銃撃を受けて、責任を問われた日本の警備隊長ら切腹を余儀なくされ、木戸も捜査の結果を出さなければ同じ道を辿る事になります。

切腹』はHARAKIRIとしても有名ですが、『介錯』にあたる英語も無いんですね。確かに切腹に伴う作業で日本独自の文化だと思えば納得です。

田上大臣がウェゲナー大佐の帰国を取り計らうと木戸を呼び出し遠回しに融通するよう言いますが、木戸も自分の切腹が掛かっていますし必死です。この件に関しての例外はないと突っぱねられると、最終手段で身分証の要らない外交用の航空券を用意して見張り交代の間に逃がそうと決死の作戦を立てた田上大臣。

自身の立場も危うくなるのにそこまでするか…?とも思いますが、そもそもこの二人は国の方針を裏切ってまで戦争を止めようと暗躍する究極の平和主義者なんですよね。

軟禁されているホテルから出る寸前にお目当ての科学大臣を見つけた二人。隣にはウェゲナー大佐とも顔見知りの親衛隊ミュラーの姿が。

危険を承知でついさっき便から取り出したばかりのマイクロフィルムを科学大臣のポケットにねじ込んだウェゲナー大佐。

ミュラーから呼び止めら「顔を知っているような気がする」と言われるも「気のせいだと思いますよ、私はスウェーデン人なので」と苦しい言い訳をしてそのまま立ち去りました。

いや、これはもうダメーーー!ミュラーを消すしかないですよ、これ。今はあやふやだろうと、ウェゲナーの地位なら後々バレるでしょう。あと、通りすがりに話しかけるわけでもなく、小さなマイクロフィルムだけをポケットに突っ込むって気付かれないパターンは考慮しないのでしょうか。

 

お尋ね者になっていたはずのジュリアナが日本政府ビルで採用面接を受けるのもこれまたガバくて良いですよぉ〜。

募集条件もさることながら、面接に来たジュリアナの身体を品定めするような人事部の面接官〈江藤〉にはかなりの悪意を感じました(笑)

雇用をダシに、「個人的なサービスも請け負ってもらうことになる、私の求めに応じてね」というニチャついたセクハラ発言で留まらずチャックまで下ろすド直球エロ親父の描写はこれまた酷い。

部屋を飛び出たジュリアナがぶつかったのは田上大臣。ぶつかった拍子に落ちたネックレスを拾い上げ、何故このおっさんが自分のものを持っているのかと感じながらもとにかくその場から立ち去る事を最優先させたジュリアナなのでした。

高い城の男 [ フィリップ・キンドレッド・ディック ]

新しい日常

新しい日常

  • メディア: Prime Video
高い城の男

高い城の男

Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。

月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。

▼次回、エピソード6

axxi.hatenablog.com

プライバシーポリシー