グッド・ドクター名医の条件≫≫THE GOOD DOCTOR タイトルシーズン1　7話ネタバレ感想

エピソード7『22歩』“22 Steps”

あらすじ

自閉症の若者リアムが、降りるバス停を間違えてパニックになり、転んで額にけがをして運び込まれる。ショーンの対応でリアムは落ち着くが、黄疸と発熱があったため、検査したところ胆道に瘢痕が見つかる。リアムはじっとしていられないためMRI検査が行えず、診断のためにはリスクを伴う腹腔鏡検査を行わざるを得なくなるが、リアムはやはりパニックを起こしてしまう。

ネタバレ感想

自身のミスで患者を亡くしてしまったクレアの動揺が心配な状況です。

自閉症のショーンは自分と同じ自閉症の判別がすぐにつき、お互いに同じ自閉症だということは分かるものなのですね。

停留所を間違えてパニックを起こして転び、額から血を流しながら運び込まれた〈リアム〉が触られるのを嫌がっていると気付いて的確に指示を出して対処したショーン。

傷への処置は済むも、発熱と黄疸があり腹部にも筋性防御が見られるエヴァンには胆石が疑われますが、検査の結果見立て違いで内視鏡が通らないほどに肥厚している胆道瘢痕が見つかります。

怯えてMRIが撮れないリアムに対して、リスクの高い試験的腹腔鏡を行うことになりましたが、飲んでいるサプリが原因の免疫異常で腸に炎症が起きていると気付き腹腔鏡は必要なくなりました。

ところが、ショーンのおかげで診断がつき、リアムを落ち着かせたショーンにも感謝しているはずの両親でしたが、なんと本人の目の前で「マーフィー先生は手術に参加させないで」と自閉症の医師による手術を拒んできたのです。これにはさすがのメレンデスもカチンときている様子。激怒するアーロンに発破をかけられ両親に対しショーンを全面擁護し、リアム自身もショーンの手術を望んだことで、初めてオペ室でメスを持ったシーンは感慨深いものすら感じます。

それもつかの間になにやらヤバい蜂巣が見つかり手術は予定外の緊急的なものに。無事成功したら現金なもので両親はショーンに礼を言ってきつめのハグまで。

自分たちの息子が自閉症で過保護に育てているからこその偏見もあるのでしょうが、ショーンの存在をきっかけにこちらの親子関係も多少は変わってきそうな気配です。

親の愛情を受けなかった、という点で以外にもショーンとジャレッドには共通点があったよう。ジャレッドは裕福な家庭のボンボンには違いないものの、乳母に育てられただけではなく両親に半分捨てられたという複雑な過去がありました。

共通点違いですが、今回ペースメーカーの新調を拒否して姿を眩ませながらもジャレッドと絆を深めた〈グレン〉は最終的にもやはり治療を拒否する選択を取り、静かな最期を担当医として見送ったジャレッドと、同じく自身の患者を亡くしたクレアも『患者を亡くす』という同じ気持ちが分かり合えるからこその支え合いの関係に…。

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