『第1話』“Episode 1”
あらすじ
ジョー・ホーキンスは妻に黙って最新の高機能ロボット“シンス”を購入し「アニータ」と命名する。しかし、おかしな行動をするアニータに妻のローラは不信感を拭えない。一方、レオは数週間前に盗まれたシンスの捜索を開始。ミリカン博士は息子同然の旧型シンス「オディ」を廃棄できずにいた。
ネタバレ感想
『アップロード』のシーズン2を早々に見終わってしまい、海外ドラマ難民に。
見たい見たいと思いながらウォッチリストに詰んでいるドラマは山ほどあるのですが、ここからどれを選ぶかに悩むのです。
スニーキーピートと迷いましたが、とりあえず話数も少なく完結していて、コメディタッチと言えど近未来SF脳になっているうちに、とヒューマンズに決まり。勝手にAmazon originalかと思っていましたが違うんですね。というか2015年の作品という事に驚きです。わりと新しいシリーズだと認識していましたが、想像以上に長い年月をかけて詰んでいたようです。
〈ジョセフ・ホーキンス“ジョー”〉は、すべての家事動作をインストール済みの人型ロボットを購入。
仕事で不在がちの妻〈ローラ〉は、子供達の教育に良くないとロボット反対派を貫いているようですが、ロボットを〈アニータ〉と名付けた末娘〈ソフィー〉も彼女のことをかなり気に入っているようで、とりあえず返品は様子見という事に。
長女〈マティー〉も長男〈トビー〉もそれぞれ反抗期、思春期バリバリという感じですが、特にマティーは父親よりも母親との折り合いが悪い様子。
時は5週間前に遡り、森でキャンプをしていたところ、複数名の仲間を連れ去られ途方に暮れる青年〈レオ〉の姿が。
人攫いの結果として元人間がロボットにされているのかと思いましたが、そもそもは“シンス”と呼ばれるロボットで、改造したシンスを売買する闇市場が横行しているようですね。
自身の所持していたシンスを取り返すため闇業者の〈サイラス・カペック〉を探すレオ。
そして、この世界ではもはや福祉士が健康管理の目的で独居老人のために新型ロボットを斡旋するのが普通なようです。
新型ロボット〈ベラ〉を引き連れ〈リンジー〉が訪ねたのは、やや堅物そうな爺さん〈ジョージ・ミリカン博士〉の邸宅。
妻〈メアリー〉に先立たれた博士は、息子代わりでもある旧式のシンス〈オディ〉をよほど可愛がっているようで、見るからに壊れかけの彼をクローゼットに匿っておりました。リンジーに見つかると問答無用で廃棄・交換になるのでしょう。
ホーキンス家で仕事をするアニータですが、完璧に家事をこなしても気味の悪さは凄まじいですね(笑)
愛想笑いのやめ時は学習が必要としても、眠る末娘を扉の外からジッと見つめる姿は反対派のローラじゃなくても末恐ろしいものを感じます。
話はレオパートに戻り、なんと普通のシンスは感情を持たず、所有者に対してウソをつけないはずが、農園に売り飛ばされ奴隷の如く労働をさせられている〈フレッド〉は、まるで人間のように新しい所有者を欺こうとし、携帯を使いこなしてレオと連絡を取り合い逃げ出す計画まで立てております。どう見てもカタギではない農場主でしたが、農園は裏稼業なのか…?
企みがバレてしまい、逃げようとしたフレッドはアッサリ捕まってしまいました。
連れている仲間〈マックス〉とのやりとりからして、〈ミア〉はアニータの事で、彼らは皆特別なシンスだったのでしょう。
ということは、アニータは今ただのシンスを装っているだけなのか、それとも記憶や特性をリセットされて売りに出されたのか。
シンスはアングラな雰囲気の店で売春をさせられる事もあるようで、その中の一人〈ニスカ〉も正体を隠して感情のないシンスを演じるレオの仲間です。彼らは逃亡計画を立てていますが、何がどうして感情のあるロボットが生まれたのか、唯一生身の人間ながら特別なシンスを率いて逃がそうとしているレオは何者なのか。
ごく普通だったシンスに意識を持たせ、『命のある機械を作ること』を目指した〈デビッド・エルスター〉とは一体…。
1話目から気になる事ばかりで掴みはバッチリ。
わざとじゃないとは言え、スーパーで人間の店員に危害を加えたオディはセキュリティに強制終了させられ、警部補〈カレン・ヴォス〉と、シンス事件を担当する巡査部長〈ドラモンド〉まで現場に急行してきます。
廃棄命令を出されたオディをせめて自らの手で壊そうとしますが、メアリーとの思い出を語るオディをどうしても処分できないミリカン博士。
家族が寝た後には外に出るなというローラの命令を無視して眠るソフィーを抱き抱えて外へ出たアニータ。どこへ行くのでしょうか。
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▼次回、エピソード2