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エピソード6『決断と結果』“Not Fake”
あらすじ
ショーン、クレア、ジャレッドがERで深夜勤務中、結婚式の送迎バスの横転事故で、20人以上の負傷者が運び込まれる。激しく大腿骨を損傷していたマルコを担当したショーンは、足を切断するしかないと判断するが、クレアの発案で3Dプリンターを使いチタンの大腿骨を作ることに。しかし、前例がないため、マルコの両親はリスクを案じて切断を選ぶ。今回の式でマルコの妻になるはずだったソニアは、大腿骨の交換を主張する。
ネタバレ感想
結婚式場へ向かう途中のバスが事故を起こし、乗客20数名が搬送されてきて総動員で対応に追われる聖ボナベントゥラ病院。
挙式の主役だった〈ソニア〉と〈マルコ〉ですが、マルコは大腿骨が折れ膝から下の血流がないという深刻な状態。
骨は粉々で修復できず切断しかないとメレンデス医師から聞かされ泣き崩れる家族に対し、足を失う事に比べれば命が助かる方がいいに決まっているのにと不思議がるショーン。
クレアの提案で足を残す大胆な手法が見出されるも、命を失う可能性があると聞けばマルコの両親は反対。妻になるソニアは可能性に懸けて足を残して欲しいと懇願するも、まだ挙式前だった事もあって意識のないマルコに代わる委任の権利はまだ実の親にある状況。
両親からの要望で足の切断手術が行われるはずが、完全に結婚前の私情が入っていそうなジェシカが差し止めを要求し、判事に両親とソニアのどちらの意見を尊重するか判断を委ねる事に。
結果としては大人になってからのマルコをより知っているのはソニアの方だとなり、義骨を適用した手術が行われ、神経も無事でマルコは命も足も救われたのです。
3Dプリンターで作ったチタン製の大腿骨を嵌め込むというリスクを伴う再建方法や、熱傷の酷い女性患者の爛れた皮膚にピラティアの皮を移植するという治験段階の処置など、切迫した状況の中での新たな試みにはハラハラさせられました。
2人の処置が難しい患者を救ったジャレッドとショーンに対し、完璧な非常時対応を見せたかと思われたクレアは凡ミスとも言える失態で救えたかもしれない命を失わせてしまいました。
人命を左右する医師にとって初めての失敗というのはさぞ記憶にこびり付くものなのでしょう。
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