EPISODE 1 ウィンターフェル Winterfell
あらすじ
第1話『ウィンターフェル』…ドスラク族や穢れなき軍団、ドラゴンを従えたジョンとデナーリスがウィンターフェルに到着。デナーリスに忠誠を誓ったジョンに、サンサと北部諸王は反発を露わにする。一方、キングズ・ランディングにはゴールデン・カンパニーを率いたユーロンが到着し、ドラゴンの撃から逃れたトアマンドらは、ホワイト・ウォーカーの仕業らしき死体を発見する。そんな矢先、ジョンは自らの出生の真実を知る。
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ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 DVD コンプリート・ボックス [ エミリア・クラーク ]
ネタバレ感想
最終章は賛否両論の『否』がかなり多いという情報だけはどこかで見たまま放置してしまい、1年以上ぶりの視聴になったゲースロ。かなりの部分を忘れてしまっておりますが、序盤からデナーリスのドヤ顔だけは健在なのが見受けられます。
最終章らしく、ジョンと同盟を結んだデナーリス率いる軍勢が北部のウィンターフェルに足を踏み入れるところで主要人物が次々と出てきていますが、あれ?このキャラは生きていたっけな?このキャラは何故ここに…?と、やはり詳細をほとんど失念してしまっています。こういう事が度々起こるから、海外ドラマはややこしい話ほど一気見に限るんですよね。
ジョンを見て顔を綻ばせるアリアと、すっかり残念とも言える成長を遂げてしまったブランを確認して熱い抱擁を交わすジョンの2組の仲良し幼馴染の再会があります。
ウィンターフェルの公女サンサは相変わらず品格があって気高い。デナーリスが可愛らし過ぎて2人が並ぶ引きの映像になると、ターガリエンの女王が霞んで見えてしまいました。
挨拶もそこそこにブランは能力を使って見た、遠い地で起きた戦況を言い当てて1人オカルト寄りな人間みたいになっております(笑)
〈アンバー〉というまだ幼い美少年はどこの誰でしたっけ?
馬と馬車を与えられ、「最後の炉端城“ラスト・ハース”へ戻り、人々をここに連れて来なさい」とのサンサから命じられました。
冥夜の守人“ナイツ・ウォッチ”という響きがそもそも懐かし過ぎて震えますが、アンバー公の領土の人々を呼び寄せると共に、ナイツ・ウォッチにも使い鴉が送られ、最後の戦いに備えての人員確保が急がれます。
「ラニスター軍も間もなく加勢する」というティリオンの発言で、ラニスターとは敵同士とも言える立ち位置の北部勢には不信感に溢れたどよめきが。
しかし、もはや死者と生者の生き残りを賭けた戦いなので、同じ生者間で争っていても意味の無いような現状なのです。
デナーリスと共に引き連れて来たドスラク人、穢れなき軍団“アンサリード”、2頭のドラゴンまでやって来て、ただでさえ冬を乗り切るのに苦労するウィンターフェルでは、現実的な食糧問題も。サンサはデナーリスをあまり信用していない顔付きですし、ここでも一悶着起きるのでしょうか。
もはや俗世への未練を断ち切りグレードアップしたアリアはジョンの前に姿を見せないのかとも思いましたが、しっかり再会し人間らしく幼い頃の面影の残る笑顔で抱擁を交わしたアリアとジョンにホッとします。
そういえば『針“ニードル”』はジョンとの絆でしたね。
グレイジョイ家の跡継ぎでもあり、シオンの姉のヤーラを捕らえたまま鉄水軍で〈ストリックランド船長〉と王都に辿り着いたユーロン。
命知らずなユーロンは懲りずにサーセイに言い寄り、ついに念願叶った様子。「戦いの後」と言い切っていたサーセイがユーロンに応じたあたり、世継ぎの為に利用した感じでしょうか?
傭兵のブロンに裏切り者の弟達を始末するようサーセイからの依頼があったようですが、ブロンにジェイミーやティリオンが殺せるとは思いません。
そうこうしているうちに、ヘタレのシオンがヤーラを助けに来たようで、一度は姉を見捨てて逃げた弟に頭突きという正義の鉄槌が下されましたがこれでおあいこになり、姉弟の絆が見えました。
ユーロンが王都に滞在している間に鉄諸島を取り返そうと動くヤーラ。シオンは「我が女王に従う」と言いますが、家族同然で育って来たスターク家のためにウィンターフェルへ向かいたいという気持ちは筒抜けでヤーラから「行け、奴らをぶっ殺せ」と送り出されました。
すっかり忠義を尽くす男みたいになっておりますが、初期シオンの糞みたいな人間性は忘れられません。
ドラゴンに乗ってお空のお散歩を決め込むジョンとデナーリスのカップルには、性格的にどこか違和感があるものの絵になる華やかさがあります。しかし根暗で奥手っぽいジョンにはやっぱりイグリットだったよなー…という気持ちが。実生活でも結ばれておりますしね。
その関係性もあってか、デナーリスに否定的なサンサとジョンの間にも見え隠れし始める多少の亀裂。
ジョラーを助けたサムには、デナーリスから相応の報奨が与えられることになり、「ご迷惑でなければ、シタデルから何冊かの本を盗んだ事と、ターリー家に代々伝わる剣を持ち出した事への恩赦を与えて下さい」と申し出があり、ここでようやくサムがターリー家の人間だと気が付いたデナーリス。
忠誠を誓わなかった事で処刑したサムの父親と弟について気まずい報告があり、まさかドラゴンで焼き殺されたとまでは聞かなかったものの、激しく動揺したサムでしたが、ブランから「ジョンが信用しているのは君だ、真実を伝える時が来た」と、厄介ごとを託されました。
ジョンとの再会の余韻も束の間、デナーリスがサムの家族を処刑したという事実、そしてジョンこそが七王国の王で、リアナ・スタークとレイガー・ターガリエンの血を引く息子なのだと明かします。
「君は“鉄の玉座”の真の後継者、エイゴン・ターガリエンなんだ」と衝撃発表がありますが、ジョンからすれば敬愛していた父親であるネッド・スタークに嘘をつかれていた事実、そして愛が芽生え始めたデナーリスと実は血族だったという事実は受け入れ難いもの。
そして、夜の王からの警告でアンバーの少年が殺されているのが発見され、蘇った少年は躊躇いなく燃やされるえらく可哀想な最期を遂げたのでした…。
ラストではジェイミーが信じられない表情でブランを見つめる様子が映り、この2人はどんな因縁だったかな…?としばらく考えましたが、もしや1章の1話でサーセイとの禁断の情事を目撃してしまったブランが、ジェイミーに窓から突き落とされるというとんでもない掴みがあったあれ以来死んだと思い込んでいたままでしたっけ?そりゃあ、あの表情も納得です。
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▼次回、エピソード2