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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン5 10話ネタバレ感想

ブラウン神父の事件簿 DVD-BOX V

エピソード10 “The Alchemist’s Secret”

あらすじ

ブラウン神父の盟友、アンブローズ教授が300年前の建築家の日記を発見した。そこには大学内に“錬金術師の秘密”が隠されていると記されていた。謎解きに乗り出したブラウン神父と教授だが、その過程で1人の学生が殺される。警察は教授を容疑者として逮捕するが、ブラウン神父は友人を救出すべく300年前の謎解きに挑む。

ネタバレ感想

S2.ep5で登場したブラウン神父の友人、アンブローズ教授の再登場です。

axxi.hatenablog.com

300年以上前の大学を建てた建築家の日記を手に入れた教授は、ここ数日尾けられているという事で司祭館に相談に来ています。

この日記には、王家の側近の1人が錬金術を編み出した事や、大学内に秘密が隠されている事が記されており、これを狙った人間の仕業かもしれないと感じているそうです。

かなり参っている様子の教授を助けるため、ブラウン神父はその謎を解き明かす手伝いを買って出て、一緒に話を聞いていたマッカーシー夫人とバンティも揃って大学へ。相変わらずフットワークが軽いし暇を持て余しております(笑)

 

教授の名を出して学長〈マルコム・ペンドル〉からショーケース内に展示してある『主の鍵』を借り受けた学生の〈ティモシー・ハーグリーブズ〉が、3人が来ている教授のオフィスに。

彼も日記のことを知っている1人で、客人に説明してやってくれと言われて、秘密の在りかが隠されているとされる謎掛けについて教えてくれました。

その謎掛けは、鍵から錠前、そしてドアにというもので、手始めに学長室にあった式典用の鍵を借りていた訳ですが、既に上手く借りてきているはずなのに教授にはその事実を伝えません。

アンブローズ教授はどうやら記憶に障害が出ているようで、物忘れが出始めたショックと日記の騒動が重なって気が休まらないと話します。

この日記を見つけて来たのが例の学生ティモシーで、本物かどうか調べて欲しいと頼まれたそう。日記の存在を知るのは彼以外に学長だけで他には誰にも知らせていないと聞いて、ブラウン神父は「尾けられている」というのが妄想や幻覚なのではないかとやんわり指摘するも、そうではないと強く反発した教授。

 

校内の大広間にある飾り棚の鍵がこじ開けられているのを見つけたバンティとマッカーシー夫人は、慌てて飛んできた守衛から泥棒だと騒がれます。

守衛いわく古いメダルが1枚無くなっているとのことでしたが、騒ぎを聞いて現れた学長は不自然なほど女性陣の肩を持ちその場は切り抜けられました。

その後、ブラウン神父はお茶を入れている間に何か閃いたらしく姿を消した教授を探してティモシーの部屋を訪ね、彼が部屋の中で亡くなっているのを発見。

アンブローズ教授は池に入ろうとしたところを守衛に止められ、日記の事を聞かれていて、ティモシーと学長だけでなくこの男も日記について何か知っているようです。

近くにいたマッカーシー夫人とバンティに付き添われて戻った教授は、散らかったオフィスから式典用の『主の鍵』を見つけました。

マロリー警部補が到着した殺人現場で、学長は1時間ほど前にティモシーが学長室に来て鍵を貸したと話し、亡くなっている彼のポケットから消えていた鍵を教授が持っていたという事で、ブラウン神父の擁護も虚しくそのまま逮捕に。

友人の無実を証明するため真犯人を探るブラウン神父は、ティモシーを発見した直後に部屋に来ていた女性〈ヴィクトリア〉がティモシーを引っ叩いていた現場を見た事や、教授にとって不利な証言を警察に告げ口した守衛も日記のことについて知っていた事をマッカーシー夫人達から聞かされます。

まずは守衛がどこまでの情報を知っているのか聞き出す任務をマッカーシー夫人に託し、ブラウン神父は学長の元へ。

学長室で大学の設計図を見て謎掛けの意味を読み解いたブラウン神父。

『鍵』と『錠前』と『ドア』という3つの異なるパズルから成っていて、大学の設計図自体が謎掛けのデザイン画だったのです。

キーが指すのはは『鍵』ではなく、建物のシンボルを説明する『記号一覧』で、唯一図書館だけが記号一覧にない本のマークで表示されています。

早速図書館へ行くとヴィクトリアの姿があり、彼女は知らないと言っていた日記の中に書かれていた地名“ソーンダイク”について調べていました。

話を聞けば、大学の土地の権利書を調べていて日記を見つけたのは彼女の方で、ティモシーに見せたところ盗まれた、と。

ソーンダイクとは、大学から数キロ先にあった村で、1603年の地図の複製には存在しているのに100年後の地図からは消えている場所だそうです。

3人がかりでソーンダイクについて書かれた書物はないかと調べている最中に、本棚についた新しい傷を見つけたバンティ。棚には細工がされていて、“ヤヌスの頭”の彫刻が見つかります。

 

教授のオフィスで探し物をしていた守衛に何故日記のことを知っているのか問うブラウン神父。アンブローズ教授は赴任して来た30年前にも古い往復書簡の中に例の謎掛けを見つけて謎解きをしていたのだそう。

本人はその事について覚えていないものの、ティモシーが日記を見つけてまた調査を再開したのだと聞かされました。

最初の調査時には何かに取り憑かれたようになり、ある日突然調査をやめるも目には恐怖が浮かんでいたという教授をまた同じ状況に陥らせまいと日記を取り上げようとしていた守衛が、教授を怯えさせていた付き纏いの正体だった事も分かりました。

 

留置所の教授は、ここにもくちばし状のマスクを被った錬金術師が自分を追って来ていると狼狽えています。

ヤヌスの頭について聞くと、月を見るヤヌスの顔が刻まれていた『王のメダル』をかつて湖に投げ捨てた事があると口走る教授。かなり錯乱していますが、色々と大丈夫でしょうか。

 

ブラウン神父は、学長室に守衛とヴィクトリアを呼び出して、日記の存在を知る者を一堂に集め、これ以上被害者を出さなくて済むように全員で協力して謎解きをしようと提案します。

錬金術師の持ち物だったヤヌスが描かれたメダルは、教授が捨てたものの他にもう1枚存在していて、盗まれたそのメダルが謎解きには必要になるのだと話すと、ヴィクトリアが持っていたメダルを差し出しました。

こちらのメダルのヤヌスは太陽を見ている模様が刻まれています。

学内にある日時計に移動してそこでメダルを使うと、光の反射の向きが変わって大広間を照らします。

光が当たっている場所には隠し扉になっていて、全員で中へ入ると骸骨や意味ありげな箱と紙の燃えカスが。

何度も調査を阻止しようとした守衛は、単純に良からぬ事態に陥ることを恐れていただけで、ティモシーを殺して教授に罪を被せていたのは学長の方でした。

図書館で彫刻を見つけてブラウン神父の調査に危機感を覚えた学長は、棚にあるはずのヤヌスのメダルが盗まれている事に気が付き、ティモシーの仕業だと考え彼を亡き者に。実際はヴィクトリアが盗んだものでしたが、ティモシーの部屋を探している途中で部屋の主が帰って来てしまい、頭に血が上った学長は彼を撲殺してしまったのです。

そして、教授の部屋に鍵を仕込んでボケ老人に罪を被せた、と。

しかし、隠し部屋の中にあったランプはまだ新しく、アンブローズ教授は30年前に謎を解いてここに辿り着いていたのでしょう。

箱の中身を知られぬよう紙を燃やしたのも教授だと考えられます。

箱自体を処分しなかったのは、外に持ち出すのはあまりにも危険すぎると考えたから。

アンブローズ教授が見ていたくちばし状のマスクといえば『ペスト医師』で、大昔錬金術師は疫病を武器として使う方法を発見していて、その発見こそが隠された秘密でした。

実験場に使われて村人が全滅したとすれば、ソーンダイクという1つの村がまるごと消えてしまったことも説明がつきます。

箱の中に実験の最後のサンプルが入っている可能性を示し、なんとか中身を知りたいと箱を開こうとする学長の欲を押し留めました。

学長はティモシー殺しで自首してアンブローズ教授は引き換えに釈放となりました。

最後に、隠し部屋に入った4人でこの秘密を闇に葬ると誓った通り、もう1枚のメダルを池に投げ捨てたブラウン神父。

記憶に難が出ているアンブローズ教授は大学教授を引退して弟の教会の謎を解く手助けをするそうで、やはりブラウン神父の友達なだけあります(笑)

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▼次回、エピソード11

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