エピソード9『最強の詐欺師』“Con Job”
あらすじ
昨年発生したバスジャック事件と全く同じ手口の事件が再び発生し、犯人の3人組が身代金1600万ドルをせしめ逃亡。ドンは前回の首謀者で服役中のバックリーを疑うが、バックリーははぐらかすだけ。
ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル ファイナル・シーズン [ ロブ・モロー ]
ネタバレ感想
今回の事件
バスジャック事件を起こしてチャーリーに追い詰められた詐欺師〈ジョン・バックリー〉が使ったのと同じ手口の犯行が起き、服役中のバックリーを取調べるも、減刑を要求するバックリーの駆け引きが上手です。
バックリーのハッタリかと思われた次の犯行予告は的中し、宝石店に人質を取って立て篭もったバスジャックと同じ犯人グループ達。
やむを得ずバックリーの要求を飲んで、IPカメラが乗っ取られている事でチャーリーとアミタにも応援が要請されます。
刑務所内でバックリーが犯行計画を話した同房の元囚人で今回の主犯は〈レン・マダックス〉だと判明。
バックリーからのヒントで、犯人が要求している小型ジェットは目眩しで、本当の脱出経路は地下を想定しているはずだと踏むと、その道の専門家でもあるアランに下水道周辺の分析を頼みます。エプス家とFBIは完全なる癒着関係です。
順調に犯人達を追い詰めていたはずが、ここまでの状況全てが計画のうちで、FBIが突入した頃には建物や鏡を使ったトリックで差し入れさせたファストフード店のスタッフに成りすまして既に外に逃げられていた後。
マダックス達はバックリーを拉致し、車のトランクに押し込まれたバックリーからSOSの連絡が来ますが後回し感が凄い(笑)
警備会社の通話記録によると、IPカメラ担当の〈ローラ・サッコ〉とマダックスにやり取りがあったそうで、このミスコン美女が女スパイな可能性も。
話を聞きに行くと、なんとローラではなく同僚の〈ギル〉が火遊びをした結果脅されていただかなんだか。
先のバスジャックで得た1600万ドルの資金洗浄のために取引所でプログラムごと操作していたという大胆な手口。
しかし、解析ソフトの保存先は資金洗浄プログラムと同じという凡ミスのせいで回収したIPカメラの中に仕込まれていたメモリーで資金の追跡は容易に。
ローラが受け取り人となりダイヤに交換する手筈が整っていた事もあって、やはりミス・モロベイも加担していた模様。
マダックスはローラを裏切りナイフを突き付けているところにFBIが突撃して2人とも逮捕。
そういえばすっかり忘れていたバックリーの行方ですが、やはり全ては天才詐欺師の手の平の上の計画だった訳で、唯一バックリーを疑っていたドンも最後にはまんまと出し抜かれ笑みさえ溢すほど。
裏切りを悟ったローラから聞き出した滞在先へ急行するも、マダックスと女スパイを利用したバックリーは、現金をダイヤに換金する際の手数料を奪ってさっさとトンズラした後でした。
ご丁寧にエプス家へのおふざけ満載なディナーを用意し、逃亡先からテレビ電話まで掛けてくる始末で、どこか憎めないのは暴力的な行為には一切手を染めない頭の良いやり口だからでしょうか?
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▼次回、エピソード10