エピソード5『核心』“Heart and Soul”
あらすじ
ケヴィンが建設現場を訪れる。マリクとデジャは夕食時に、議論を呼ぶようなニュースを発表する。
ネタバレ感想
イライジャから連絡先交換を持ち掛けられ、嫌々のくせに快く応えるケヴィン。
ペンシルベニアの山荘で工事を監督しているニックを訪ねるのに、離婚が成立したばかりのキャシディを誘います。
親子ほどの歳の差がある叔父と甥がそれぞれ今日の夜はどうするのかと尋ね合う不思議な関係と情けなさ(笑)
週末にマリクが戻ってきて夕食を振る舞いたいとの申し出があり、久々の“最悪のシナリオ”ゲームを展開させるベスとランダル。
デジャは事前に援護を頼んでおり、仲良し3姉妹のおませなやり取りが微笑ましい。
しかし子供達の戦術はベスには一切通用しない所も含めてピアソン家なのです。
何の企みがあるのかと詰め寄られ、意を決したデジャは「今の学期を終えたらマリクとボストンに行く」と宣言。
高校を早期卒業して遠い土地で彼氏の娘と3人で同棲を始めるという思いもよらなかった提案にブチ切れのランダルは席を立ちます。
帰り際のマリクにデジャを本当に愛しているなら身を引くよう話しますが、デジャがこの発言を聞いて良い気はしないはずだから今の会話は黙っておくと逆に強気で返されるランダル。
この発言はランダルの悪手でしかないとは思うのですが、どうもマリクは好きになり切れないのでなんだかなぁ。
それなりの反論をしてもどこか小生意気に映ってしまうのは自分が歳を取った証拠なのか…。
ベスは親でありながら自分達にもあった若い日の考え方を忘れずに立ち回れる所がさすがです。
この会話をロミオとジュリエットに重ねて、ランダルが今どれほど危険な事をしかけているかを注意しますが…確かに話がこじれて駆け落ちからの絶縁なんて事になる可能性も充分にあり得る話。未来視点ではランダルとデジャはそれなりに良い関係を保っている様子なのでそこは安心ですが、マリクとの仲がどう転がるかは未だに不安定といったところ。
キャシディからは『ハンサムな破壊屋』というパワーワードを頂き、辛辣にフラれたケヴィンは目が覚めたのでしょうか?
イライジャ相手に連絡して、「スムージーや食べ物を頼む時は彼女に要るか確認せずに買ってやれ」と話します。イライジャとマディソンのあのちょっとしたやり取りがここに繋がってくるから毎度の事ながら感心させられます。
摂食の問題を抱えているが故に、本当は欲しくても要らないと言ってしまうマディソンの事を理解しているからこそのアドバイスを本心では気に食わない男にくれてやるケヴィン。
キャシディの言葉がきっかけとなり、マディソンの幸せのためを思って行動できるケヴィンは本当に優しいハンサムだよなぁ…。
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▼次回、エピソード6