エピソード6『噴き出す思い』“An Ocean Inside Me”
あらすじ
疑念が募り、崩壊寸前まで追い込まれるターナー家をよそに、ウワサは過熱していく。一家は両親の結婚記念日を迎えるが、その雰囲気は事件の前後で大きく異なるものとなった。
ネタバレ感想
8月15日はターナー家にとって特別な日で、両親の結婚記念日を毎年祝ってきています。
93年には例年通り幸せな家庭そのものだったターナー家も94年には不穏な噂と近所からの嫌がらせでギリギリのところを保っているレベル。
そんなギリギリの中大学生になるデレクは寮への引越しで家を離れる事になっていて、玄関先に置かれていたアンジェラからの物件探しのお礼の贈り物で夫婦間の空気はピリつきモードです。
イライラが募る中、何度目かも分からないいたずら電話を受けたシンディはたまらずジャネットの部屋を漁り、宝石箱の裏に隠してあった鍵を見つけてしまいます。
その後何かあるなら話してくれと説得しても応じない娘の嘘が確実なものとなり、事件に関わっている事は間違いないと気付いたシンディは夫に相談するも取り合ってもらえず。
息子からもジャネットを疑う類の話はしないでくれと言われて限界が来たシンディは一人で鍵が本当にマーティンの家のものなのか確かめに行ってしまいました。
その結果鍵ははまり、どうにかせねばという母親としての気持ちを抑え切れないシンディ。
反して後戻りが出来ないという崖っぷち状況なのもあってか、盲目的に娘を信じようとシンディの主張を認めないグレッグ。
結婚記念日という日にシンディはしばらく家を出る事を決め、グレッグに例の鍵を託して出て行きました。
この流れでようやくグレッグも鍵が本物か確かめる気になり、娘がついた大きな嘘を知る事に。
95年には〈テニール〉の母〈タニア〉が証言を名乗り出たと弁護士が慌てています。
何か大きな情報を握っているとの事ですが、これに対してジャネットは自分もタニアの秘密を握っているので大丈夫だと言い切ります。
まだリストをこなしていた頃、物を盗んでくるを達成できていないヴィンセントはCDショップから万引きしてくるも防犯ブザーが鳴り響き、咄嗟にCDを受け取りヴィンセントを逃したジャネット。
警備員室で憧れのジェイミーと話せて迎えに来た父親からもお咎めはなくどことなく興奮した様子。
盗もうとしていたCDは欲しかったなぁとぼやくヴィンセントを喜ばせようとしたジャネットは、マーティンの家に忍び込んでお目当てのCDを盗んでこようとしています。この辺りは何というか無邪気な悪意というか子供ならではの怖さがあります。
と、ここでほとんど強引に押しかけたタニアがやってきて、クローゼットの中に息を潜めたジャネットが居るとも知らずにマーティンにグイグイ迫っているのです。
それだけではなく、テニールの養育費を貰っている父親がテニールの本当の父親ではないという衝撃発言を笑いながら勝手に打ち明け始めたタニア。
動揺したジャネットは背後のステレオを大音量で鳴らしてしまい、タニアが咄嗟に誤魔化したことで家主のマーティンにはバレなかったものの、タニアとはその場で真正面から鉢合わせしていました。
95年に戻り、タニアのアパレルショップに乗り込んで何を証言するつもりか知らないけれど、テニールの養育費の件について調査されるような状況になりたくなければよく考える事だと啖呵を切ったジャネット。
こうしてタニアは証言の内容が勘違いだったで済ませて裁判への影響は無くなりましたが、とことん狂っている町で闇深さがたまりません。
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▼次回、エピソード7