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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン3 12話ネタバレ感想

ブラウン神父の事件簿 DVD-BOX III

エピソード12 “The Standing Stones”

あらすじ

夏至の夜、いけにえを捧げて祈ると、ストーンに生死を操る力が宿る、という伝説がある場所で、ホステスのシルビアの死体が発見される。直前まで一緒にいた友人のジニーが逮捕されるが、住人たちはジニーは無実だと主張。ジニーにはポリオに感染している息子がおり、看病の必要があるため、「早く息子に会わせてほしい」と訴えるが、凶器のナイフには彼女の指紋が残されていた。

ネタバレ感想

ホステスの〈シルビア・スワン〉の遺体が見つかり、現場検証中の警察車輌を見つけてノコノコ現れるブラウン神父。

発見者〈ジニー・ゴッデン〉はシルビアと同じ店で働く友達同士で、遺体を見つけたショックで倒れ、通行人に助けられたとか。

 

町には生死を操る力が宿るという言い伝えを持つ伝説のストーンがあり、その付近でシルビアが倒れていた事や、ストーンには血溜まりができていた事など、いかにもオカルトネタになりそうな事件です。

ポリオが蔓延する地域にある“スタンディング病院”で、息子〈フレディ〉に付き添っているジニーに話を聞くつもりで来たブラウン神父。

ちょうどサリバン警部補も、ジニーの証言のあやふやさや矛盾に目をつけて病院に来ておりました。

看護師の〈シップトン〉いわく、先週シルビアと留守番中にフレディが友達と出かけた結果、2人ともポリオ感染してしまったらしく、これまで親友同士だったシルビアとジニーの関係はそれ以来最悪なものになっていたそうです。

動機が確立されてしまい、ジニーはその場で逮捕されてしまいます。

 

殺人現場で見つけた、ハシバミの枝でできた占い棒を持ち主に返すべく、〈マルコム〉のところを訪ねたブラウン神父。

マルコムのところには先客がおり、フェリシアさんが出てくるのを待っているシドの姿が。

ブラウン神父は昨日の午後に町でマルコムがこの棒を使っているのを目撃しており、棒を落とした時間は犯行時間帯と被るというわけです。

突然やってきたブラウン神父が、なくした占い棒を持っているのを見て状況を把握したマルコムは、すんなり血のついたナイフを差し出します。

この時期にパワーが強まるストーン付近で占い棒に導かれてこの凶器を見つけ、警察車のベルを聞きその場を離れた途中で棒を落としたと話します。それにしても何故持ち帰ってしまったのか……。

これを馬鹿正直に警察へ提出すれば絞首刑待ったなしなので、教会で発見したという事にして警察に渡すことに。

 

ジニー達が働いていたパブ“K&C”の刻印が入ったナイフを、わざわざその店に呼び出してサリバン警部補に渡すブラウン神父とシド。

さらに、元から怪しんでいたオーナーの部屋の鍵はシルビアが持っていた鍵と同じものなのか?とサリバン警部補の前で発言することで、亡くなったシルビアが合鍵を持つ部屋の中を捜査する流れに持ち込みました。大方このために店までサリバン警部補を呼んだのでしょう。

オーナー〈アルフ〉は観念して、シルビアと訳ありの関係だったことや、彼女が妊娠していた事を明かすも、彼には住民の半分と病院に詰めていたアリバイが。

 

ナイフからはシルビアとジニーの2人分の指紋が出てしまい、更にジニーへの疑いを強めるサリバン警部補に対し、元からジニーと親交の深い〈エベレット巡査〉は必死で彼女を助けようとしています。

エベレット巡査だけでなく、ブラウン神父を含む村人全員がジニーの無実を信じて庇っており、サリバン警部補の孤軍奮闘状態。

 

病院でフレディの看病をしていたフェリシアさんのところへマルコムがやってきて、殺人事件の謎が解けたからブラウン神父を至急読んできて欲しい、とのこと。

ブラウン神父とフェリシアさんは合流してマルコムの家へ向かうも、既に姿はなく「先にストーンへ行っている」という書き置きと共に、『いけにえとストーン』なる治療について書かれたページを読むよう本が置かれていました。

そこには、『純真な人間を救うには純真な人間を捧げること』と書かれており、ポリオから子供を救いたかった犯人はシルビアではなくお腹の中の胎児を犠牲にしようと考えていた事が分かります。

妊娠の事実を知っていた人物を探るため、アルフに話を持ち掛けたシドとフェリシアは、堕胎に関しての知恵欲しさにシップトンとマルコムには話したかもしれない、と情報を仕入れました。

告解があるということでジニーに呼ばれていたブラウン神父でしたが、着いてみるとジニーは首を吊っており、病院へ運び込まれます。

 

一同、マルコムの仕業だと考えており、病院で偶然出くわしたのも、次の生け贄候補を選んでたに違いない、と考えるフェリシアさん、

次の生け贄騒動が起きないよう、ストーンへはブラウン神父とシドが向かい、病院の子供達を守る役目はフェリシアマッカーシー夫人が担当します。

 

ストーンの周りではなんとかなりの数の人間が儀式を行なっており、マルコムは犯人ではなく生け贄として捕らえられておりました。

ブラウン神父の様子を見に行くと話していたエベレット巡査も現場に来たかと思いきやそのまま儀式に参加し始めており、ポリオ感染を食い止めるために村の大人達は揃って生け贄を殺す気です。

いよいよ午前0時を回り、マルコムにナイフが突き付けられようとしているところへ割って入ったブラウン神父。

『純真な生け贄』なら自分が適役だからマルコムの身代わりになろうと言うのです。

 

このオカルト村人集団、皆が皆子供を救いたい一心で変なカルトめいた事になっているのではないというのが味噌でしょうか。

元々カトリックの信徒だったシップトン看護師は、祈れども祈れども、ポリオ感染は止まらず、幼い子供達が亡くなってしまう現実に打ちのめされての鞍替えに、アルフに至ってはこの機に乗じて妊娠していたシルビアを消すための口実にしていたのです。

そして、エベレット巡査はジニーに親身になるふりでフレディを人質に取っているも同然の上記を作り上げていた、と指摘するブラウン神父。ジニーも本来この儀式の仲間で、シルビアを連れ出した張本人だそうですが、途中で放棄したのだそう。

正気に戻ったシップトン看護師は儀式に見せかけて捨て身でブラウン神父を逃がします。

逆に裏切り者扱いで生け贄にされかけたシップトン看護師の事は、隠れていたマルコムが助け出し、シド達が呼んでいた警察が続々と到着したことで騒動はおしまいに。

シルビアを逃がそうとして、その後全てを告白しようとして口封じに首を吊るされていたジニーも退院でき、シップトン看護師も日常に戻れた様子。ポリオも終息した上にフレディは奇跡的に病気が治るという全てが好転する結果となりました。

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▼次回、エピソード13

axxi.hatenablog.com

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