第4話
あらすじ
好きなことを我慢する四旬節、フレッドの家や修道院の玄関先で牛乳が盗まれる。シスター・モニカの提案で、隠れて見張るフレッド。犯人は、売春婦で妊娠中のティナだった。未受診だと言うティナに、シスター・ジュリエンヌは、ターナー先生の診察を勧める。
ネタバレ感想
皆が節制を強いられる四旬節の時期に牛乳泥棒が多発。シスター・モニカの提案で張り込みをしているところに現れた牛乳泥棒〈ティナ・アトキンズ〉は未受診の妊婦だったことが判明。
臨月のお腹を抱えながら工場に働きに出続ける〈ラバーン・ブルマー〉は、まだ幼い娘の〈ジリアン〉を母〈フローリー〉に託す日々。しかし、明らかに調子が悪そうなフローリーは自分でも分からぬままにジリアンを1人家に残したまま頼まれた買い物に出てしまい警察沙汰に。
ジリアンを助け出したと思えば、ウルフ巡査部長が心臓発作を引き起こし救急車で運ばれるも、居合わせたヴァレリーの的確な対処のおかげか大事には至らず。
フローリーは成人型糖尿病だと診断され、更に黄疸まで出て肝硬変の症状がある様子。
「何かを見落としている」とターナー医師が文献を読みまくり肝臓病の専門医とも話し合った結果、ヘモクロマトーシスという体内の鉄分が過剰になる先天性の病気だと分かりました。
長くはかかるものの治療方針が定まり、娘夫婦の協力的な姿勢でフローリーさんは大丈夫そう。ラバーンも無事に2人目を出産して先行きは好調です。
波止場の売春宿ダベントリー・ハウスで生計を立てているティナは、プライドの高さからか息をするように綺麗事で固めた嘘をついておりますが、〈マーニー〉と〈レニー〉という2人の子がおり何度も育児放棄しているという状況でした。産院に入院させても他の患者とトラブルを起こしたり検査を拒んだりで、シスター・ジュリエンヌの心配をよそについには無断で抜け出して流産してしまうという悲しい結末に。
2人の子供達も正式に養子先が決まり、生活も上向いた気配はありませんが、シスター・ジュリエンヌはこれまでボランティア活動に精を出しすぎて難色を示す気配まであったトリクシーにティナの福祉支援を託したのでした。
ウルフ巡査部長がヒギンズさんと良い仲になってしまった事でどこか複雑な表情も見せていたフィリスでしたが、予後があまり良くないことでヒギンズさんとの関係を踏み出すことを諦めたウルフ巡査部長と、その決断にショックを隠し切れないヒギンズさんの双方にフォローを入れる配慮はやはりさすが。
こんなに頼れる大正義な人物もなかなかいないのでフィリスには何かと報われてほしいものです。
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▼次回、エピソード5