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海外ドラマ≫≫The Man in the High Castle 高い城の男 シーズン4 4話ネタバレ感想

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エピソード4『ジュリアナ、戻る』“Happy Trails

あらすじ

ジョンとヘレンはヒムラーとその妻を夕食に招く。そこにはベルリンからの新たな脅威、ゴーツマン大将も同席した。ジュリアナは自分の世界へ戻り、“汚染区域”と呼ばれる所に留まる。木戸は将軍から皇太子妃に背くように強いられる。とらわれの身のアベンゼンは、“高い城”のフィルムから、新たな話を語る。

ネタバレ感想

かの有名なタイトルネタバレ『城之内 死す』に通ずるものがある邦題がついております。

というか、前シーズンのラストから丸々3話も帰っていないジュリアナに驚きですけどね。1年以上別世界で暮らして何かしらの不具合が出ないものなのでしょうか

ジュリアナが瞑想で飛んだのは原爆投下後の荒廃した立ち入り禁止地区で、元いた世界とも違うように感じるのですが、なんせ『ジュリアナ、戻る』なので空白の1年の間に世界が変わり果てていた、的な?

相変わらず手段を選ばないジュリアナは躊躇なく自分を連行したナチスの腕章をつけた男を殴り倒してご丁寧に指紋まで拭いて脱出しますが、焦りのせいか詰めが甘く、最後にドアノブをガッツリ素手で触った事には気がついておりません。

ジュリアナが捕らえられたのはナショナル・モールと呼ばれる場所で、部下からジュリアナを殺そうとしたところアチラの世界のジョン・スミスの抵抗に遭い、彼を殺して死体を隠蔽した複雑な報告を受けたばかりのスミス元帥の元に、「ナショナル・モールのドアノブからジュリアナ・クレインの指紋が採取されました」と報告が入ります。

ジュリアナの名はレジスタンス界隈では有名らしく、汚染区域のパン屋に逃げ込みドル札を出したところ、偽札を持ったナチスのスパイだと疑われ、いくら「私の名前はジュリアナ・クレインよ」と言っても「ジュリアナ・クレインは一年前捕まった、帝国の牢獄は脱出不可能だ」と信じてもらえません。

ここでワイアットを勝手に保証人にする通常運行のジュリアナがこちらの世界に戻った目的は「スミスを殺すため」だそうです。

 

憲兵隊の威厳を守るために、当時アリバイがあったはずの黒人を田上大臣の暗殺犯に仕立て上げ捜査を打ち切りにさせていた矢守総督ですが、BCRに殺された森田将軍には命の恩人と言っていいほどの借りがあったそうです。

森田将軍の死に憤る矢守は、競売会場で起きたテロに海軍将校の猪口提督が関与していると疑いを持ち、本来高官の調査はしない事になっているにも関わらず、猪口提督に監視をつけて報告するようにと木戸警部に極秘命令を下しました。

その監視役として指名されたのが木戸警部の部下でもある〈飯島大尉〉で、猪口提督の調査結果を報告しに来た飯島にやけに親切に接する木戸警部には違和感しかありません。

木戸警部が話し始めたのは、田上大臣の捜査に関する真相で、決定的な証拠が出たにも関わらず、不都合が生じたのだとか。なんと凶器の挿弾子から採取された指紋の一部は飯島大尉のものだったらしく、カマをかけているのか、なんなのか、木戸警部、恐ろし過ぎる。

突然笑い出し「大丈夫だ、矢守提督から全てを聞いて不利な証拠は改ざん済みだ あえて伝えたのは次はより注意深く自分の痕跡を消してもらうためだ」と言えば「次はもっと慎重に事に当たります」とその場を立ち去った飯島大尉。

しかしこれはやはりカマかけで、田上大臣の事件の捜査結果には『凶器から指紋は検出されず』の文言が。ひー。

やたらと捜査の打ち切りを指示していたのは、矢守総督自らが息のかかった飯島に命じた暗殺だったからなのですね。そりゃ調べられると都合悪いですわ。

 

狙撃されたヒムラーは回復しているし、〈ゴーツマン大将〉という新たな将校の挑発的な言動も気になる上に、ヒムラーの妻〈マルガレーテ〉はヘレンの忠誠心を疑い、姑の如く粗探しして陥れようとしています。

夕食会で、夫婦共々ヒムラー達はスミス元帥を始め、一家もろとも切り捨てようとしている事を肌で感じ取り、一刻も早く打開策が必要となって来ました。

スミス元帥は捕らえているアベンゼンを呼び出し、「実験を観察する者の存在自体が影響し、その実験の結果そのものを変えてしまうという仮説は本当か?」と問います。

ベンゼンによれば「何も変えずに旅できる者など存在するわけがない」との事で、一度時の旅人として世界を越えてしまえば、それはつまり元いた世界そのものを変えてしまう事に繋がる、と。

どうやら現状を打破するため、スミス元帥自身が装置を使って世界を越えるつもりのよう。行き先と目的は極秘にしておりますが、行き先はもちろん、ついこないだまでジュリアナが逃げ込んでいた世界で、部下の手によりもう一人の自分が殺され『ジョン・スミス』という枠に空きが出来たあの世界です。

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▼次回、エピソード5

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