エピソード3『待つ少女』“The Girl Who Waited”
あらすじ
フランキーとジャックスの激しい権力争いに巻き込まれるビー。エリカは、看守たちの協力を得ようと躍起になる。©2012 Fremantle Media Australia Pty Ltd, Foxtel and Screen Australia
ネタバレ感想
フランキーは何らかの形でテレビに出ており獄中に手紙を送ってくるファンまで多数居るという情報はありましたが、それがまさかの料理番組だったとは。
フランキーがシェフだったのも意外ですし、料理バトル的な番組の進行役の〈マイク〉からパワハラめいたイビられ方をしてブチ切れて殴った上にあっつあつの油をぶっ掛けたのが逮捕の理由というのも独特過ぎます(笑)
それにしても、いくら刑務作業とは言えロクに監視の目がない所でミシンだのスチームプレス機だのを囚人に扱わせるのは危険過ぎませんかね。
薬がバレて隔離棟に入れられているトニが自殺を謀ろうとしたところを見たエリカは、ヴェラの意見を無視して職員の負担が増えるばかりの体制の変更を強行して既に反感を買っております。
一応囚人の更正については本心から取り組もうとしているのでしょうか?どちらにせよ独裁的過ぎて上手くいきそうにありません。
〈アラン〉
フランキーの父親。
〈ブレイデン・ホルト〉
ジャックスの息子。
フランキーは父親との間に何やら確執があるようで、何度も送られてくる手紙を無視している割にはしっかり写真は持っていたりと複雑なジレンマがありそう。
その父親が出征証明書を持参でウェントワースを訪ねてきており、幼い頃に捨てられたと恨む気持ちもあるフランキーは面会を承諾するもかなり動揺しております。
一方父親に内緒でついに面会に来たデビー。入り口でジャックスの息子に話しかけられるも、ブレイデンはまあまともな感じがするので危険は無さそう?
しかし探知犬の検査で引っ掛かり、服を脱いでの身体検査を受けないと今後二度と面会は出来なくなると聞かされ泣く泣く検査を受ける事に。これは16歳の少女にとってトラウマ必至の出来事かもしれません。
2人は無事に面会出来るのですが、検査を受けるにあたって保護者に連絡がいくという規則があり、父親に内緒で面会に来ていた事がバレてしまいます。
なんとか怒りの矛先を変えようと先に自分から夫に伝えるべく、無理を言って電話を変わってもらうビー。
ジャックスの口添えで連絡が出来て一つ借りが出来たかと思いきや、その程度のものではなくデビーの住む自宅の住所が割れている事を仄めかされ、ビーにとっては最大の弱味を握られてしまいました。
息子に情報を集めさせている感じなのでしょうか?
その直後、作業場に現れたフランキーから巨体のブーマーを引き剥がしてジャックスは手下にフランキーを拘束させて右手をプレス機にセット。
更にはビーを呼んで手を下せと命じるのです。なんという心理戦。プレス機はやはり危険過ぎます。
恐る恐る手を添えたビーの手を上から押して、フランキーの手を思いっきりサンドしたジャックス。イカれババァ恐ろしや…。
医務室で手当てを受けながら父親を呼んでもらうも、やはりすぐには15年間の空白を許せるはずもないフランキーの複雑な胸の内がツラいですね。
それぞれの囚人にも、色んな背景があった結果としてここに居るのだなと改めて考えさせられます。
そういえば、エリカはやはり囚人の為を思っている訳ではなく不祥事揉み消しで自分に火の粉が降りかかるのを払うために行動しているようで。
きっちりトニにも薬の出どころを口外するなと脅しをかけておりました。娘と会いたい気持ちを利用してコントロールするところは囚人と全く同じ行動で皮肉です。
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