エピソード15『正義の味方』“LOCAL HEROES”
あらすじ
ディーコンはダーラムたちが白人至上主義だと確信を持ち、ホンドーに報告するが、それ以上のアクションを起こすのは乗り気でない。ホンドーは確固たる証拠を押さえるためにダーラムたちの会話を録音するよう促すが、ディーコンは同僚の警官を売るようなマネはできないと拒否する。
ネタバレ感想
半裸で銃を片手に全力疾走する非番のタンはどことなく笑えます。
その上、追っていた銀行強盗犯と間違われて駆けつけて来たパトカーに止められる始末(笑)
逃してしまったこの強盗グループは義賊のようで、この1ヶ月で4件もの似た事件を起こしているそう。
複数の強盗事件では、その様子を撮影した記者がいるらしく、フリーの記者が自身の動画につけるロゴマークが入っています。
今は辞めてしまったそうですが、同業だったルカの弟テリーは当たり前のように動画につけられていたロゴマークが〈リンジー・デヴィッド〉のものだと言い当てました。
タイミングの良すぎる撮影に関して突っ込まれたリンジーは、自分の携帯に犯行の予告メールが届いたことを明かしはしますが、ジャーナリストの権利があると言って協力を拒否。
逃亡途中に落とした銃を調べると、1年前の薬局強盗で元警官を撃ったものと同じ銃で、今朝の強盗と同一人物か確かめるためにもタンが同行して持ち主〈スコット・ザーバ〉を訪ねます。
どうやら未解決事件になっていた薬局強盗の犯人はこいつで間違いないものの、その後証拠を処分するために銃を捨てたらしく、銀行強盗には関与していないようです。
ザーバの銃の軌跡を辿るため、1年前の薬局周辺の映像を見直すと、ザーバが銃をゴミ箱へ捨てた後に別の男がゴミの中から銃を拾っている場面がバッチリ映っていました。何故1年前にこの映像に行きつかなかったのか。
防犯カメラ映像に映っていた男、〈ジョン・ハーディ〉はここ最近仕事を失くしており、住所は警察も危険地帯と見なして“ジャングル”と呼ばれてきたエリアで、今は労働者階級が多く暮らすエリアです。
強盗グループがカメラの前で宣言していた『労働者に分け与える』という文言は、ここの住人のことかもしれません。
ハーディを捕らえにジャングルへ出向くも、付近の住民達が一丸となってSWATの邪魔をしてきてハーディには逃げられてしまいました。
その後、制服を脱いでジャングルを再訪しても、大家の〈ボソウスキ〉が不当に住人を追い出そうとあの手この手を使っているらしく、盗んだ金でご近所を助けているハーディは皆に感謝されているのは明らかで、誰も口を割りそうにありません。
ボソウスキの方へ話を聞きに行くと、ハーディの顔写真に見覚えがあり、強制退去反対のデモを行っていたグループだと写真付きで教えられ、ジャングルの中にも居た残り2人の強盗仲間が割れました。
前歴のある〈バーティス〉が、ハーディと〈ランドルト〉を仲間に引き込んで犯行に及んだと推測されます。
ちょうど同じ頃、リンジーを尾行していたテリーから、彼女が銀行前で撮影の準備を始めたと報告があり、急いで現場へ。
3人組は先に駆けつけた巡回パトカーに行く手を塞がれるも、バーティスが突然発砲し警官が負傷。
逃げた先でついにバーティスの行き過ぎた暴挙についていけなくなった2人はもう降りると宣言したところをバーティスに撃たれて血溜まりに倒れているところを発見されます。
連絡先を渡していたクリスのところへジャングルの住人から連絡が入り話を聞けば、銀行強盗で得た金で家賃を払うのなら立退猶予に該当しないため、強制的に出て行ってもらうという旨の勧告があったようです。
バーティスが残りの2人を殺した事実も手伝って、今朝までジャングルで匿われていたバーティスはこの勧告に怒り狂って出て行ったと教えてもらえます。
次なる標的はどう考えても大家のボソウスキでしかなく、そちらへ急行し、既にトレーラー内で発砲して敵を殺し終えたバーティスはその後逮捕されました。
ダーラムの件で本当に黒だったとホンドーに相談したディーコン。
しかし、あくまでも酒の席での軽口かもしれないし、告発するのはディーコン自身もかなりリスキーな選択になるので、証拠を録音しろと迫るホンドーに対して珍しくキッパリと断っています。
ディーコンの言い分も分かってしまうホンドーは悶々とした気持ちを抱えてコミュニティセンターのニシェルの元へ相談しに行っていましたが、ニシェルが恋人と別れたと知って目の色を変えるところはやっぱり男だよなぁ。未練たらたらだもんなぁ。
ディーコンはというと、一度は断った密偵のような行動をしっかり取って、彼らの差別主義的な会話を録音し、こんな連中に誘われる自分も同類だと猛省まで出来るのはやはり聖人のなせる技では?
そのままヒックスに録音データを提出します。内務調査課に回されれば即刻ダーラム含む3人は現場から外される事になり、彼らからすれば誰が密告者なのかは明らかという嫌な立場に立たされる事になるディーコンですが、「見過ごせない」と言い切ったのは流石でした。
ディーコンに懐いていたダーラムは内勤命令を聞いてすぐに本部内で大声を出しながら食ってかかってきて穏やかじゃないですねぇ。
あと、ルカとテリーの最後の話。まさかのルカ引退の布石か……?!
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