エピソード7『さなぎから蝶へ』“Metamorphosis”
あらすじ
ファーガソン看守長は、母親を安楽死させるよう、ヴェラの心を巧みに操る。ドリーンの妊娠が発覚。そして、マキシンは脱獄を試みる。©2013 Foxtel, FremantleMedia Australia and Film Victoria
ネタバレ感想
密輸があった事に対する見せしめとして物置ごと菜園をショベルカーでめちゃくちゃに壊して撤去させるファーガソン。
相当なコストがかかりそうですが、これも自分の思い通りに事を運ぶために必要な演出なのでしょう。
一般棟へ戻ったフランキーは、シモーヌの第一発見者でピンクの液体の残った注射器を見たビーから責められますが、ブーマーは誰にも売っておらず、リズもガサ入れで押収されたヤクは未開封だったと証言します。
〈ギャリー〉
マキシンが刺した恋人。
〈マージ〉
配膳担当の女囚。
すっかり更生したトニがドリーンの面会に来ており友情を感じさせますが、こっそり受け取っているのが妊娠検査薬で、ドリーンは確実にナッシュとの子を孕ってしまった感じですね。
同じ面会でマキシンは恋人のギャリーと会えるのを楽しみにしていた様子だったのに面会に来たのはギャリーの兄で、痴情のもつれで刺した相手を未だに愛してやまないマキシンの気持ちは一方通行でしかない様子。
ファーガソンはフランキーの密輸の件に関しての権限をヴェラに与えて全てを任すと頼みます。劣等感を抱きながら生きてきたヴェラの心情を巧みに操っているのでしょう。
それにしても、死に損ないになっても甲斐甲斐しく介護してくれる娘を傷付ける時だけは饒舌なんて嫌な母親が過ぎます。
フランキーはフレッチあたりが押収したヤクをくすねたと考えてはいるようですが、自分が密輸していた事まで無かったことにして看守が黒幕だと言ってのけるあたりヴェラより一枚上手です。
それを信じたヴェラは職員の持ち物検査を実施し、出てきた白い粉に対してフレッチが毎日飲んでいるアミノ酸だと主張しても耳を貸すことなく違法薬物の検査に出しますが、結果はシロ。
ファーガソンにも責められフレッチの怒りを買い、謝罪に行ったフレッチの自宅にはまさかのリンダが居るといういたたまれない状況に陥ってしまったヴェラ。
フレッチに詰め寄られ仕返しを目論んだフランキーの罠にかかったのは標的ではなかったはずのヴェラで、笑い者にされてどんどん情緒がおかしくなっていくヴェラが心配になってきます。
面会者のパスと上着を盗み、ウィッグと化粧を取って面会人のフリをしてまんまとチェックを通過して外に出かけたマキシンを見抜いたのは、ファーガソンから休暇を取って看病に専念するよう言い渡されボロボロのヴェラでした。
血友病のマージが血を流して大騒ぎになった事で、血を止める薬の存在を知ったビーは医学書片手に熱心に調べ上げております。
フレッチの粗探しを頼もうとしたところ、ガサ入れの様子を見ていてその後すぐにヤクを看守長に渡していたところも見たからフレッチは潔白だとリンダから聞いたフランキー。
すぐにファーガソンの元へ行き核心をついてヤクを返せた迫りますが、そう簡単に認めるはずもありません。
逆に周りに情報提供した密告者がいるぞと揺さぶりをかけていく看守長。しかしフランキーがここまで把握したのは今後の進展に大きな関係がありそうです。
ヴェラはついに母親に致死量のモルヒネを打って自ら安楽死に…。
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▼次回、エピソード8