エピソード12『カルト集団の家系図』“Nine Wives”
あらすじ
ある女性が失踪するという事件が起きる。FBIに指名手配されたのは、女性と関係のあった一夫多妻主義者だった。
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン3 <トク選BOX> [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
今回の事件
カルト教祖で指名手配犯でもある〈アブナー・ストーン〉による誘拐と暴行で失神していた女性〈ジョセフィン・カートランド〉が道端で救出されます。
容疑者の教祖を12年追っているという州捜査局の〈レイチェル・ウィレンズ〉によると、“使徒の聖者会”の指導者ストーンは一夫多妻主義者で、信者の家族、財産、性生活の全てを支配しており、逆らう者には追放か死を与える絶対的な存在だそうです。73番目の妻て…。
放課後に拉致されるも、 ボーイフレンドの〈リー・ブレイディ〉の家へ逃げ出したジョセフィン。しかし居場所がバレてまた連れ戻され、今度は車で1時間ほど走った場所にある砂漠のトレーラーに監禁されていたようです。
そこから逃げ切った山道や体力、天候などの環境を考慮してチャーリーが算出した場所の中からそれらしきトレーラーが衛生画像に映っていました。
コルビーが部隊を率いて踏み込もうとすると、扉を開けた瞬間に爆発。
どうやら開けるとショットガンが発砲される仕組みの罠が仕掛けられており、ジョセフィンが逃げた事からすぐに場所を変えたよう。
現場に残された紙くずと毛布に記された地図のような暗号が次の手掛かりになりそうです。
ジョセフィンの父親は娘を結婚させる事に反対して町を出るも、それがきっかけで殺されてしまい、邪魔者が居なくなって逃亡先のカナダからわざわざ戻ってきているストーン。
娘の居場所を教えて差し出したのは母親の〈エマニュエリン〉だったようで、レイプされて命からがら逃げて来た14歳の娘に対して「預言者の妻になれるのよ…!」とは相当に洗脳されております。
アミタとのハーバードへの週末ドライブを引き返し、しまいには学会を返上してまでトレーラーから出た地図らしき暗号を解こうと家へ帰るとアランがミリーを連れ込んでいるではありませんか(笑)
農務省の仕事をしていたとかで、ミリーが一発で牛の交配図か何かだと見抜き、ライトの方程式を使って近親交配の割合である近交係数を導き出します。だてに学部長じゃないのです。
ストーンの近交係数は42%となり、実に高い数値のため劣勢遺伝子が多過ぎて子供が出来にくいことまで分かりました。
非近親者が相手なら確率は変わってくるので、劣勢遺伝子を持っていないジョセフィンが狙われたのです。
次に狙われるのはジョセフィンの姉妹になるそうですが、異母姉妹が大勢いるそうです。まったく、どうなってんだ。
エマニュエリンが夫以外の子を産まされていたとすれば、この街にまだ見ぬ妹が居る可能性もあり、突然失踪したエマニュエリンはその子の居場所へ案内させられているのかもしれません。
別で家系図を調べていたアミタは、エマニュエリンとジョセフィンの父親が同じで、母娘は姉妹でもあるというトンデモ事実に辿り着きます。
なんとウィレンズ捜査官も元教団の人間で、13歳の時60代の男と結婚させられた過去を持つそう。
ストーンが信者達とポッドキャストを通してやり取りしている事が分かり、発信元を特定。
複数の信者が集められた小屋を包囲するも、何の躊躇いもなく銃を撃ってきてウィレンズに被弾してしまいます。
すぐに駆け付けた応援部隊によって回収されますが、ドンに病院へ向かうよう指示されても物凄い剣幕で「あいつを逮捕するために全人生を捧げてきた!」とまで言われてしまうとドンも納得するほかありません。
平和的な解決を提案しようが向こうはやる気まんまんで、ついに突入が目前となりますが、小屋の中では窮地に立たされた者たちのいざこざが。
怯んだ男は容赦なく撃ち殺すだけに留まらず、信者に応戦を指示すると、ガスを漏らしてランタンの火力を調節し、自分だけはエマニュエリンを人質にして投降してきたストーン。
ストーンの背後で中に居た信者達は小屋もろとも大爆発に巻き込まれてしまうという悲惨な終わり方でした。
この男は…当然死刑でしょうねぇ。
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▼次回、エピソード13