何かとサバイバル。

洋画と海外ドラマ B級グルメがすき。

海外ドラマ≫≫The Wilds ザ・ワイルズ  ~孤島に残された少女たち~ シーズン2 6話ネタバレ感想

f:id:axxi:20220503025840j:image

エピソード6『46日目/26日目』

あらすじ

少年たちは蛮行を振るったとされる人物をシェルターから追放。しかし、その人物に情けをかけるかどうかの対応で意見が衝突する。アイバンの過去の行動は、自らの人生や周りの人間に大きな影響を与えるものだった。少女たちの島では、リアが幻覚に襲われるようになり、マーサは過去の記憶が残酷なかたちでよみがえる。

ネタバレ感想

改めてキリンのスクールカーストが最上位過ぎます(笑)

 

急激に寒くなってきた島で火が弱まっている事に気づいた少年達は、ジョシュが持ってきていたはずのライターが無くなっている事に気がつきます。

すぐに追放したセスが持ち出したのだと気付くと憤るキリンと自分の中で処理し切れない怒りの感情を半ば八つ当たりのようにセスに向けるアイバンを筆頭に同じ島の中に一人きりのセスの元へ。

キリンは問答無用でセスを蹴り付け、ライターを見つけて取り返すまではまだ許せましたが、恨みをぶつけるように砂をかけ暴言を吐き、極寒の中唯一の暖を取れる手段だった焚き火の火まで消してしまうジョシュ。

危うく窒息死するほど締め上げていたキリンもその場を離れますが、成り行きを見ていた他の面々にはどう考えてもやり過ぎな行為に釈然としないものが。

大人しくしてれば良いものを、自身の暴力を自慢するジョシュも絶妙に腹が立つイキり具合で、当初からセスに特別な絆を感じていたラフは、ついに水の入ったボトルと食糧を持って1人セスの元へ向かってしまいました。

追放されてから10日間も経つそうですが、1人でもわりと何とかなっているのですね。

 

海外コンテンツの過剰なマイノリティ配慮に食傷気味で、今回もこの少ない人数の中にしっかりゲイが入ってるなんて都合良いよなー…なんて思っとりましたが、今回のアイバンのエピソードはかなり興味深かったです。

こういう風潮があるからこその、差別されがちな立場を利用したヤクザのような振舞い一つで他人の人生を狂わせる事も容易い、という新たな問題をこんな風にストレートに描いている作品はまだ少ないものの、確実に現実にある問題ではないかと思います。

キリンのコーチを人種差別主義者だと糾弾して学校から追い出し、家族同然のコーチを失って打ちひしがれるキリンを煽りに煽って同性愛差別発言の言質をスマホで録画して今度はキリンまで退学に追いやっていたアイバン。

そんなアイバンの行いを「彼は人生について本音を語っていただけなのに、大義を確実なものにしようと君は弱ってる彼に追い打ちを…」と窘めるのが、同じく黒人でゲイの恋人〈ヘンリー〉なのです。

不当な扱いに対して闘わねばならない時は必ずあるのが現実ですが、それでも行き過ぎた正義は悪にも転じ得る…今回のセスに対するジョシュの言動にも同じ事が言えるでしょう。

ヘンリーが最後に残した “優しくあれ”というメッセージを思い返すアイバンは、心から自分の行いをキリンに謝罪した上で、セス達の元に火種を持って行ってやりました。

どんどんと分裂して大きく2組の派閥に分かれる事になりそうです。

 

一方少女チーム。

仕掛けた罠にかかり足を噛みちぎったウサギが、産まれたての子供を持つ母ウサギだったと分かった事で取り乱してしまったマーサ。

いよいよ幻覚が見え始めヤバい感じのリアを軽く凌駕するほどの狂気を生み出しております。

Amazonプライム・ビデオで視聴できます。

月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。

▼次回、エピソード7

axxi.hatenablog.com

プライバシーポリシー