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エピソード20『最大の危機』“The Fifth Man”

あらすじ

FBIチームが押し入り強盗事件を捜査中、ドンが刺されて重体に。刺したのはチャーリーが方程式で割り出せなかった5人目の男だった。ゲスト出演:マイケル・ガストン(『FRINGE/フリンジ』)。

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ネタバレ感想

今回の事件

7日間で7軒が襲われる押し込み強盗が起こり、市警からの要請で犯人の特徴や手口を分析するようドンに頼まれていたチャーリー。

事件解決の方程式

 

利得行列を使って手口を、偽の通報に関してはボロノイ分割でパターンを分析してホットゾーンを見つけたうえでプロファイリングから犯行グループの人数を導き出します。

 

今回の事件概要がロクに把握できていないうちに銃撃戦が起こりなんとドンが刺されて搬送されるという事態に。

認知発現理論に関する新たな思考に夢中になった結果、自身に任された仕事を疎かにして第5の男を予測できなかったせいでドンが病院送りになったと自責の念に駆られるチャーリー。

しかし今はアミタと協力して、ウェーブレット解析で現場に残された不完全な指紋を再現する任務をこなす他ありません。

再現された指紋が犯罪者のデータと一致しなかった事で対象範囲を拡げてみたところ、犯罪とは無縁そうな31歳の化学教師〈トム・カルドゥム〉に行き当たりました。

さっそく話を聞きに行くと、昨夜のアリバイとして「恋人に会いにシェバオットヒルズへ行った」という証言で乗り切ろうとしますが、デビッドのカマ掛けが成功して途端に逃亡を始めたトムをコルビーは逃しません。

 

ドンは肺虚脱を起こす重症ながらも処置が間に合い手術は成功に終わります。

しかし家族がその朗報を受けている間にも心停止に陥り油断出来ない状況が続いており心配です。この24時間がヤマだとか。

ドンが重体という事もあってか、珍しく熱くなり規則を逸脱するコルビーの姿が印象的です。

 

カルドゥムは、行方不明の投資顧問〈アレッシ〉について取り調べを受けてたそうで、強盗の被害者8組全員がアレッシの顧客という見逃せない共通点が。顧客の資金洗浄をしていた事も分かり、アレッシもただただ被害者なわけではなさそう。

憔悴しているチャーリーですが、アレッシの顧客データから次の被害者を予測するため、多属性合成モデルで共通点を探る事に。

 

ドンが被害に遭った際に出てきた第5の男の存在は強盗目的ではなくターゲットであり、いずれの場所でも18ヶ月以内に屋根裏や地下、離れを補強改築して避難用のパニックルームを作っていた方が分かってきます。

つまりドンを刺したのは強盗犯ではなく逃亡者で、アレッシの客は資金洗浄だけでなくこの第5の男を隠していたのです。

アレッシの顧客で、強盗被害者でもある夫婦を取調べたところ、戦時中にセルビア民族浄化を指揮した〈スロボダン・ラドビッチ〉が第5の男の正体で、戦犯容疑で捕まる前に逃亡し、貸金庫に何かを隠していたラドビッチをアレッシが匿っていた、と。

ラドビッチが民族浄化をした村はカルドゥムやその仲間達の故郷で、目的は金ではなく復讐だとも分かりました。

 

チャーリーが暴走するというのは案の定ミスリードで、貸金庫に預けていたダイヤをアレッシの使いのフリをして取りに行くチャーリーが囮となって、申し合わせて包囲を固めていたFBIがラドビッチを確保。

無事に目覚めたドンは、生死を彷徨ったとは思えない回復の速さで1週間後には職場復帰だとか(笑)

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▼次回、エピソード21

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