エピソード8『母と子の時間』“Sorry”
あらすじ
レベッカはフィラデルフィアのランダルを訪ねる。ベスはデジャからの要求に困る。ケヴィンは自身に疑いを抱く。
ネタバレ感想
キャシディの夫婦関係を修復するはずが逆に壊すような事をしてどう言うつもりだ、「恥を知れ」と珍しくニックからキツイ物言いをされたケヴィンは、ニックの姿に父ジャックの姿が重なります。
それからずっと閉じこもりっぱなしで、ついにはニックがコーヒーを持ってトレーラーに訪ねて来るという立場逆転状態。
しかしケヴィンはそこにおらず、あるのは散らかり切って荒んだ部屋と置き去りにされた携帯だけ。慌てたニックは初めて自分からキャシディに連絡を取りました。
『壊し屋』と言われた事が相当こたえたのか、絶対に飲んでいるだろうと思いましたが、意外にもケヴィンがバーで飲んだくれていたのはアルコールではなくソーダで、その代わり店の客に喧嘩を売るという違う方面での落ちぶれ方をしております。
事もあろうに俳優が好感度を下げるようなマネをするに留まらず顔にアザまで作るなんて自暴自棄の極みです。
それ以前にこの日はニックの証人審問の日で、飲んでいなかったのは良かったものの、ニックの人柄を証言するために呼ばれているケヴィンが顔にアザだらけというのはかなり心証が悪い。
キャシディは、アザを隠すメイクをしてやりながら「私の離婚はあなたのせいじゃない、あなたに出会う前に私が壊したの」とケヴィンを落ち着かせます。既に離婚届を書き終えており、前に進もうとしているようですが、ということはつまりもしかしてケヴィンとの関係も新たに続けていくとかあるんでしょうかね?
肝心の審問ではハラハラする場面もありましたが、ニックの大更生の甲斐あって二年間の起訴猶予を貰えるという結果に。いやぁ、ほんと大更生ですよ、大更生。あのニックが自身が病気で人を寄せつけたくなかったと認め、甥っ子への感謝の気持ちを述べるまでになるだなんて。感動モノです。
審問を終えた三人は、マティとライアンがいつも習い事の帰りに寄るダイナーの前まで来ました。受け入れられるか否か、それによって離婚届を渡すかどうかという人生最大の選択を迫られるキャシディに発破をかけて送り出したケヴィンとニック。
ケヴィンに「妻に近づくな」と威嚇するだけあって案の定ライアンはキャシディがテーブルにつくことを受け入れ、その光景を見守る二人も少しは安心できる結果になったようです。
いつも母親の顔色や少しの変化を見逃さず観察して、自分に出来る最大限の力を使ってレベッカを陰から支えていたランダル。
ランダルとレベッカは昔からある意味で親子というより恋人同士みたいな関係性にも見えるんですよね。
どうやらフィラデルフィア観光の最中に度々あったランダルのレベッカを見る心配そうな目は、いち早く母親の認知症の兆候を感じ取ったものだったようです。
デジャとマリクのお家デートを監視するベスは、二人がちょっとした口論になり、どうやらデジャが何か隠し事をしているようだと分かると気になってしかたありません。
マリクを問い詰めた結果、デジャは「母親と会いたい」と話していて、ランダルとベスにはそれを一度言ったのにスルーされてそれ以来言い出さないでいるよう。
確かにショウナと会いたいと言っていたベスに思い当たる節があり、デジャがそこまで思い詰めていると思わず「忙しかったから…」と驚くベスですが、マリクから選挙に引っ越し、ダンススタジオと両親はそれぞれに色々してたのだからどこかで会える時間はあったはず、と痛いところを突かれました。
デジャに謝りにいき、その場で訪問の日を決めようとすると、デジャから「感謝祭の日に家に呼びたいの」と申し出が。
どんどんマリクの真っ直ぐさが出てきて、そりゃベスも30秒だけ目を離す宣言しますわ(笑)
ケヴィンはフィラデルフィアでの感謝祭ディナーにニックを誘い、デジャは母親を呼びたいと話し、次回の感謝祭エピソードは大人数で少なからず気まずさもある濃い内容になりそうです。
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