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海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語 シーズン7 2話クリスマススペシャル後編 ネタバレ感想

Call the Midwife: Series Seven [Regions 2,4]

第2話 クリスマススペシャル後編

あらすじ

シーラは、アンシアの古い診察記録を見つける。それにより、アンシアもひどい虐待を受けていたことが明らかになる。 トレーラーでは、リンダの赤ちゃんが産声を上げない。ヴァレリーが人工呼吸を試みるも、全く反応がない。

ネタバレ感想

職場復帰したシーラがジュリエンヌの相談を受けて、古い記録の中からアンシアの医療記録を見つけ出してくれました。

最初の診察は1941年でアンシアがまだ15歳の頃ですが、家出済みの54年の時点で送られた手紙に住所の記載があり、里親申請しようとしていた事や、結婚して〈アンシア・スウィーティング〉に姓が変わった事なども分かります。個人情報保護法に則った今の時代からは考えられない話です。

父親の死を知らせるべきだと話すジュリエンヌにシーラが戸惑いを見せたのは、アンシアの最後の診察記録が、たった15歳で妊娠3ヶ月だっただけでなく、そんな彼女に対する虐待があった事を裏付けるような内容だったので当然かもしれません。

同じくメイベルの記録も調べてみると、『診察の翌日に公衆トイレに這っていく夫人の姿を目撃した』と隣人からの通報を受けて医師が駆け付けたところ、目のアザと肋骨の骨折が見られた、と書かれてありました。

 

産まれて来たリンダの息子はやはり産声を上げる事が叶わなかったようです。

当事者のリンダとセルウィンはもちろんのこと、助産婦として勤務し始めてまだ日の浅いヴァレリーに走る動揺も相当なものだった事が窺えました。

しかしここからクリスマスの奇跡が起こります。

ヴァレリーが鞄に入れてノンナートゥス・ハウスに新生児の遺体を持ち帰っていると、なんと鞄の中から赤ん坊の鳴き声が。

どうやら、呼吸の浅さと心拍の遅さで誤診があったものの赤ん坊はしっかり生きており、セルウィンが「赤ん坊が寒いといけないから」と持たせてくれた湯たんぽを一緒に入れていたおかげで極寒の中でも体温は正常に保たれていたのです。

悲しみのどん底だったリンダ達の前に再登場した元気な赤ん坊はまさに救世主のようでした。

 

ほっこりした空気で良かった良かった、と和みましたが、ここからはまた一悶着ありそうなアンシアに会いに行ったシスター・ジュリエンヌのパートです。

アンシアは30人以上の里子を引き取っているだけでなく、自身も4人目を妊娠中で、それらは全て自分に手を上げレイプしてきた父親に対する憎しみが原動力になっているのだとか。

アンシアが家出したというのもそもそも嘘で、診察を受けた次の日に父に追い出された自分を母親も止める事すらしなかったと両親双方に対する恨みが深いのかと思えば、自分も殴られ他に選択肢がなかった母親のに関しては心のどこかでそれほど憎んでいないのかも、と話します。

それでも葬儀に出るつもりは毛頭ない様子のアンシア。そりゃそうですよね。

 

トムは、生き延びた赤ん坊を抱くリンダとセルウィンを見て愛の形を学び、支え合うことさえ出来ればどこにいても関係ない、と6ヶ月間の赴任を決意し、地域住民への置き土産にパントマイムのイベントと高齢者へのパーティーを企画します。

ここで長年の蟠りを乗り越えてアンシアがメイベルに孫の顔を見せに来て、母娘の再会が叶うというあたりがコール・ザ・ミッドワイフならではの暖かさでした。

バーバラとトムがしばらく不在になるのは寂しいなぁ。

 

積雪の影響でミルクの配達が滞った状態に誰も彼もが嘆いたり、仕舞いには暴動に近い騒ぎになったりするところに、英国人にとっていかにミルクの存在が重要かを垣間見ました。

確かにイギリスと言えばお茶の時間を大切にしていてロイヤルなミルクティーが美味しい印象が強いです。この時代の場合子供達の栄養源という面でもなおさら生活に切っては切り離せないものだったのでしょう。

Call the Midwife [ Jennifer Wort]

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▼次回、エピソード3

axxi.hatenablog.com

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