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海外ドラマ≫≫NUMB3RS NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル シーズン4 3話ネタバレ感想

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エピソード3『スピードの代償』“Velocity”

あらすじ

配属決定を待つコルビー。ドンたちは、ティーンエージャーの運転する車が暴走してカフェに突っ込んだ事件を捜査する。この事故で1名が死亡、多数の負傷者が出ていたが…。

ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル シーズン4 <トク選BOX> [ ロブ・モロー ]

ネタバレ感想

今回の事件

事故車のパーツを使った暴走盗難車が死亡1人、負傷者8人の被害を出す大事故を起こします。

運転していた〈カイル・クリッパード〉17歳も意識不明の重体で取調べも出来ませんが、ストリートレースをしていた事は間違いなさそう。

搬送先で担当した医師からは、事故で鎖骨と肋骨を骨折している他に、左顔面と頭部に蹴られたようなひどい傷痕があり、事故の目撃者の酷い怒りを買った事が予想されます。

事件現場近くのスピードカメラは同じ場所のものばかり6回も壊されていて、恐らく公道でのレースを隠すため。

 

チームからの疎外感、特にかつて相棒だったデビッドからはあからさまに避けられているコルビーが捨て犬のように見えて来ました。

極秘任務をやり遂げFBIから表彰された英雄でありながら「スパイではなく普通の捜査官としてやり直したい、チームに戻りたい」という本音が虚しく響きます。

デビッドと張り込みに行こうとしても気を回したドンが交代するものですからロクに腹を割って話すことも出来ません。

ただ、張り込みの成果はしっかり出ていて、スピードカメラを壊しに来た〈アーニー・フラー〉を現行犯で取り押さえたドンとコルビー。

 

事件解決の方程式

 

機械工学の〈レイ・ガラスキ博士〉の協力で分析ソフトを使って軌跡から事故が故意のものか過失かを判断します。

 

チャーリーとレイの計算によれば車は事故当時120キロほど重かったはずなのです。

すぐにFBIに伝えるとフロントグリル部分に溶接の跡があり、隙間には3年前の未解決ひき逃げ事故の被害者〈カウフマン夫妻〉と一致する毛髪と血痕が付着。当時14歳のカイルは容疑者から外れます。

そして、3年前の事故車のグリルが今回の事故車に付いていたのは偶然な訳がなく、3年前のひき逃げもレース中に起こった事故なのでしょう。

レースで使うリミテッドスリップデフ“LSD”は、通常のデフギアと違って高速でカーブに入りドリフトさせて曲がる仕様になっており、中でも今回の事故車に搭載されていたウルトラロック“UL”は売っている場所が限られるレアなものだそうです。そしてレイは数少ないその場所を知っている、と。

そのツテからカイルが間違いなくウルトラロックを購入していた事が分かりましたが、どうも犯人像とは程遠い人柄の青年だったようで腑に落ちません。

コルビーがネット上に上がっていた事故動画を調べていると、何と今回の事故現場に居合わせ近距離で動画撮影していたと思われる映像を発見します。すぐに撮影者を連行して、ネットに上がっているものより長い元動画を検証すると、事故を起こした車のトランクから這いずりながら出てきたカイルの姿がバッチリ映っていました。トランクに入るのは新入りが助手席に座るための通過儀式なんだとか。

運転手も映っていて、アミタの画像解析ソフトを使ったところパーツ店の〈フランク・フィッシャー〉だと分かりますが、少し前まで勾留していたのに今朝釈放してしまった様子。

ただ、カイルとフランクを足しても120キロには到底及ばず、この数値は他の何らかの力、つまりレースで走っていた別の車と接触した抵抗による力が働いていたのでは?という仮説が生まれます。

フランクには3年前のひき逃げ事故の際のアリバイがあり、交換されたグリルが真犯人に迫る手掛かりになりそうです。

 

捜査協力に消極的だったラリーも、学者魂に火がついたのかどうしても気になったカイルの顔につけられた靴跡の資料を見にFBIオフィスまで出向いてくれます。

特殊な計算を使って靴跡の一部から全体を推測するらしく、部分的にしかなく照合が難しかった捜査に希望の光が見えて来ました。

 

各方面からトントン拍子に捜査が進み、3年前のひき逃げ事故を起こした運転手〈ロバート・ローエル〉を逮捕。ボビーと呼ばれて配達をしていた男ですね。

事故の後、車をバラしてパーツを売った際の7000ドルを被害者夫妻の教会に寄付し、命日には毎月墓に花を手向け、今でも毎日懺悔をしに教会へ通っているほどに罪悪感を持っていたローエルは、今回のひき逃げ時に現場に居合わせます。

悲惨な事故を起こした運転手がカイルだと勘違いしたままに怒りを爆発させ、殺しかけるほどに蹴り付けたという自白も取れました。

自分でも怒りの制御が効かない事に対する恐れがあるらしく、本人が自分のしでかした事で相当苦しんでいる事も見て取れるのでなんとも調子の狂う終焉です。

 

DCからのオファーを断り、「できればチームに残って働きたい」とドンに判断を委ねるコルビー。

デビッドはと言うと、一度はアカデミー送りにされたコルビーの私物から、15の時に亡くした父親の形見でもあるルアーが無くなっている事を又聞きして見つけ出してこっそりコルビーのデスクに括り付けています(笑)

ここ最近のデビッドは誰よりも乙女で…デビッドもコルビーもどんどん好きにならざるを得ない。

デビッドの様子に気が付いたコルビーも、その視線に気付いて言い訳もせずその場を離れるデビッドも、ある意味でお互いの信頼感あってこそだよなぁ…とニヤリと出来ました。

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▼次回、エピソード4

axxi.hatenablog.com

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