エピソード1『挑戦者』“The Challenger”
あらすじ
ビッグ･スリーは41歳の誕生日を迎える。
ネタバレ感想
待ち望んでいたthis is usのシーズン6が本国から少し遅れて8月3日にようやく配信となりましたが、なんと今シーズンがファイナルだったのですね…。
本当にどこをとっても面白くて感動できる良作がこれで終わってしまうと思うと結末を辿るのに勿体無さすら感じます。
シーズン5のラストは確かケヴィンの結婚式が土壇場で白紙に戻り暗いムードでしたし、それぞれのキャラの未来パートには度々不穏な雰囲気が漂っていたのも気に掛かりますが、とにかく全員が幸せに最終話を迎えて欲しいものです。
ファイナルシーズンの始まりが記念すべきシーズン1の1話とリンクしてくるのがエモい…。
当初は36歳だったビッグ・スリーも今や41歳の誕生日を迎えようとしていて、このキャラクター達の5年の歳月を見てきたのかと思うだけで感慨深くなります。
ケヴィンとマディソンは意外にも仲良く育児を分担して婚約破棄したとは思えない雰囲気ですが、子供のために同居までしているようです。
双子の共同育児は上手くいっていたはずが、マディソンの読書クラブ仲間〈イライジャ〉への嫉妬心が隠し切れないケヴィン。
シッターマンの脚本家〈ケイシー〉から呼び出されて、5年前の公開収録でやらかしたケヴィンとの関係はギスギスではあるものの、シッターマンのリブート製作にあたって双子の父親役として出演しろという依頼でした。
本意ではない作品でもシッターマンに出演すればLAの家族の近くで週一仕事をするだけでセレブで居られるんだぞと迫られますが、ケヴィンとしてはシッターマンへの出演は自分の仕事に対する信念を曲げる事になるのか、難しいところ。
2年前に自宅に押し入った窃盗犯が別件で現行逮捕されたとの報告がランダルに届きます。
押収された証拠品の中になくなっていたランダルとベスの結婚写真があった事で同一犯だと一致したよう。
犯人の〈デヴィッド・ワトキンス〉の罪状認否が行われるとのことで、誕生日だというのに裁判所に出向いて本人に直接文句を言いに行ったランダル。
結婚写真を持っていたという事で、この夫妻に何らかの関わりを持った人間だったのかと思いましたが、病気なのか依存症由来のものか、彼にはかなりの記憶障害があり、幸せそうな写真だったので自身の良い思い出かと思って後生大事に持っていたのだそう。
予想もしていなかった肩透かしをくらい、自宅に戻ったランダルはデヴィッドを保釈してシェルターにベッドを用意するとベスに報告します。あぁ、そうでした…これがランダルでした。
ニックはレベッカとミゲルの所に居候中。
レベッカはPET検査の結果で脳に老人斑が出ていた事が分かり、やはり病状は深刻なのですね。
今回は5年前にケヴィンがボヤいていたチャレンジャー号の打上げ失敗エピソードの伏線が回収されながらのエピソード展開でした。
幼い子供達3人の反応を見て、レベッカとジャックが子供達とどう向き合っていくかに苦悩しており、レベッカが心配した通り「一生かけて皆を救おうとしてかなわずに終わるという、美しいけれど失望ばかりの人生」を歩むランダルはデヴィッドに約束をすっぽかされるも、これからも市民の助けになるよう尽力していく事に心が砕けたりはしません。
心のうちを話さず一番心配だったケヴィンはある意味で未だに幼い頃のままですが、マディに対する複雑な気持ちと家族からの後押しで双子のためにガレージ住まいしている現状から決別します。
幼い頃には年相応のショックを受けながらも悲観的になり過ぎず中間の反応を見せていたケイトは昔と変わらずケヴィンにそっと寄り添い側で慰めておりました。
遠く離れて仕事をしているトビーとの関係に暗雲が翳っていたところも、最後の最後でサプライズで顔を見せに帰ったきてくれたトビーのおかげで明るさが戻ってきます。
マディの家を出てとりあえずケイトのところに転がり込んだケヴィンはやはりどこかニックと通ずるところが。
かつての恋人サリーのFacebookを毎日見てはぼやき続けるニックにいい加減構ってられなくなったレベッカは、「人生は思っている以上に短いのだから頭痛のタネはいらないの！」とぶちまけ、明朝サリーに会いに行くわよと宣言。
うじうじしやすいニックは本当にこの家族との縁が復活して良かったですね。
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▼次回、エピソード2
