![NUMB3RS ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 Vol.1(第1話、第2話) [レンタル落ち]](https://m.media-amazon.com/images/I/51t8kCo6D9L._SL500_.jpg "NUMB3RS ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 Vol.1(第1話、第2話) [レンタル落ち]")
エピソード18『イラク人女性弁護士』“All's Fair”
あらすじ
イラク人女性の殺人事件を捜査するドンは、被害者のいとこに協力を求める。やがて事件とサダム･フセインとの関連が明るみに出る。
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン2 ＜トク選BOX＞ [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
超人的な頭脳で浮世離れしていそうなものですが、チャーリーもなんやかんやと人並みに恋愛してきてるのですね。
今回は元カノで神経科学者の〈スーザン・ベリー〉が『エクスタシーの神経学』なる著書の宣伝でロンドンからやってくるらしく、大学での朗読会で再会が待っているそう。
どんな変わり者かと思えば、予想外のブロンド美女で、アミタに分析の人集めをさせておいて自分は甘い言葉で元カノをディナーに誘うチャーリーはちゃっかりしとります(笑)
今回の事件
イスラム女性の人権に関する番組に出演予定だったイラク人女性弁護士〈サイーダ・カファジ〉が喉から脊椎までを切り裂かれ亡くなる事件が起こりました。
事件解決の方程式
雷の落下地点などを予測する『ロジスティック回帰モデル』を事件に応用して、犯人の可能性の高い人物を絞り込みます。
“平和と正義のための女性連合”がスポンサーについていた被害者は、過激派の指導者から目をつけられ命を狙われていた人物らしく、明らかにプロの手口な犯行からしてもただの通り魔では無さそうです。
共に調査をする事になった移民税関捜査局の〈アラウィ捜査官〉によれば、被害者と対立関係にあったシーア派過激派の〈アルバドル〉が関与している可能性が高く、ロサンゼルスのモスクにおける導師はアルバドルや過激派と親密な関係だとか。
現場に残された靴跡も、発見された凶器のナイフもどちらもがアメリカ軍のものだと発覚。
被害者の米国での滞在先でもあったいとこ〈ナズリーン〉に話を聞くと、怯えながらも「バスラでの事件の訴追のため軍に協力してた」とサイーダと米軍の関係を明かします。
ナズリーンに数週間前届いた手紙には「バスラからアメリカ兵の護衛と渡米する」と綴られており、軍の人間が犯人である可能性も高まってきました。
元軍人のコルビーが軍時代の友人に掛け合って、サイーダと同日にイラクのバスラを発っていた〈ジョセフ・カーンズ中尉〉が、殺害の当日から無許可離隊しているとの情報をゲット。
チャーリーが呑気に自宅デートを楽しんでいる間、ラリーはコルビーに手を貸してやり、現場に残された靴跡の沈み方から、靴跡の持ち主である犯人像がカーンズの身長体重には見合わないという計算結果に頭を悩ませております。
プールに入って頭を休ませるラリーでしたが、そこで突然のヒラメキが。犯人は歩き方の癖からくる左右の足の長さに違いがあるらしく、そうなってくると犯人は軍には入隊出来ない人物で、カーンズはハメられたようです。
再度ナズリーンに詰問すると、サイーダとカーンズは仕事で出会い恋に落ち、秘密の結婚をしていたそう。
非ムスリムとの結婚は許されることではなく、娘がムスリムではない男と結婚すれば家族も除け者にされる事実からして彼女の親がアメリカに居る同士を使って娘を殺された説が浮上してきました。名誉殺人で我が子まで手にかける事が想定されるとは…とんでもない閉鎖社会です。
しかし実際には2人の結婚はまだバレていなかったよう。
妻の敵討ちのために潜伏しているであろうカーンズを捜し出し話を聞くと、何百人もレイプしてきたある指導者の息子の被害者の1人がサイーダで、皆が泣き寝入りする中彼女だけは軍事裁判で証言する気で、今回の渡米も宣誓証言のためだったそうです。
レイプ犯は、フセインの息子の部下である共和国防衛隊の〈カリ・カッシム〉で、アメリカにいるカリのいとこの〈サミ・カッシム〉がサイーダを殺した犯人だと証言が得られました。
それが知られた所でイスラムの仲間はカッシムを庇うだろうという事は分かりきっており、ナズリーンからレイプの件を導師に話して教義に背く行いがあった事を伝えようとしますが、「女性の訴えを聞き入れて男を引き渡すわけがない」とナズリーン。
しかしナズリーンもサイーダに負けず劣らず強気な女性で、「私がサイーダの追悼式でカッシムの悪事を公表し辱める事で犯人を誘き出すわ」と。
厳戒態勢の中モスクに着いたナズリーンですが、人混みに紛れて犯人の男に撃たれてしまいます。
ナズリーンはFBIが仕込んでおいた防弾チョッキで大きな怪我はなく、逃げようとした犯人はメーガンに銃を向け、その場で射殺されました。
チャーリーはスーザンと一夜を共にし、ロンドンに住む彼女といつでも会えるようにとケンブリッジ大学からのオファーを受けようとまでしますが、スーザンには付き合い始めて数ヶ月の恋人が居たようです。
チャーリーは意外と振り回され体質なのでしょうか？ハマったら一直線というのはある意味研究者らしいのかもしれません。
父と兄の前では強がるところも含めて、やはりこの家族の関係性は微笑ましい。
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▼次回、エピソード19
