エピソード14『暗殺者集団の目的』“Take Out”
あらすじ
ロサンゼルスの高級レストランを狙った連続強盗事件が発生。殺人事件に発展したことでドンのチームが捜査に乗り出す。
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン3 <トク選BOX> [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
チャーリーを良い感じに利用して寄付集めしているミリーですが、ドンからの連絡でパーティーを抜けていくチャーリーを引き留めるのは無駄だと分かったのか「事件ね」と送り出してやるあたりだいぶ寛容になっています。
それどころか、新聞記事からチャーリーがどの事件に着手したのかまで読み解き、必要になりそうな資料まで用意して持ってきてくれるほど協力的に。その分広告塔としてチャーリーは貢献せねばなりませんな。
今回の事件
覆面に防弾チョッキの2人組で高級レストランを10分ほどで襲い、毎回客の財布と携帯だけを奪っていたという連続強盗犯がまた犯行を重ねます。
今回は潜入していた警官2人が対峙するも、客として紛れていた仲間に撃たれて死亡。
懐かしのシーズン1第2話でチャーリーが連続銀行強盗犯の次の現場を予測していましたが、あの時と同じように次の犯行に使われそうなレストラン探しを命じられます。
事件解決の方程式
脅威マトリックスを使ってこれまでの強盗事件から似たような店を絞り、更に構造や逃走経路へのアクセスも条件に加えて最後に、これまで被害に遭った8店がロスのレストランガイドで93%以上の高スコアを獲得していた事から裕福な客が集まるレベルの高い店を条件にして絞り込み。
チャーリーが算出したレストランで張り込みをしている最中に、別のレストランで強盗事件が起こり、また1人犠牲者が出てしまいました。
どうやら、犯人を1班と想定していたのがミスだったようで、犯人は2班で連携して動いており襲撃時は別行動しているらしいのです。
それを踏まえて今度こそ待ち伏せ作戦は成功し、犯人グループを捕らえますが、尋問に対する訓練を受けているらしく、デビッドとドンの質問に対して誰一人反応を見せません。その上情報機関のどこにも記録がない幽霊のような存在です。
今回の逮捕で変数が変わり、さすがのチャーリーでも別働隊の捕獲にはお手上げ状態。
手詰まり状態の中、犯人達が使っていた車から情報を辿り、去年までメキシコ軍で憲兵隊の大佐をしていたという〈ベルナンド・インファンテ〉の存在が浮上しました。
ベルナンドを連行して取り調べると、犯人グループはメキシコの暗殺団らしく、かつてベルナンドは優秀な兵士を育てる事が任務だと割り切って彼らを指導していたと言います。
とある村を女子供関係なく殺して壊滅状態にした暗殺団ですが、その事件から3人の子供が生還しており、彼らの顔を見た事で引き渡しを要求されるもそれを拒んでロスに逃したベルナンド。
暗殺団はベルナンドを追ってロスまで来るも、殺してしまえば子供達の行方は闇の中に消えるため監視しながら現金集めのために連続強盗をしていたのです。
暗殺団の資金係と思わしき弁護士の〈ルイス・サラザール〉の自宅に乗り込むも、既に殺された後。
逮捕済みの女性の素性が割れ、結婚した相手の元軍人と、それぞれ2班を夫婦で指揮していた事が分かります。
そして、野放しになっている方の犯人グループ達は小学校を襲って無関係な子供達も含めて皆殺しにする気だと発覚。
大胆な車体アタックで駆け付けたFBIの手で子供達の惨殺は防がれるも、闇雲に連射した銃弾が子供達を逃がそうとしたベルナンドに被弾。
これまた複雑な最後でしたが、ベルナンドとしては暗殺団を育て上げてしまった自責の念があって、罪滅ぼしの意味合いでも子供達を守り切れたのなら本望だったと思いたい。
シーズン3の第2話…ドンの闇がかなり露呈していたクリスタル射殺の一件で、FBIからドンにセラピーを受けるようお達しがあったようですね。
確かに相手はロクでもない無差別殺人犯で捜査官のメーガンを拉致監禁した上、最後には手榴弾片手に封鎖網に突っ込んで来ていたので、判断が遅れていれば大勢の捜査官が巻き込まれていたのは間違いないのですが、狙撃手のエジャートンより先に容赦無くクリスタルを撃ち殺したあの時のドンは完全に私情が絡んだ復讐に燃える男と化していたような。
セラピーに否定的だったドンも、今回の事件の解決と共に自分の銃に対する危うい気持ちに気がついたらしく自らセラピストのところに足を運びました。
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▼次回、エピソード15