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海外ドラマ≫≫The Man in the High Castle 高い城の男 シーズン2 2話ネタバレ感想

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エピソード2『険しい道』“The Road Less Traveled”

あらすじ

危ないところで殺されずに済んだジュリアナは、家族のある秘密を知る。それは世界の在り方に関わるものだった。そして彼女は重大な決断をする。木戸、田上、フランクはそれぞれ、目的のために危険を冒す。ニューヨークでは、ジョーがいつもの生活に戻っていた。しかしスミスが現れて事態は一変する。スミスが持ち込んだ話は、ジョーの長年の望みを叶えるものだった。

険しい道

険しい道

  • メディア: Prime Video

ネタバレ感想

サンフランシスコから120キロ、“カリフォルニア”ガーンビルでヒッチハイクを成功させたジュリアナはボロボロですがしっかり助かっております。

車に乗せてくれた元軍医のおっさんが中々良い人で、また出て来てくれる事を期待しています。

ジュリアナを乗せる前に凄惨な事件現場を見てきたおっさんはすぐにジュリアナがレジスタンスでこの事件に巻き込まれたのだと悟り、現場では女性が一人撃たれて亡くなっていた事を教えました。

ゲイリーとレミュエルもカレンを亡くした動揺が大きいままですが、ジュリアナの自宅に忍び込み待ち伏せする事に。

一方、銃撃戦の報せが入り木戸警部も駆け付けて来て現場検証が行われました。

 

ヤクザを用心棒につけている梶浦に自らの詐欺を暴露したフランクは、とばっちりのチルダンと共にヤクザの親玉の所へ連れて行かれます。

ヤクザの親玉と言えば岡本。有り金はたいて身柄を引き取ったジョーが暴走の末に部下を殺すわ、フィルムを奪い取った末に殴り倒すわと散々な事をしでかしたあの岡本です。こんな所でまさかの再会となった二人の無駄に大袈裟ではない表情がリアルさを出していて笑えます。

何故フランクがわざわざ自分の立場を追い込み詐欺を暴露したかと言えば、苦し紛れの思いつきなどではなく、自分の腕が確かだと証明し、闇ビジネスのお誘いに繋げるためだったようです。

確かにヤクザに腕を買われれば、模造品を作って稼がせてやる代わりに、憲兵隊とのコネを持つほどの大物、岡本を動かせるかもしれません。

フランクは何でも作る代わりに「助手が要る」エドを指名。なるほど、上手い手です。

これに乗った岡村は木戸警部を呼び出し、「皇太子の狙撃犯が誰かを教えた見返りに容疑者として拘束中のエドマッカーシーを釈放してください」と直球勝負で嘆願してくれました。

ちなみに、岡村からは「木戸大尉」と呼ばれていましたが、警部も大尉も“captain”に違いはなく、ポジション的には大して変わらんものなのでしょうかね。

 

奇襲による開戦を目論む小野田将軍は、原爆を作るために必要なウランを運ぶための手段として、何としてもナチスに勘付かれないようにと民間人が乗る公共のバスを使うというトンデモ計画を立ててきました。

日本人が乗っていないバスと言えど、さすがに非人道的過ぎてもちろん田上大臣は拒否の姿勢を示します。

 

地元に帰り着き、すぐには自宅に帰らず実家に戻ったジュリアナは職場に居るアーノルドを呼び戻して自宅に行ってもらいます。

ジュリアナの家に居たゲイリーがフランクのふりをしてジュリアナからの伝言を受け取るのですが、本物のフランクをよく知るアーノルドからしたらちびりそうな成りすましです。

フランクじゃない男がフランクのフリをしてジュリアナの居所を探っているし、自分がフランクと面識があって相手の嘘に気付いている事がバレれば殺されかねないし、そもそも相手は十中八九レジスタンスのヤベー奴で自分も関与を疑われて巻き込まれる羽目になる恐れもあるし…二重にも三重にも穏便に取り繕うしかありません。

『午後4時、サクラメント行きのバス停に』と書かれたフランクへの伝言を偽フランクに渡します。

ジュリアナも自宅で待ち伏せされている恐れがあると思って手は打っているはずですし、無駄にアーノルドが殺されずに済んで任務完了と言った所でしょう。

ひとっ風呂浴びたのか、ヘアスタイルが変わってストレートヘアがイカしているジュリアナは必死に昔のアルバムからフィルムに映っていた例の男が居ないか調べます

案外簡単に目的の人物は見つかり、戦時中同じ部隊に居たらしい亡き父親とアーノルド、そしてもう一人肩を寄せ合って笑顔で写っている三人目の男こそが例の男だったのです。

母アンに三人目の男について訊ねるも、〈ジョージ・ディクソン〉という名前だけであからさまに話したくなさそうな雰囲気。

どうしても知らなければならないと押し切ると、まさかまさかのトルーディの父親だと言うではありませんか。え、アーノルド…。

ディクソンはブルックリンに居るとだけ聞き、母親と戻ってきたアーノルドにはすぐこの街を出るようにと話しますが二人にその気はなく、そうこうしているうちに実家を突き止めたゲイリーがすぐそこに迫ってきております。

慌てて家を飛び出したジュリアナは防空壕から地下道へ出て銃を持ったレジスタンス二人に追いかけられながら逃げますが、なんと逃げ切れちゃうんですねぇ。カツカツ音からしてヒールも履いているというのにその脚力たるや…さすが武道家です。

 

カレンは、既に処刑された北部レジスタンスのリーダー〈サム・カイル〉と内縁関係だったそうで、レジスタンス内部的にはかなり上の方の位置に居たのではないでしょうか。

情報が入ってくるに従って、木戸警部の中ではジュリアナ・クレインとの結び付きが出来てきた様子で田上大臣にも連絡が入ります。

 

カタギの職に戻ろうと再出発が始まったジョーでしたが、あまりにも早くスミス大将が訪ねて来て逃げられる雰囲気はありません。

もちろん同居の〈リタ〉の事までしっかり調べ上げられていますし、有無を言わさぬ空気で「君にベルリンの〈ホイスマン首相〉から命令が下った、君に会いたいそうだ」との事。

そしてなんとなんとなななんと、ホイスマン首相がジョーのお父上だそうですよ!

たびたびスミス大将がジョーの父親について言及していましたが、ここまでの大物を父に持っていたとは…。

それよりも御子息をスパイなんぞとして使って良かったのか?

 

禁書を求めて、サンフランシスコ“カリフォルニア州”にある太平洋合衆国大学図書館を訪れた田上大臣。

牢屋のような小部屋の引き出しは禁書が並べられており、その中にあったお目当ての『宗教的経験の諸相“ウィリアム・ジェームズ著”』を書き写していきます。これが何かに繋がるのでしょうか?

 

レジスタンスを撒いたジュリアナが向かったのはなんと田上大臣の自宅。いや、なんで知ってんねーん。そしてどのツラ下げて…!

無断欠勤を繰り返し田上大臣の顔に泥を塗り、更には憲兵隊に追われている身でノコノコ顔を出すとはさすがです。

極め付けは、「君を信じた間違いの責任を取らねばならない」と言われながら「太平洋合衆国を出るため外交ビザを下さい」と返します(笑)メンタル強過ぎだろ。

さすがの田上大臣でも協力を得られないと分かると引き下がりつつ「あれは間違いではありません」とどこまでも自信に満ち溢れたままで帰って行きました。

フランクに別れの手紙を書き、計画を変更するジュリアナが一人街を出ようとしている事よりも、よっぽどお互いのために命を張り合って無謀な釈放まで漕ぎ着けたエドとフランクの再会の方が胸に響きます。付き合えや。

 

指名手配までされてしまったジュリアナが一体どこへ向かうのかと思いましたが、なんと憲兵隊の前を横切りナチス領に身体を捻じ込ませると「ジュリアナ・クレインです、保護を求めます」ナチス兵士に訴えました。

領事裁判権?亡命?とにかく大胆な作戦ですし、よく撃たれなかったな、と(笑)

高い城の男 [ フィリップ・キンドレッド・ディック ]

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▼次回、エピソード3

axxi.hatenablog.com

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