エピソード6『マードック+マクガイバー+マードック』“Murdoc + MacGyver + Murdoc”
あらすじ
任務を終えて帰宅したマックは、部屋の奥から響いてくる何者かの口笛に気づく。マードックだ。仲間を殺されたことが原因でフェニックス財団に復帰していたマックはマードックに瞬時に襲いかかる。だが銃を向けられたうえにある動画を見せられ、マードックの要求に従わざるを得なくなってしまう。
ネタバレ感想
ある日マックが自宅に戻ると、マードックの口笛が。例のマスクを被ってリビングに座るマードックにはもはや驚きはありません。相変わらずのガバガバセキュリティです。
自分が作った共同体のメンバー〈ベンジャミン・ルー〉に息子の〈カシアン〉が誘拐されたらしく、マックの力を借りにきたのだとか。友達かよ。
ルーは中国の元秘密警察で相当危険な男な上に、息子は要塞同然の場所に閉じ込められているそう。
銃で脅されても協力を断るマックでしたが、子供に罪はないだろうと殺し屋らしからぬマードックの発言に簡単に揺らぐマック。
ダメ押しと言わんばかりに見せられた弱味はきっとナシャ関連のものでしょう。
財団のメンバーを集めて連絡して、自分はマードックの息子を探す手伝いをするから絶対に探さないでくれと警告。
本気で探すなと言っているのなら横にマードックが居ようとナシャが危険に晒されている事くらい話しても良さそうなものですが…おかげで「探すなよ?絶対探すなよ??」的なフリかと思いました(笑)
マティはすぐに弱味を握られている事に気が付き、それがナシャ関連だと分かるまではそう時間はかかりません。
調べてみるとマードックがマックを装ってメールした形跡があり、ナシャもLAへ向かった事が発覚しました。
監禁場所になっているロシアの元領事館に行ってみますが、扉は開いており、中の護衛達は不意打ちで銃弾を受け殺されています。
銃弾を調べたマードックは、「妻の仕業だ」と。
何が本当か分からない事だらけの自分語りを繰り返していたマードックですが、妻の〈アンバー〉が健在で刑務所に居たはずが5日前に脱走したという情報だけは真実のようです。
妻を見つけ出し、マードックと拮抗するレベルの実力は流石ですが、ランチを買いに出ている隙にルーにカシアンを連れ去られた、と。
殺し屋のわりにどこか抜けている夫婦は似たもの同士で歪み合いながらも喧嘩するほど仲が良いパターンなのかもしれません。
ルーからの連絡で身代金の額は3000万ドルに引き上げられ、48時間の猶予でどうやってそんな大金を捻り出すのか。
殺し屋夫婦は手っ取り早く大金を手に入れるために、南米で悪党の資金洗浄をする〈レイナルド〉の装甲現金輸送車を襲ってあっさり3100万ドルを手に入れました。
ただ、現金の引き渡し現場でアンバーとルーがグルで、親子3人でやり直せるのではと思い始めた矢先に妻からの裏切りに気付いたマードック。さすがの不憫さでマックも少々気まずそう。
カシアンの安否を確認するようマックに託してマードックは報復のために手近にあった車を盗んでルー達を追いかけます。
先回りしてチキンレースを挑んだマードックの車とルー達の車は正面衝突。
手下を撃ち殺し、マックに息子の安全の確認が取れるとルーも撃ち殺したマードック。
しかし、意外と人間味のあるマードックはどうしてもアンバーを撃てませんでした。カシアンのためだとか何とか言ってましたが本音はまた違うような。
今回の一件で、財団に息子を保護させ安全な暮らしを送らせる事が一番かもしれないと納得したらしいマードックは、自分を犠牲にしてその取引を受け入れます。
息子の保護と引き換えにマードックは再び重警備刑務所へ。まさかの決着ですね。殺されたジルはあまりに気の毒な感じですが、マードックは息子大事さで多少なりとも改心したようです。
マックがカシアン捜しを手伝っている裏側ではジャック達が秘密裏にナシャを捜しており、無事に助け出している様子も全てを把握していたマードック。
マックの言う通り、敢えて財団に電話を掛けさせた事で本部はナシャの危機を知る事が出来た訳で、心のどこかで助け出されて欲しいという思いがあったというのは納得ですが、そう考えるとそれはそれでやはりジルがますます不憫になってしまいます。
とにかくマードックとの攻防戦も幕を閉じ、カシアンもナシャも保護。マックは遠距離恋愛中の恋人と思いがけない再会となったのでした。
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