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海外ドラマ≫≫S.W.A.T. S.W.A.T. シーズン2 20話ネタバレ感想

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エピソード20『ロケット燃料』“ROCKET FUEL”

あらすじ

ギャングの隠れ家で通称「ロケット燃料」と呼ばれる幻覚剤が発見される。そのレシピは20年前にシェフJという男が流行らせたものとまったく同じで、当時まだ子供だったタンは、ロケット燃料の過剰摂取で従兄弟を亡くしていた。シェフJは荒稼ぎした挙げ句に姿を消していたが、LAに舞い戻ってきた可能性が高くなり……。

ネタバレ感想

すっかり兄貴というか父親というか、ダリルと家族らしい関係を築きつつあるホンドーは、更生の一歩として首に入れている“187”という3桁の数字のタトゥーを消させています。

アメリカで数字の“187”は、カリフォルニア州刑法187条に由来する、『殺人』を意味するスラングで、確かに首に殺人と彫っている人間なんて誰も雇いたがりません。

ただ、自宅に来てもらっている昔馴染みの職人に「怒るなよ、お前も昔タトゥーを消しただろ」と黒歴史を突かれて焦るのも、故郷で更正したホンドーならではです。

 

複数恋愛は意外にも上手くいっていて、市警への寄付を通じてクリスを応援する2人からついに一緒に住まないかと誘われるクリス。

さすがに同棲はクリスにとってハードルが高いらしく、考える時間が欲しいと答えていますが、その直前には2人を慈善ディナーに招待して同僚に紹介すると話していたり、形こそ新しいもののやはり良い関係なのでしょう。

そのうち駄目になってジムとくっつくのかなーと密かに期待していましたが、なにぶんキラ達が普通に良い人なんですよね。

 

異臭がすると通報のあった民家に警官が向かうと、突然中から発砲され、駆け付けたチームが燻り出し作戦を行うと中から2人の男が出てきて取り押さえられます。

遅れてパンツ一丁のおっさんが飛び出してきて、薬物のせいか倒れ込んだディーコンにかなりの力でのしかかり続けるも、ようやく拘束。

民家を調べると、ホンドーが警官になりたての頃に出回っていた、かつてLAで大勢を過剰摂取での死に至らしめた幻覚剤『ロケット燃料』の製造工場でした。

タンはこれを見て渋い顔をしており、何やら苦い過去がありそうです。

 

押収して成分を調べたところ、通称“シェフJ”という幻覚剤“PCP”製造者が、20年前に作ったものと同一のものだと判明。

この男に逮捕歴はなく、タンによればおとり捜査の前に大金を持ってLAからトンズラしたのだとか。

当時麻薬課に居た元刑事の〈ベン・モーズリーが助けになるはずだとホンドーに教えるタンは、10歳の頃に薬物中毒だったいとこをロケット燃料で亡くしており、路上で倒れているいとこを見つけたのがモーズリーだったそう。

 

モーズリーを訪ねたタンとディーコンは、ラッパーの“PCパック”こと〈ピーター・ワトキンズ〉が歌うラップのリリックの中に、公表されていないはずの、シェフJがロケット燃料の製造に使う容器について触れられている事を教えられました。

印税で賄えるか怪しいレベルのセレブ暮らしをするワトキンズは意外に良い奴で、グッズの売り上げという拍子抜けな稼ぎ方で富を築いているよう。

ただ、2日前に「シェフJのことを歌うな、歌えば母親を目の前で殺してお前も殺す」という脅迫を受け、ツアーを中止して護衛をつけたばかりだとか。

ワトキンズを脅したギャングの中には、“チッパー”と呼ばれるリーダーの男が居たという話から裏を取ると、何度も服役経験のあるバイロン・リード〉の事で、通称の由来は『頭を撃って頭蓋骨をチップ状にするから』だそう…ドン引きです。

チッパーを逮捕し、再び協力してもらうこととなり本部に来ていたモーズリーに彼の話をすると、聞き覚えがあると言います。服役中の面会者リストに名前があった〈ケンドラ・リード〉はシェフJの仲間で、彼女の弟が用心棒のチッパーだったのです。

ケンドラの名義で不動産を購入するのは常套手段だそうで、シェフJは現在も恋人のケンドラと一緒に居る可能性が高そうです。

今でも手放していない4軒の不動産の図面を見て行くと、LAにしては珍しい地下室のある建物もあり、上階の託児所を隠れ蓑にして子供達のそばで薬物製造が行われている疑いが。

すぐに現場を張り込むと、裏口からドラム缶が搬入されておりシェフJの製造拠点はここで間違いなさそう。

ジェシカが一般人のふりをして託児所に入り、身分を明かして子供達を避難させます。

外に出た子供の人数は1人足りず、直前にトイレに行きたいと話していた少女は1人で行ってしまっている間に取り残されたよう。

戻っても先生や友達が誰も居なくなってしまった事で地下に迷い込んだ少女はシェフJに人質代わりにされてしまった状態です。

地下の製造所では、証拠隠滅のため火がつけられ、麻薬とのコンボで建物は大爆発。

屋上へ上がろうとしていた一味を少しずつ制圧しながら追い詰め、シェフJの足を撃った隙に連れ戻せた少女を抱いて外に出るホンドー。

いとこの恨みに耐えたタンも、その場でシェフJを殺す事なく遅れて出てきてくれました。

 

同棲の話をジムに相談したクリス。

ジムは、「君が幸せだととても嬉しいけど、キラとタイの新婚旅行後の君の立場って何?」とクリスを心配するからこその本音が出る場面も。

ジムのカードが不正に作成されていると連絡があり、行方不明の母親の仕業だとホンドーに相談しており、次に使用されたら居場所を突き止めて行ってこいとのゴーサインが出ました。

実際には母親と関係のない男の仕業でしたが、辿っていけばカレンに行き着くのか、はたまた全くの無関係なのかは分かりません。

 

慈善ディナーでルカ達にタイとキラを紹介したクリス。

ライラにあの2人は誰かと聞かれ、あまりに正直過ぎる答え方をしようとしたクリスを遮ったアニーから「自由な生き方は尊重するけど、複数恋愛は普通じゃないし、子供達には影響を受けて欲しくない」と厳しい意見を突き付けられてしまいました。

ヴィクトリアの後見人の件についても、「複数恋愛のことを知っていたら頼まなかった」とまで言われ、ついには会場から逃げ出したクリス。

そんな彼女が行き着くのは、同じく母親の事で思い悩んでやさぐれ、慈善ディナーどころではなく一人で飲んでいたジムのところです。

しばらく酒を飲んで話した後、警官とは付き合わない主義だと頑なだったクリスがついにジムとキスをする場面は中々盛り上がれます。

ただ、直後に狼狽える2人は遠回りしそうな空気感ムンムンで、なんとクリスは恋人の2人に同棲の件で「イエス」の返事をしてしまうのです。なんでや!ストリートでええやろ!

クリスの性格上、偏見に打ち勝とうと敢えて立ち向かっていく気持ちも分かりますが、周りが心配するようにやはり将来を考えるとこのままの形で複数恋愛を続けるのはクリスにフェアじゃないよなぁ、という思いが大きい。

姉弟みたいとは言え、ジムとクリスなら間違いなくお互いの良き理解者なのに…と歯痒い気持ちでいっぱいです。

ダリル逮捕からのホンドーの権力でお咎めなし騒動が霞んで見えるほど、この2人?5人?の今後が気に掛かります。

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▼次回、エピソード21

axxi.hatenablog.com

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