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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン5 8話ネタバレ感想

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エピソード8 “The Crimson Feather”

あらすじ

名付け親のマッカーシー夫人を突然訪ねて来たジョセリン。翌朝行方をくらましたジョセリンを探し出し、会員制クラブ「クリムゾン・フェザー」を訪れたブラウン神父は、踊り子が死亡しているのを発見。現場から逃走した従業員のヤネクが捕まり、ジョセリンと駆け落ちするはずだったピアニストのオスカーも捕まってしまう。

ネタバレ感想

音沙汰もなく突然訪ねてきたマッカーシー夫人の名付け子〈ジョセリン〉が数日滞在する事になり、ブラウン神父は彼女が何か悩みやトラブルを抱えているのでは、と心配しております。

バンティも一目会っただけで「純情そうな見かけとは正反対なようね」と見抜いていてさすが。やはり2人まとめて不在になってしまったフェリシアさんとシドのハイブリッドタイプですな。それにしてもまだまだあの2人のキャラクターの魅力が恋しいシーズン5です。

2人の予感は的中し、翌朝マッカーシー夫人が朝食を持って行くと客間は間抜けの殻で『二度と会わないでしょう』と書かれた置き手紙だけが残されていました。

警察には大人の家出だと相手にされませんが、寝室の床落ちていた赤い羽を見たバンティは行き先に心当たりがあるとのこと。

『真っ赤な羽』を意味する“クリムゾン・フェザー”という会員制クラブでは、働いている女性は皆赤い羽の髪飾りを着けているのだそう。

さすがにブラウン神父をいかがわしいクラブに入会させる訳にはいかず、バンティが自ら踊り子志望として潜入すると、〈スカーレット〉の偽名で働くジョセリンが早々に見つかります。

彼女が中に居ると聞いたブラウン神父は、オーナーのモリース〉に掛け合って楽屋で話をさせてもらう事に。

しかし、2人が楽屋に入ると、背中に大きな傷を負った踊り子を従業員の〈ヤネク〉が必死に止血しようとしている場面で、思わず逃げ出したヤネクに変わったブラウン神父は死亡を確認。

スカーレットの衣装とウィッグの踊り子がうつ伏せになっていたので亡くなったのはジョセリンかと思いきや、バンティの潜入に驚き動揺した彼女に代わって代役を務めていた〈ベリティ〉でした。つまり、本来の狙いはジョセリンだった可能性もあるのです。

しかし、同僚の〈フィフィ〉殺されて当然の女よと辛辣で、ピアニストの〈オスカー〉と言い争いになっていたばかりだとも話します。

ジョセリンは家を捨ててロンドンへ行くつもりだったらしく、最後によくしてくれたマッカーシー夫人にお別れをしたかったのだそう。それが殺人事件に巻き込む事になるなんてえらく災難です。

 

ブラウン神父に助けを求めにやって来ていたヤネクは、運悪く教会に訪ねてきたマロリー警部補と鉢合わせしてそのまま逮捕されてしまいました。

警察によると、ヤネクはベリティの指紋がついた金の入った封筒を持っていたそうです。

告解で真相を聞いたところ、堕胎を望んでいたベリティに懇願されて協力しようとしていたヤネクは、考え直すよう説得しに行った時に血まみれで倒れている彼女を発見して必死に助けようとしていました。

大罪とされる堕胎の計画を知った神が罰しているので次は自分の番だと悲観的でありながら殺人の冤罪を受け入れる覚悟すらできているヤネク。

 

ブラウン神父がヤネクの様子を見に行っているあいだ、ジョセリンはクラブに戻って調べてみると譲らず、狙われている可能際があるジョセリンの周辺をバンティとフィフィが2人で見張るという事で合意。

さすがにストリッパーとしての潜入が難しいマッカーシー夫人は、それでも名付け子を心配する気持ちから清掃員志望を装いクラブへ。

活き活きとモリースのオフィスを漁るバンティとジョセリンは、鍵のかかった引き出しから1枚の手紙を見つけました。

持ち帰ってきたモリース宛の匿名の手紙には『弱みを握った、分け前を』と書かれていて、モリースを強請ったベリティが口封じのために殺された説が浮上。しかし実際のところ、差出人もゆすりのネタも不明です。

 

ベリティの子供の父親は、シャツの血を必死で洗い流していたピアニストのオスカーだと決め付けたマッカーシー夫人。

これに真っ向否定したジョセリンは、実はオスカーは恋人同士で、ロンドンに行くのも駆け落ちの予定だったようです。

しかし彼は待ち合わせ場所の駅に現れず、それを探るためにもクラブへ戻ったのに彼は口もきかないのだと、涙ながらに打ち明けるジョセリン。

過干渉大爆発のマッカーシー夫人は、ミュージシャンとの駆け落ちなんて認めてなるものかという動機から、マロリー警部補にオスカーを取り調べるよう密告しています。

警察がやってきて、オスカーの部屋を調べると割れた鏡の破片が1つ隠されていて、ベリティ殺害の凶器と見做されます。

ただ、もちろんオスカーが犯人なわけではありません。

オスカーの隙をついて鈍器で殴り倒すと舞台下の物置に閉じ込めたフィフィ。そのまま襲われた正当防衛を装ってマロリー警部補に助けを求め、オスカーは逮捕。

ブラウン神父とジョセリンはオスカーの部屋でとある手紙を見つけており、そこにはジョセリンが書いた覚えのない駆け落ちを取り消すといった内容が綴られていました。2人の関係を知っていたのもフィフィだけで、モリース宛の脅迫状と筆跡は一致しています。

真相を調べるためにクラブへ戻ったどさくさに紛れて、凶器をオスカーの部屋へ仕込んでいたフィフィ。

フィフィはジョセリンの事を愛しており、オスカーに彼女を奪われたと感じていたようで駆け落ちを妨害していました。

しかし、これはすぐにバレると思って舞台に出る準備をしていたジョセリンに白状して自分の思いの丈を伝えていたところ、相手はジョセリンではなく彼女の衣装を着ていたベリティだったのです。

自分の切実な気持ちを嘲笑われ、ベリティから伝わってしまう前に自分の口から話そうとジョセリンを探してオスカーの部屋に行き、そこで見つけた鏡の破片。これを手にして戻ったフィフィはベリティを後ろから刺し、オスカーを犯人に仕立て上げればジョセリンを独り占めできると考えてしまったのでした。

裕福な上客達に売春を斡旋していたモリースを強請って金を用意させていたのも、ジョセリンとの未来のためにという暴走ストーカー的思考を拗らせた結果です。

取り乱した身投げしようとしたフィフィを甘い囁きで宥めて警察へ突き出すジョセリンも強かだなぁ。

結果、その後すぐにオスカーとロンドンへ発っていますしね。2人の間の誤解が解けたのはよかったです。

フィフィの部屋からはジョセリン宛のラブレターの束が発見され、警部補は彼女の精神鑑定を要求したそう。絞首刑は免れそうですが、一歩間違えれば行き過ぎた愛が憎悪に変わって自分が殺されていたパターンも無きにしも非ず、といった雰囲気でこれはこれでゾッとするようなお話でした。

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ブラウン神父の事件簿 5

▼次回、エピソード9

axxi.hatenablog.com

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