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海外ドラマ≫≫The Man in the High Castle 高い城の男 シーズン2 3話ネタバレ感想

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エピソード3『旅人たち』“Travelers”

あらすじ

ナチスが支配するニューヨークという新しい環境で生き抜くため、ジュリアナは唯一信頼できる人物ジョー・ブレイクを捜す。姿を消したジュリアナに怒りを隠しきれないフランクは、レジスタンスのカリスマ的リーダーに惹きつけられる。ジョーは遂に自分の父親に会い、自分が何者かを知る。

旅人たち

旅人たち

  • メディア: Prime Video

ネタバレ感想

トーマスの主治医アドラー先生〉がわざわざスミス大将の自宅まで訪ねて来ます。

axxi.hatenablog.com

▲S1ep8にてトーマスを筋ジストロフィーと診断した際には、セカンドオピニオンに行けばトーマスの難病がバレて国に殺される事になるから…と隠蔽にも協力的に見えたアドラー先生でしたが、もはや診断に間違いが無いと確信するまでの譲歩だったのか、「報告を怠れば私が罪に問われます」と。

報告義務のある難病は衛生局に記録を出さないと問題になるらしく、心苦しい気持ちはヒシヒシと感じましたが現実的に考えるとさすがにいつまでも黙っていられる訳も無さそうですしね。

「今日あなたが話さないのなら明日私が話すことになる」と父親自ら対処する事を勧めて帰って行きました。

この時代なら難病の報告=安楽死に繋がるはずで、さすがのスミス大将の権力を持ってしても国の政策に特例を適用させて貰える訳ではなさそう。となれば、スミス大将が息子を殺すために差し出すとは思えないんですよねぇ。ただ、一人息子の難病を隠蔽するとなればこれまた大変そうなので一体どういう選択を取るのか。

 

さて、父親であるホイスマン首相に会うためにベルリンへ飛んだジョー。

ジブラルタルとモロッコ間の海を堰き止め、膨大な電力を生み出し海水から塩を抜き、その水と人工大陸の農地を使って食糧問題を解決するという計画『アトラントローパ』について語るホイスマン首相。

父親との再会とは言い難いようなよそよそしさのあるジョーは、〈ヨーゼフ〉と呼ばれています。

どうやらジョーの母にあたる女性を捨てたような感じで、それが父子の確執に繋がっているようです。

 

ようやく解放されたエドはヤクザの事を聞いて「ヤクザはヤバイよ」と至極真っ当な感想を抱いておりますが、最初の支払いは既に1週間後に迫っている状況。

ジュリアナからの手紙が届くも、ジョーとの関係を疑って「どうでもいいよ」と投げやりなフランクと、「彼女は裏切ってないよ、何か理由があるはずだ」とどこまでも聖人なエド

なりふり構わなくなったやさぐれフランクは、チルダンと絡んでいるとより一層やべージャンキーのように見えてきます。

チルダンにだけはいつもだいぶ横柄なフランクと、フランクに振り回されっぱなしなチルダンが出てくるシーンは大体アタリです。面白い。

今回は店の奥の居住ゾーンにズカズカ踏み込まれた挙句、フランクが勝手に呼んだ『我々を窮地に陥れたあの助手』のエドまでやって来て自宅で模造品を造る事が預かり知らない所で決まっていた哀れなチルダ(笑)

まあ詐欺にノリノリな男ですし、このぐらいでめげない事は分かっているのでこの先もどんどん振り回されて欲しいものです。

道具を取りに戻ったフランクは、自宅に放火され憲兵隊が荷物を押収している場面に出くわします。

呆然としているとレミュエルに呼ばれ、ゲイリーの元へ連れて行かれるとそこでカレンの死を知る事に。もちろんジュリアナがそこに関与していた事も、全員を裏切ってフィルムをジョーに渡した上に敵国ナチス帝国に亡命した事も教えられるフランク。

この状況はフランクからすればどう見ても恋人が他の男に心変わりしての裏切り行為にしか見えませんが、フランクはここであっさりレジスタンスに流されません。根の優しさと愛情があるからか、ジュリアナを責める事はせずレジスタンスにも協力はしないと突っぱねますが、ゆくゆくは関わっていく事になるんだろうなぁ…。

 

保護施設の申請に来て順番を待っていたジュリアナは、ブエノスアイレスから亡命して来たらしいスーツのしがないおっさん〈エクトル〉に話しかけられ、生粋のアーリア人なのかうんぬんと尋ねられます。

嫌な予感がしつつも順番が来てみれば「服を脱いで先生を待つように」と言われ人種特定のためにあらゆる身体測定を受けさせられる事に。

その後、薄暗い尋問室に通され〈レーダー少佐〉からレジスタンスやジョーとの取調べを受けたジュリアナは、最後にノートとペンを渡されて「妹が死んだ日から2週間の行動を一つ残らずすべて書け」と命じられました。

 

ジュリアナが亡命した事で、木戸警部はアーノルドとアンの家に聞き込みをしに訪れます。

もちろんレジスタンスの発砲事件にもジュリアナが関係していた事は特定済みで、この家に来たか、逃亡の手引きをしたかと追及が。

ここでようやく娘の亡命を知る事になった二人も思いもよらない事態に狼狽えながら、「ジュリアナは『高い城の男』にフィルムを見せられたせいで動揺しており…」と話したアーノルド。

ジュリアナが『高い城の男』と接触したとあれば、これまで以上に重要参考人として憲兵隊に追われる事となり、木戸の目の色も変わりました。

日本政府はジュリアナの引き渡しを申請しており、スミス大将からも取調べを受けたジュリアナでしたが、2年前の事故で骨盤を骨折しているらしく、レーダー少佐から「保護するのは子供を産める者だ」と言われてしまいます。難民の保護もレーベンスボルン計画の一環なのでしょうかね。

スミス大将は「君は恩人だ、一時的に保護する」と約束してくれます。まだジュリアナと『高い城の男』との接触を知らないナチス側も、日本やレジスタンスが追っている人間という時点でみすみす渡すわけにはいかないと考えるのが当然でしょう。

安全のために〈ジュリア・ミルズ〉という新しい名前と身分を与えられたジュリアナに、住居の用意と当面の生活費まで面倒を見てくれるというスミス大将はその見返りに何でも良いから『高い城の男』の情報が欲しいと話すのでした。

ヘレンから独身寮に案内されたジュリアナは、想像以上に清潔で整然とした設備や至れり尽くせりな環境に驚きますが、その裏に垣間見えるガチガチの統制社会や、プライバシーの無さも薄々感じ取っているようです。いかにも盗聴とか盗撮がされてそうな部屋でした。

 

ベルリンの首相官邸で開かれたパーティーに招かれたジョーは、諜報部“アプヴェーア”の〈シュミット上級大佐から話しかけられます。

ジョーの報告書を読んだと言うシュミットから「漁船の黒人との交渉の場面は実に痛快だった、秀逸だね」と上機嫌に言われ、改めて自分はこちら側の人間ではないと実感したジョー。

そんなジョーに近づくのは謎の美女〈ニコール・ドーマー〉

 

模造品を製作するために作業中のフランクは、『グラティテュード・ヌードルズ 午後4時 サラ』と書かれた紙切れを受け取りました。

店に行くと、見知らぬレジスタンスらしき女〈サラ〉がやって来て、ジュリアナが逃げた時に憲兵が殺された報復に、無実の人々が逮捕されていると話を聞かされます。

フランクにしてみれば「知ったこっちゃない」の一言ですが、自分の恋人の起こした事件で無実の人間が大勢死んでもいいのなら来なくていい、と言われてしまっては無視出来ないのがフランクなのです。

店外で彼女と落ち合うと、「銃撃戦の後すぐ逃げるから待機してて」と想像以上に物騒な事を言われるフランク。またジュリアナのせいでおかしな事に巻き込まれるフランク(笑)

クリーニング店に踏み込み、従業員を連行するため問答無用でバスに乗せて行く憲兵隊。

レミュエル達を含むレジスタンスが守備良くバスを奪取しますが、キーが刺さっておらず、捜すのに手間取っていると、一人隠れていた憲兵が居て銃を突きつけられるサラ。

銃声を聞いて待機していたフランクが様子を伺うとピンチに陥っており、近くに殺された憲兵の銃が落ちているのを目にすると静かに背後から近付きます。

おいおい、撃てるのかよ〜と心配になりましたが、躊躇いなく一発当てた事で、恨みが爆発したかのように倒れた憲兵容赦無く弾丸をぶち込みまくるフランク。これにはゲイリーもご満悦。

 

ジュリアナは難なくジョーの住所をゲットし、自宅を訪ねるも、入り口でリタと鉢合わせます。どうやら微妙に一方通行気味のジョーへの気持ちを持っているリタはジュリアナが名乗る前からジョーが関わっていた女だと気付いたようで敵対心剥き出し

ジョーがベルリンに居ることや、父親がナチスのトップに近い大物だからジョーもいずれはそうなると話したり、最終的には「遊ばれたのね、かわいそうに」と言い放ちジュリアナはまんまと大ダメージを受けてしまいました。

 

トーマスを自ら手にかけるつもりで湖に連れ出したスミス大将ですが、青春真っ盛りで将来に希望を持つ息子を殺せるはずもなく…翌日アドラー先生を待ち伏せて口封じのためこちらを暗殺してしまいました。いや、まあでも一番スミス大将っぽいカタのつけ方かもしれません。

遺体はそのまま放置でいいのかとか、カルテの始末は大丈夫かとか色々気になりますが、一線を越えてしまったスミス大将は今後どうするつもりなのでしょう。

 

一般市民を巻き添えにしてしまう計画を変更して、濃縮ウランの運搬には専用車両を使うとした田上大臣でしたが、これが小野田将軍の逆鱗に触れ、厳しく詰め寄られると先の案を承認する他道が無くなってしまいました。

無念の思いで判子をつくと、亡き妻の遺影を手に瞑想に入る田上大臣。

琴道が第六感で異変に気付き襖を開くとそこに田上大臣の姿はなく、床には遺影が落ちておりました。

忽然と消えてしまった田上大臣はまたパラレルワールドに飛んでしまった、と。

前回はなんか知らん間に帰ってきておりましたがそんな簡単に行き来できるものなの?

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▼次回、エピソード4

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