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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン5 14話ネタバレ感想

ブラウン神父の事件簿 DVD-BOX V

エピソード14 “The Fire in the Sky”

あらすじ

事務弁護士ベイリーの娘シャーロットが病院へ運ばれる。何らかの毒を摂取した可能性がある。ところがその晩、父親のベイリーが毒殺される。毒の成分、アトロピンを含む植物が庭にあったため元庭師のショーンが逮捕された。

ネタバレ感想

事務弁護士の〈ウィリアム・ベイリー〉を訪ねたマッカーシー夫人とブラウン神父は、彼から居なくなった娘の〈シャーロット〉の姿を昨夜麦畑に照らされる光の中で見たと聞いて警察へ。

マロリー警部補はエイリアンの誘拐だと茶化して取り合ってくれませんでしたが、マッカーシー夫人が抗議している最中に流血しているシャーロットが警察へ駆け込んできた急いで救急車を呼ぶ事に。

医師によれば混乱状態の彼女は、鎮静剤を打たれて眠るまでの間に『監禁』と口走っていたそうです。

 

元庭師の〈ショーン・クリンプ〉が病室に駆け付けてくるも、ウィリアムは怒鳴り散らして彼を追い返しています。

担当医は元軍医で、シャーロットの母親も担当していた上に、前の職場でのいざこざで弁護士のウィリアムに相談もしていて家族全員と面識があるそうです。

彼によれば、転落の外傷の他に毒物反応が見られているとかで、何の毒によるものか一刻も早く突き止めて適切な処置をせねばなりません。

ブラウン神父はこの任務を請け負い、トレードマークの自転車からバンティに貰った慣れないスクーターに乗り換えようと練習を始めていますが、乗りこなすには時間がかかりそうでもあります。

『庭に潜む死』なる毒草図鑑を図書館で借りて来てくれたマッカーシー夫人は、庭師のショーンが数日前にウィリアムと言い争った末にクビになったという噂まで仕入れてきてくれました。

庭を調べてもシャーロットの症状に該当する植物は見つかりません。

しかし、一面に広がる麦畑を見て閃くブラウン神父。麦角の菌なら子宮収縮の説明もつき、望まぬ妊娠に悩んだ彼女が故意に流産しようと麦の穂に寄生する菌を摂取した可能性が浮かびました。麦角は片頭痛の薬にも使用されており、彼女の母親も片頭痛持ちだったので誤って飲んでしまったという線も。ひとまず命に別条はないそうなのでシャーロットが起きたら本人に尋ねてみようという事になりました。

 

看護師〈アリーシャ〉から、火星の映画に行きたいという弟〈ニキル〉に付き添って欲しいと頼まれて意気揚々と映画館に出向いたブラウン神父は、上映の途中で出て行くショーンの姿を目にしています。

 

その夜、『エイリアンが……』と言って切れた通報を残していたウィリアムが翌朝になって密室で倒れて亡くなっているのが発見されます。

ウィリアムの遺体は瞳孔が大きく開いていて、毒性が強く正気を失わせるチョウセンアサガオがベイリー家の庭に育っていた事からこちらも毒殺の可能性が。

目を覚ましたシャーロットに父親が亡くなった事実を告げるマッカーシー夫人とブラウン神父。彼女の身に何が起こったのか尋ねても、覚えてないと泣き崩れてしまうばかりです。

検査の結果では妊娠に陽性反応が出ていて、麦角菌での流産を意図的に行っていたのだとすれば医師には警察への報告義務が生じてしまいます。しかしシャーロットに流産の兆候はなく、これ以上彼女を苦しめないようこの可能性は自分達の胸に秘めておこうという医師の提案に頷くブラウン神父。

シャーロットと話しているうちに、ショーンとキスしている場面を父親に見られてその場で彼はクビになり、駆け落ちの約束をしていたはずが自身の妊娠に気が付いたシャーロットはその事実を伏せたまま約束を破ったという経緯を聞くことになりました。

その後すぐに、アトロピンを含んだチョウセンアサガオを使ってウィリアムを殺したとして、ショーンは警察に捕まってしまいます。

 

野原で謎のシンボルが見つかるも、解読できる人物は出てこないまま民家の壁や教会の掲示板にまで同じシンボルの落書きが増えています。

住民たちの不安が募る中、夜中に謎の飛行物体が飛び回る騒ぎが起きて警察署に詰め掛ける人々。

さすがにお手上げ状態のマロリー警部補はついにブラウン神父に助けを求めました(笑)

警官総出でも何も見つからないと嘆く警部補に対し、これはおとりではないかと考えたブラウン神父。

マロリー警部補が警察署に戻ってみると、受付の巡査部長が眠り込んでいて、強引に起こすと鍵が無くなったと騒ぎ始めます。

留置所の扉は開けられて中のショーンは見当たらず、壁には例のシンボルが。

翌日、民家のドアにチョークでシンボルを描くニキルを現行犯でとっ捕まえたバンティ。

エイリアンの力で亡くなった母親を連れ戻せると信じているニキルは宇宙コミックに傾倒しており、ブラウン神父達にコミックの中に出てくる銀河系を守る同盟軍のシンボルと野原で見つかったシンボルが同じ物だと示します。

このシンボルは『侵略の印』でもあり、コミックの中だとシンボルを見つけた人間が武装して地球を守る設定なので、それを町の人に伝えようとイタズラ描きを続けたいたのだと訴えるニキル。

ただ、最新号を姉に取り上げられて話の結末は知らないのだそう。その最新号の予告として載っていたのが『円盤の作り方』という特集で、昨夜の騒動を引き起こした犯人が、幼馴染のシャーロットに協力を頼まれたであろうアリーシャだと分かったブラウン神父。

エイリアンの噂が広まって混乱が起きていた町中で、雑誌の手順通り作った飛行物体と花火で署とは反対方向に注意を逸らし、その隙に警察署へ入り込んだシャーロットが病院から持ち出した鎮静剤で巡査部長を眠らせている間にショーンを脱走させるという計画だったのです。

 

ショーンを探していると、ベイリー家に居るのを発見できたので、ウィリアム殺害に関して無実だと証明してみせるから駆け落ちしようとした夜の話をするようシャーロットに求めます。

シャーロットは母の睡眠薬を父の飲み物に混ぜ、眠ってからショーンとの待ち合わせ場所に向かったはずが、何故か追いかけて来た父親をその場に放置することもできず家に連れ戻しました。

家へ戻ると怒鳴り散らして叩き始めたので赤ん坊の事を告げると、黙り込んだ後に軽食のサンドウィッチを作って部屋に持って来て鍵を掛けて出て行ったのだそう。

そのまま閉じ込められて眠ってしまい、翌日お腹が痛くなったシャーロットは我が子を失うまいと必死で窓から外に出ようとして転落。

軽食のサンドウィッチに麦角菌を仕込んだのは、流産を狙った父親だったという嫌なオチです。

残る謎は、ウィリアムにチョウセンアサガオを盛った犯人となりますが、初っ端から怪しさ満点だった担当医の仕業でした。

ウィリアムの仕事に関わる書類の中にあった彼の除隊証明書は先月づけになっています。

何年も前に除隊していたと周りに話していたのは正式な手続きを取っていない話で、許可なしで軍を抜け出して田舎町に潜伏していた脱走兵だったのです。

チャーチル首相によって恩赦が与えられたのでウィリアムに手続きを依頼したそう。

その秘密を理事や患者にバラすと脅して娘の中絶手術をするよう迫った卑劣なウィリアムからシャーロットを守るために殺してしまおうと考えて処方箋を誤魔化していたのです。

ウィリアムが最悪のモラハラ親父過ぎて情状酌量の余地しかありませんが、彼はまた逃亡を続けるという道を選択しました。停めてあったスクーターをかっぱらっていきはしたものの、バンティは「また買えばいいわ」と何一つ気にしていないようなので窃盗の罪が上塗りされなくて良かったですね。逃亡・潜伏のプロなので逃げ切れはするでしょう。

アリーシャが医師の仕業だと証言した事で、逃亡犯の捜査に切り替える警察は他を全て不問扱いにする事とし、ショーンの脱走の件も不起訴に。とりあえずめでたしです。

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▼次回、エピソード15

axxi.hatenablog.com

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