エピソード13『罪深き父親たち』“SINS OF THE FATHERS”
あらすじ
SWATはFBIと協力して投資詐欺の容疑者アフトンの逮捕に向かう。だがそれを察知したアフトンは、民間警備会社のブレイディを雇い高飛びをはかる。アフトンが詐欺で蓄えた財産は息子のジョナ名義の口座に入っているため、彼は大学生の息子を無理やり連れ去って逃亡する。
ネタバレ感想
10年前にヘッジファンドを設立し、15%もの年利を謳って集めた500億ドルを運用している〈ジョン・アフトン〉を、投資詐欺の疑いでFBIの〈バルデス捜査官〉のチームが捜査しているそう。
ロス・フェリスにある邸宅には武装した警備員が常駐していることから、迫る逮捕の際にはSWATに協力して欲しいとの要請です。
相変わらず孤独から逃れようと酒に溺れているクリスは、記憶がないままにモーテルで目を覚まし、車が行方不明になっているのだとジムにSOSを出します。
敢えてのタンではなく、またジムに頼れるようになったのは良い傾向でしょうが、かなり不安定で心配です。
車を見つけるためにも、ジムのアドバイスに従って体調不良で欠勤を申請したので、クリスは今回のアフトン逮捕劇には参加しません。
FBIが極秘で行っていた捜査のはずが、蓋を開けてみれば逮捕予定の当日の朝にコンテナへ身を隠して密かに邸宅を離れるアフトン。
異変に気が付いたホンドーの警告で、現場で見張りをしていた〈グレイソン〉が怪しいトラックを尾行して中からアフトンが出てくるのを確認しましたが、尾行はバレておりアフトンを逃した連中の1人から撃たれてしまいます。
あんな至近距離から撃たれたのでは確実に死んでいるものと思ったけど駆け付けたホンドーの応急処置でなんとか一命は取り留めたみたいです。
下手に始末するより、救助に手を割かせた方が追跡の時間稼ぎが出来るとかそういうノリでしょうか?
アフトン捜索のため、近しい人物を監視中ですが、長男の〈ジョナ〉だけが行方知れずです。
現場の指紋からは、共犯者が警備会社“キャップストーン”を経営する〈ブレイディ〉だと判明。
キャップストーンの関係者でパイロットの〈オマール・カリード〉に目をつけ、空港で確保するも、口を割ろうとせず。
その間にジョナを見つけたアフトンサイドが警官に発砲しながらジョナを連れて逃亡してしまいました。
さっさと高飛びせず、リスクを冒してまで疎遠になっていた息子を捜し出して連れ去った理由は何なのでしょうか。
ジョナの携帯は捨てられているのを発見されましたが、これが功を奏してジョナのリュックに付いていたGPSタグに携帯からアクセスすれば居場所が分かります。
ジョナの恋人〈メアリー〉に心当たりのある数列で携帯のパスワードを開いてもらい、いくつか試した結果、2人の記念日がビンゴ。
国有林の中の隠れ家の場所が分かり、タンがベストに被弾したり、ホンドーが斧でぶち殺されるところだったりと、すったもんだの末にアフトンと武装した用心棒の2人を確保。
しかしジョナとブレイディの姿は見当たりません。
破綻することを見越していたアフトンは、息子が12歳になった時に口座を開設してから少しずつ資金を移し、今や1億3000万ドルもの大金がジョナ名義の口座に入っていて、その脱出資金を回収するために遠回りをしてジョナをさらったのだと白状します。
ブレイディはアフトンの荷物の中からその書類を見つけて、金を手にするためアフトンの警護任務に見切りをつけてジョナを連れ去ったらしく、息子を助けて欲しいとホンドーに訴えるアフトン。
ブレイディの警備会社は元軍人ばかりで、彼らのツテと状況からして、ジョナを出港間近の船に乗せて逃げようとしている様子。
手練れを相手にする突入はハラハラもしましたが、緊迫した空気の中警護2人と、ジョナを人質にとったブレイディを連携プレイであっという間に制圧したチーム20。さすがです。
ジョナはというと、開口一番父親の身を案じる言葉を口にし、自信を利用して危険に巻き込んだ相手にも関わらず、親への条件反射的な愛情を感じる場面で、ダリルとリロイの関係を思い出したのか、ホンドーはぐうの音も出ない表情でした。
そう言えば、ダニエルの癌は再発していなかったそうですが、父親と開業する修理店の候補地も決まり、自分とのディナーの約束を悪気なく忘れてリロイと食事をして帰ってくるなど、ダリルとの距離が目に見えて開いていくホンドーは浮かない顔です。
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