エピソード1『別れと再会』“Hello”
あらすじ
グラスマンに代わり、新院長に就任したアンドリュースからコミュニケーション能力について指摘を受けたショーン。ジャレッドと担当する移動診療所で、ホームレスの患者たちと積極的に交流するよう試みる。一方、クレアや他のレジデントたちも、それぞれに与えられた課題に取り組みながら、切磋琢磨する。
ネタバレ感想
ショーンを雇うにあたり、「彼が力を発揮できなければ私も院長の職を辞そう」と発言していたグラスマン院長は、ショーンが自らの医療ミスを報告した事でやはりアンドリュース外科部長にその座を奪われたようですね。
その辺りの泥沼劇みたいなものはドラマに差し込んでこないあたりで、地味に上がって来ていたアンドリュースの株をそこまで暴落させずに済んだ結果となっております。
院長の発言があった会議では、ショーン自身も解雇される事となっていましたが、それは無く、もはや病院全体が彼の医療に関する知識や能力に関しては疑っていないといったところ。
ただし、病院に残りたければ壊滅的なコミュニケーションを鍛えるようにと評価を受けたショーン。
レズニックに紹介してもらったデンバーの病院に移るため今日が最後になるジャレッドと2人で病院のボランティアプログラムにあたる移動診療所を担当させられます。
それに引き換え、優等生チームのクレア、レズニック、アレックスはメレンデスの下で心臓の異所性移植という興味深い手術を補佐できる事に。
〈メラニー〉の受ける難しい手術に息子の〈エリオット〉は不安が大きい様子です。
メレンデス医師の担当する患者でありながら、担当医に知らせる事もなく、手術の資金集めのためにメラニー親子と話し合い記者会見までセッティングしていたアンドリュース新院長。
メラニーに動脈瘤が見つかり手術は無理かと思われましたが、研修医勢がテフロングラフトの応用案を使う方法を考案。これには自身の顔が潰れずに済むアンドリュースもご満悦顔。
結局この手術は敢行され、メレンデス医師はポスト外科部長に大きく前進し、アンドリュースも記者会見で大々的にこの手術を発表して話題の新院長となり、クレアも隙あらばライバルを蹴落とそうとするモーガンに負けず、積極的な自己主張が出来始めているしで誰もがプラスの結果に。
アーロンは院長の座を追われる前に腫瘍を専門とする女医の〈ブレイズ先生〉を呼び戻しており、患者として一日がかりの検査を受けて結果を待たねばならず、これまで医師として動いていたはずが逆の立場になってちょっと皮肉な感じです。
ジャレッドは統合失調症の気があるホームレスの〈ハリー〉に対し、髄膜炎を疑って病院に連れて来ますが、検査結果は陰性。
勝手な行動でアンドリュースにこっぴどく責められるも、ショーンが後に視覚と運動の協調ができないのは脳腫瘍があるからだと閃きます。
ハリーを探しに行った先で、テントの中から〈エドワード・A・トーマス〉のIDを見つけ、ハリーの本当の身分が分かったショーン。
自分の神経症は一生の付き合いになるけれど、ハリーの腫瘍は切除さえすれば本来のエドワードに戻れる、という説得はショーン自身複雑な感情があることでしょう。
またしてもショーンを巻き込んで勝手な行動に出たとジャレッドを責め立てたアンドリュース新院長でしたが、ハリーのMRIを撮ると実際に腫瘍が確認され、ジャレッドとショーンはお手柄です。
身元が判明した事で呼び出された妻の〈メアリー〉と娘の〈ハンナ〉の前で、かつての自分を取り戻して目覚めたエドワード。
ジャレッドには何らかの救済処置が取られて残留するものかと思っておりましたが本当に行ってしまうのですね。
別れは間違いで「行かないで」と気持ちを言葉にしたクレアに対し、「別れは辛いけれど間違いじゃない」と前へ進む意思表示をして別々よ道へと踏み出したジャレッド。
しかし、別れがあれば再会もあり。
リアのご帰還に胸が高鳴るエピソードラストでした。
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