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海外ドラマ≫≫The Terminal List ターミナル・リスト シーズン1 1話ネタバレ感想

エピソード1『記憶痕跡』“The Engram”

あらすじ

特殊作戦で全滅して生き残ったシールズ少佐のジェームズ・リースは帰国後に、作戦失敗に付いて責任を問われる立場になる。

ネタバレ感想

Amazon Original×クリプラと言えば、トゥモロー・ウォーが記憶に新しいですが、同じタッグとなれば気合いも入っているでしょうし、期待値はガンガン上がります。

ジュラシック・ワールドの最新作が劇場公開間近ですし、盛り上がらざるを得ない感じです。

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ジャック・カーの同名ベストセラー小説『ターミナル・リスト』を原作としたドラマシリーズで、極秘任務中に小隊全体が待ち伏せされた米海軍特殊部隊“Navy SEALs”の隊員であるクリス・プラット演じる〈ジェームズ・リース少佐〉の姿を追う物語、だそう。

やや暗い雰囲気がありますが、どの程度シリアスムードなのか。待ち伏せというからには陰謀論なんかも絡んできそうです。

 

オープニングは殉職した仲間の葬儀シーンで始まります。

葬儀の2週間前、インジルリク空軍基地では、シリアに戻った標的の〈カハニ〉確保の許可がおり、部下を束ねて作戦会議を主導する隊長ジェームズの姿が。

夜間の地中海から目標地点まで泳ぎ、通信状況の不利な建物の地下トンネルを進んで誰にも気付かれないまま急襲するはずが、トンネル内の水路にはプラスチック爆弾が仕掛けられており、こちらの動きがバレていた事が判明しました。

爆発すればトンネルは崩れ落ち、危険かつ不利な状況に撤退を命じようとした瞬間に、後方で入り口を見張っていた仲間が敵襲に遭い急いで駆け付け応戦する部隊。

初っ端から緊迫感は抜群で、どこかサバイバルホラーゲームのようなテイストも感じさせます。

死亡者や重症者が出る中、万一に備えて手配していた緊急対応部隊“QRF”を呼ぶため中継地点に向かうも、 仲間の1人がパニックになり起爆装置を作動させてしまうのです。

爆発と銃撃で阿鼻叫喚のトンネル内にようやく応援が辿り着き、多くの部下を現場に残したまま脱出ヘリに無理矢理乗せられたジェームズ。

なんと隊員は、ジェームズと〈ブーザー・ビッカーズ兵曹〉以外が全滅するというとんでもない事態でした。

12名の部下の棺を目の前にした絶望感は凄まじいですね。

 

〈スタッブス捜査官〉付き添いのもと、NCISの〈ロバート・ブリッジャー〉から今回の作戦に関する事情聴取を受けるジェームズ。

パニックになったのは民主軍の兵士だったはずが、記録では隊の最年少だった〈ドニー・ミッチェル二等兵層〉が爆発を引き起こしたとされており、更には無線の記録でもドニーが奇行に走ったようにしか聞こえないその場の音声が残っており、明らかに自身の声で言った覚えのないドニーへの呼び掛けを聞かされます。

これが作り替えられた証拠による陰謀なのか、精神を病んだジェームズの自己防衛から来る記憶の摺り替えなのか、現段階ではどちらとも言えません。

記者の〈ケイティ・ブラニク〉からバーで接触された際には、ブーザーの存在さえ怪しい気配がしてきて、ガチガチのシリアスムードな中で何がミスリードとなっているのか考えるのが楽しくなってきます。

〈ローレン〉とは任務後に通話していましたが、現場で意識が飛んでいたジェームズの記憶?に出てきた娘〈ルーシー〉に纏わる過去も何か闇があるのでしょうか。

自宅に戻ったジェームズとルーシーの親子関係もローレンとの夫婦関係も良好そうでしたし、家族には恵まれているものの、記憶障害の気があるのか、かなり重度のPTSDを患っていそうな感じ。

 

帰宅の翌日、ブーザーが自殺したと報せが入り、急いで現場検証中のブーザー宅を訪れるジェームズ。

ブーザーの存在自体は証明されますが、ジェームズが昨日一緒に帰ってきたはずのブーザーが自殺したのは2日前だと聞かされ、ますます不審な事だらけ。

そして、どんどんと戦地で精神を病んでしまった人間扱いされていくジェームズ。

自分の中にある確かな記憶とは完全に違う事ばかりが起こり、周囲からもこういう扱いを受け続ければ次第に自分がおかしいのだと納得してしまいそうなものです。

 

ジェームズは報告書に記録の改竄があったと記し、偽情報を掴ませて自分たちをハメたのが誰なのか判明するまではあらゆる作戦を中止すべきだと進言。

作戦中に脳震盪を起こした後遺症が記憶に影響を及ぼしていると片付けられるジェームズですが、ブーザーが自殺に使ったのが隊から送られた9ミリ銃だったと聞き、9ミリを嫌っていて45口径がお気に入りだったブーザーらしくないという話で陰謀説の信憑性が増してきました。

ブーザーに証言させないために誰かにハメられたのだとすれば、無線の記録まで改竄可能なかなりの大物が黒幕なのでしょうし、シールズを殺す狙いも気になるところです。

 

MRI検査に行った先で覆面の男2人組に銃で狙われ返り討ちにするも、奪い取った銃は自分が金庫に保管したはずの隊の9ミリ銃。

慌てて妻と娘の身を案じて自宅へ急ぎます。

しかし、自宅では既に倒れて亡くなっている2人が…。

 

クリプラは化け物じみた強さで、家族を殺された恨みでこれから更に怪物のようになっていくのでしょう。

想像以上のシリアスムードでしたが、回を追うごとに様々な真相が解明されていき盛り上がっていきそうな気配がビシビシ感じられます。

かなり丁寧に作られている印象なので期待値は鰻登り。どうかこのまま尻すぼみに終わるという事がありませんように…!

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▼次回、エピソード2

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