海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父シーズン1　10話ネタバレ感想

ブラウン神父の事件簿 DVD-BOXI

エピソード10『青い十字架』“The Blue Cross”

ブラウン神父に「泥棒を捕えるには十字架を見張れ」という手紙が届く。すぐに教会に飾られた青い十字架を見に行くと、十字架の横に「Ｆ」と刺繍されたハンカチを見つけ、「フランボウ」という指名手配中の泥棒が青い十字架を狙っていると警部補らに告げる。

ある夜、司祭館に居たブラウン神父のところへ『泥棒逮捕のカギは十字架にあり』と書かれた手紙が差し入れられます。

怪しんだブラウン神父は教会の様子を見に行き、そこで『F』のイニシャルが刺繍されたハンカチを見つけるのでした。

バレンタイン警部補と司教を呼び出したブラウン神父は、この『F』のイニシャルに覚えがあるようで、〈フランボウ〉という指名手配中の美術品泥棒が『青い十字架』を狙っていると報告します。

「教会や私の名誉がかかっているのだから、うっかり者には任せられん」と別の修道院に青い十字架を移す任務から弾かれたブラウン神父(笑)確かにブラウン神父が絡めば、盗難だけで済まず殺人が起こりそうです。

その場でバレンタイン警部補が責任を持って移送すると決まったはずが、こっそり青い十字架を持ち出してきたブラウン神父は、予定より早い列車に乗り込んで自分で移送する事にしてしまいました。とんだトラブルメーカーだな。

誰も彼もが怪しく見える中、チケット売り場で出会った障害者の〈ドーソン〉という男が成り行き上、同行する事になってしまいました。

既に列車に乗っていた従軍司祭の〈フリン大尉〉に、チケット売り場ではドーソンと言い争いになっていた競馬好きの〈ドゥベイ〉も乗り込んできて、4人の男でぎゅう詰めになった列車で緊張の旅が始まります。

次の駅で乗り込んできたバレンタイン警部補に、3人の男が容疑者だと伝えて様子を見る事に。

そのうち急ブレーキをかけた列車内でボヤ騒ぎが起こり、ブラウン神父はフリン大尉と列車を降りて徒歩で目的の修道院まで向かいます。

バレンタイン警部補に銃を向けられたドゥベイは慌てて自白し、フランボウとは何の関係もない八百長騒ぎの犯人として逮捕。

大方そうなのだろう、という予想通り、ブラウン神父は道中でフリン大尉にFマークのハンカチを返します。

フリン大尉がフランボウだと最初から分かっていながら、警察に捕まる前に魂を救済しようと時間稼ぎをしていたそうです。

持っていた小銃でブラウン神父を脅したフランボウは目当ての小包みを奪って、共犯者だったドーソンが調達してきたトラックに乗って逃げ出します。

裏切られてそのまま逮捕されるという間抜けなドーソン。間抜け過ぎて怪しいな……？この2人は一体どのタイミングで仲間になっていたのでしょうか。

ドーソン、またの名を〈アーノルド・クイップ〉という足の悪い男は、シドによれば三流のペテン師だそう。シドは情報屋なのか(笑)

勝手な行動に出たブラウン神父は司教から、教区担当の解任という重い罰を与えられる事に。

大胆にも、告解室に現れていたフランボウは「盗む過程が楽しいのだ」と話しており、最初の『泥棒逮捕のカギは十字架にあり』というメッセージを再度思い出して教会ではなく墓地にある十字架を調べるブラウン神父。

そこには、ダンケルクで戦い行方不明になったフリン大尉の名も刻まれており、フランボウはこの名前も盗んでいた事に気が付きます。

知恵くらべを仕掛けてきていたフランボウは、フリン大尉を装っている際に「明日サンタクルス号で出航を」というヒントも残しており、何も話さず釈放されていたクイップを見張るシドと合流して港へ向かうブラウン神父。

夜の港に潜んでいたフランボウを見つけます。

従軍時代に脱走して銃殺された父を救えなかった教会を逆恨みして泥棒になったというなかなかこじ付けの激しいフランボウ。世紀の大泥棒的な雰囲気だったのが、一気に小物じみてきて残念です。

泥棒だけではなく、仕返しをするため尾行して来たクイップを捕らえて殺しかけていたり、とにかくただの容赦ない犯罪者から「俺を赦さないとこいつを地獄に送るぞ」と脅されるブラウン神父。

バレンタイン警部補率いる応援が駆け付けてあたり一帯は包囲していたはずが、隙をついたフランボウの事は取り逃してしまい、この件は有耶無耶に。

帰ってきた十字架は本物だったのか！てっきり元から持ち出していなかっただとか、注意を払っていないトランクの方に忍ばせていたとかそういうオチになると思っていました。

事件解決への尽力が評価されたブラウン神父は司教から許されて、解任の話は白紙に戻りましたとさ。

フランボウに関しては、因縁の敵としてシーズンを跨いでもまた話題に上がりそうです。

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▼次回、S2エピソード1

何かとサバイバル。