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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン3 8話ネタバレ感想

ブラウン神父の事件簿 DVD-BOX III

エピソード8 “The Lair of the Libertines

あらすじ

“ホテル・キューバ”という屋敷に泊まることになったブラウン神父たち。そこには、オーナーのマダム・チャニアが招待したゲストが宿泊していた。翌朝、ブラウン神父は屋敷の近くで女性の銃殺死体を発見する。死体は、マダム・チャニアが呼んだ女性の1人だった。警察に通報しようとするが、屋敷の電話線は切られていた。快楽を追求するマダム・チャニアとゲストたちの奇行に、危険を感じたブラウン神父たちは帰ろうとするが…。

ネタバレ感想

シド不在でタクシーに乗ったはいいけれど、マッカーシー夫人とフェリシアの文句が酷過ぎて辺鄙な土地で降ろされてしまったブラウン神父達。

遠くの方に見える“ホテル・キューバで車を出してもらおうと頼みに行くも、皆タクシーで来ていた車はないとのことで、満室にも関わらずなんとかやりくりして泊めてもらえることに。

オーナーの〈マダム・チャニア〉は魔女のような妖艶さで、裸体主義の〈サイラス〉だったり、偏屈変態親父の〈ドクター・バラシ〉だったり、このホテルに集う面々の癖の強さは凄まじい。

まともかと思われたメイドの〈ミミ〉ですら、頭痛を訴えるレディ・フェリシアを指圧ついでに襲おうとするわ、マッカーシー夫人を口説きにかかる伯爵がいるわ、とんでもないカオスです。

マダム・チャニアはディナーのケーキにアヘンを混入させていたらしく、マダム・チャニアが世に名だたるプレイボーイ達を招待して開く怪しげなパーティーは違法な匂いがプンプンしております。

 

翌朝、目覚めたブラウン神父は部屋の窓から外を見て、川辺に倒れている女性の遺体を発見。

遺体のそばには“ピクシーの宮殿”と書かれた売春宿のカードが落ちており、パーティーの余興の一つとしてドクターとマダムが呼んでいた地元の売春婦2人のうちの1人だと分かります。

警察に通報しようにも電話線が切られていて、こんな不穏な場所に半分閉じ込められてしまった状況です。

茂みからは、売春婦の2人が乗ってきたと思われるサイドカー付きのバイクが見つかりますが、エンジンはかからず。

オイル漏れを直して警察を呼びに行くはずが、今度はガス欠でまたしても立ち往生。それどころか、何者かがガソリンに火をつけてそれが漏れていたガソリンを辿って大爆発を引き起こし、もう少しのところでレディ・フェリシアマッカーシー夫人は木っ端微塵になるところでした。

爆発にも動じなかったドクターが怪しいというサイラスの声で射撃練習をしていたドクター・バラシの所へ急ぐ面々でしたが、その銃には細工がされており、反対向きに飛んだ撃針が額を貫通して皆の前で死亡。

 

その頃、逃げ出していた売春婦を保護した警察は、目を覚ました女性にどこから来たのか質問した際の「キューバ……」という答えからキューバホテルに辿り着いています。

いざ来てみたら、こんな場所にまでブラウン神父が登場し、もう1人どころか2人分の遺体があるという話でサリバン警部補もたまったもんじゃないでしょうな。

更には伯爵までもが矢に射られて亡くなっており、現場を誰より早く発見していたミミは容疑者として逮捕されてしまいます。

メイドのミミとマダムは主従以上の関係があったようで、ミミは殺人犯ではないと必死に訴えるマダム・チャニア。

マダムの部屋からミミの部屋に続く扉へ向かって遺体を引きずったような跡があり、扉にかかっていた鍵を出すよう言われたマダムはカバンの中を探すもあったはずの鍵が無くなっています。そして、代わりにドクターを殺した凶器のピストルから外されていた安全装置が出てきました。

ガソリン爆発で使われたジッポライターもマダムの持ち物で、ここまで来ると誰かが彼女をハメようとしているのでしょう。

今度はミミの釈放と引き換えにマダム・チャニアが逮捕されることとなりました。

 

一旦は解散しても、どうしてもマダム・チャニアに動機が無かったことが気にかかるブラウン神父。

フェリシアからミミはレズビアンだったと聞いて、色々と合点がいったようです。

マダム・チャニアは女性に興味がないと言っていたはずが、あのホテルには数々のレズビアン向け官能小説が置いてありました。

その理由は、ゲームだと言い含めて女主人とメイドの立場を入れ替え、何も知らずにやってくる初対面の招待客達を殺して回るため。

だからこそ主人にセクハラをしてきたドクターにメイド役が激怒したり、本来は自分が主人のはずなのにメイドとして軽く見られても突っぱねていたり、辻褄が合う伏線がありました。

ただ、ミミ役をしていたのはマダム・チャニア本人ではなく、屋敷を借りるための偽名でしかなく、本名〈アナ・ディミアーチ〉アナグラムです。

狩りの本一冊でここまで一足飛びに解明するなんて……(笑)

動機という動機はなく、子どもの頃から殺しに快楽を感じるタイプだった彼女が綿密に立てた計画にブラウン神父一行は招かれざる客だったわけです。

狩りの時間が始まり、老体に鞭打って森の中を逃げ惑うブラウン神父は絶対絶命でしたが、そこはやはり神に守られているだけあって、アナの方が自分で仕掛けた罠に自分で引っ掛かり、何が致命傷になったのか不明ですが、そのまま死んでしまいました。……えぇ〜?笑

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▼次回、エピソード9

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