エピソード4『小さな目撃者』“Calculated Risk”
あらすじ
巨大エネルギー会社の女性財務責任者が殺され、ドンとメーガンは捜査を開始する。被害者は法廷で内部告発の証言をする予定だった。事件の唯一の目撃者として、被害者の息子が残される。
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 <トク選BOX> [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
今回の事件
証券詐欺で倒産した大手エネルギー会社、シンテル社の財務責任者であり、検察側の証人となって内部告発をした張本人〈ルシンダ・シェイ〉が自宅で殺されます。
事件解決の方程式
膨大な数に登る容疑者を絞り込むため、まずは殺人の動機を探るため不正経理を再分析。
唯一の目撃者となったシェイの息子〈ダニエル〉を引き取れる親族が見つからず、劣悪な環境の施設に送られる事になればますます口を閉ざしてしまうと心配したドン。
自身と同じく母親を亡くした少年に対する同情も大きかったのか、なんとダニエルを連れて父の元を訪ね、少しの間世話をして欲しいと頼みました。
今まさに裁判中のシンテル社の破綻で、大損をした人物の恨みによる犯行、利益を得た者が金を守ろうとしての犯行、真逆ながらそれぞれに動機が成立するのでとにかく容疑者の数が多すぎて難航しております。
チャーリーの分析の結果、シンテル社における最大のビジネスだった先物取引で常に完璧な読みをしている5人のトレーダーたちが居たと発覚。
常に完璧など有り得るはずがなく、将来の価格を予測したのではなく操作していた事になります。
先物取引は合法なだけに、検事も気付かなかったこのイカサマ。シェイは会計システムの設計者だったからこそこの不正に気付き、口封じに殺されたのです。
5人のトレーダーを捜査しようとするも、どれも存在しない人物で、その5人を雇っていたのが同一人物だったという記録から犯人逮捕に繋がりました。
怪しいとマークされていた会長ではなく、その息子〈マルコム〉による3億ドルもの横領、そして6000人の失業と一人の母親の死亡。
逮捕されてもなお反省のカケラも見えない胸糞野郎でしたが、事件は解決し、ダニエルも心臓病を患って迎えには来られない祖母が飛行機の手配をして引き取る意思は見せてくれたので施設行きは免れ、丸くおさまりました。
ドンとダニエルの年の差を超えたしばしの友情と、そんな二人のやりとりを微笑ましく見守りつつも茶化す父と弟の関係が相変わらず最高でした。
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▼次回、エピソード5