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海外ドラマ≫≫NUMB3RS NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル ファイナル・シーズン 11話ネタバレ感想

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エピソード11『ミリオネアの確率』“Scratch”

あらすじ

クラッチ式のくじカードだけを全て奪っていく連続強盗事件が発生する。8件目で射殺された犯人の1人ピーターソンは、かつて宝くじで大当たりしたが賞金を使い果たしカネに困っていた男だった。

ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル ファイナル・シーズン  [ ロブ・モロー ]

ネタバレ感想

今回の事件

既に8軒の店舗を襲った4人組の宝くじ強盗が入り、コンビニ店主による反撃で死亡者が出ました。

宝くじ委員会の〈ボイド・キーン〉によれば犯人達の狙いは52種あるスクラッチくじの1つ、その名も“人生逆転宝くじ”だと。

 

現場で撃たれて死亡したのは、去年宝くじで15万ドルを当てた“前歴”を持つ〈ウェイン・ピーターソン〉

 

銃まで使って1万枚ものスクラッチを盗んだ犯人達ですが、もちろんそんな大規模な事件になれば換金が差し止められる事は想定内でしょうに何が目的なのか…。

宝くじ犯罪を専門とする捜査官までいるらしく、宝くじ委員会から派遣されてきた〈ナンシー・ハケット〉はチャーリーと同じく数学的手法を使った分析がお得意なよう。

ロックマン教授の移動ネットワークを使ってパターン確立をしていたハケット捜査官に、同志を見つけたと言わんばかりのチャーリーはやや興奮気味気味です。

 

『当選者の会』で講義をするスーパーロトの当選者スコット・ウィルソンの息子〈ザック〉が無駄にフューチャーされていて何やら怪しい。

死亡したピーターソンも当選者の会に参加しておりましたが、そこへ来る以前に狂った金の使い方をして当選金をほぼ使い切っていたそう。

スコットが紹介した当選者専門の資産アドバイザー〈サラ・ルイス〉を訪ねて話を聞きますが、宝くじの犠牲者とも呼べる計画性の無い人間が大半なのだとか。

 

不審車の報告を市警が調べたところ、偽名で現金払いをしたレンタカーで、なんと後部座席には山のように人生逆転宝くじが積まれていました。1万枚の宝くじは全て削られた後で、相当な根気のいる作業のわりに得られる利益とリスクは見合っていないように思えます。

 

チャーリーは、父親がスクラッチを削っているところを見て、犯人の目的が当たりではなくくじに書かれたシリアルコードの情報だと気が付きました。

当選の有無、そして当選額はコンピューターで算出し乱数列をコードにしてシリアル番号で決めているらしいのですが、完璧な乱数列を算出するのは不可能というコードの脆弱性を逆手に取り、コードを解読するために必要となってくる膨大な情報は1万枚の盗んだくじで事足りてしまうのです。

 

1万枚から抜かれていた7枚のくじを監禁しようとして通報されたのはやはりザックで、FBIウーマン2人の手で拘束。

破産しているらしい父親ウィルソンがこの盗まれたくじを持っていた可能性が高まりますが、さてどうでしょう。

ウィルソンとピーターソンに共通する、当選者の会の参加者かつ破産した人間を探してみると〈カール・グレアム〉〈レイモンド・ブラウン〉に行き着き、2人ともが強盗の後失踪しているというクロっぷり。

ザックが未成年で拘束するには親に話をつける必要があるという点を利用して揺さぶりをかけると、ウィルソンは自分のせいで重罪犯に仕立て上げられそうな息子を庇うために自白します。

ウェインには金を取り戻すコネがあり、自分や他の2人にはどの店をいつ襲うかしか知らされていなかった、と。

グレアムとブラウンが失踪中と聞いて、首謀者のウェインが死んでも未だに強盗を続ける気だと話すウィルソンから次の現場を聞き出し呆気なく逮捕。

 

それにしても、シリアル番号が分かったら当該のロットを捜せばいいわけですが、ハケット捜査官曰く最高のアクセス許可を要する極秘情報に当たるので内部の者の犯行だとか。いやぁ…あのおじさんの顔がチラつきますなぁ。

チラついたボイドがFBIを引き連れて来てハケットが逮捕されますが、『ハケットのパスワードでログインして当たりくじの納入先を強盗前に調べていた』という事実だけで何故こうも頑なにFBI勢が「疑いの余地はない」とまで確信してしまうのでしょうか(笑)

犯人ならなおさら自分のパスワードは使わないでしょうに。

ドンが偶然気が付くまでハケットがログインしたとされる日時に、彼女が飛行機を逃した影響で上空1万メートルのところにおり、到底アクセスは不可能とアリバイが確認されなかったのも仕事が遅過ぎる(笑)

そこでようやくボイドが裏で糸を引いている事に気が付き責めると、あっさり取引に持ち込んだボイドはFBIが求めるコードの解読係なる人物について情報提供しました。

やはりというかなんというか、強盗達をクライアントに持っていたあの資産アドバイザーの女性サラが破産者に目をつけてデータを集めていたようです。

証拠品の500万ドルになるスクラッチくじはどうなるのでしょうね。宝くじは確率的に大博打と分かっていながら、何故こうも人を惹きつけるロマンがあるのか…。

ついつい買ってもいない宝くじの1等当選金の使い道を考えてしまいました。

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▼次回、エピソード12

axxi.hatenablog.com

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