エピソード16『試される愛国心』“A Loaf of Bread and a Grand Old Flag”
あらすじ
シェルドンはサンドイッチがいつもの味と違うことに気づき、細かく検証した結果、パンがいつもと違うと分かる。そこで、タムとスーパーへ行き売られているパンを調べ、製造元に連絡をしメーカーが別会社に買収された事を知る。
ネタバレ感想
ランチに持たされているサンドイッチの味が違うと気が付いてわざわざ学校から教会で勤務中のメアリーに電話をかけたシェルドン。
いつもと何も変えていないと言われ、科学的に検証すること。検証の結果、パンがおかしいと気が付きます。
帰って母親に訴えるも、クーパー家御用達のパン屋“ハッピー・ハース・ベーカリー”で購入したいつもの食パンで、「成長して味覚が変わったのかも」と言われてしまいます。
学校で泣いているベロニカはダスティンにフラれたそうで、思いがけずジョージーにチャンスが巡ってきました。
「俺も最近君にフラれたばかりだから気持ちが分かるし話を聞くよ、友達として奢るよ」と思わず笑ってオッケーしてしまいそうな正直過ぎる誘い文句でベロニカにアタック。ワッフルを食べに行ってあくまでも友達として電話で励まし続けたりと意外と一途な男です。
スーパーに行ってハース・ベーカリーのパンを手に取ってみると、パッケージは同じでも一つはドメスティック・フード社製になっており、古い方を勝手に開けて食べてみるといつもの味なのです。
早速ハッピー・ハース・ベーカリーに電話をかけて、ドメスティック・フード社に買収されてから食パンの味が変わったのは何故かと問い合わせ、「方針が“安く早く”になったから」と分かりやすい答えをもらいました。
これを受けてハッピー・ハースへ陳情書を突き付けるためにスーパー前で署名を求めるシェルドン。また勝手な行動ではあるものの、バァバも横で見守っています(笑)
思うように数が集まらないのは想定内でしたが、シェルドンが事前にテレビ局に「少年が強欲企業と闘う感動的なネタがある」と電話を入れておいたという周到さは想像以上です。
実際にやってきた取材陣に対し、「企業が方針を決めたらダメだ、パンを食べる人が決めるべきだ。政府が企業を管理すればいい」と答えたことを切り取られ、「シェルドン・クーパー君はテキサスに共産主義が必要だと主張しています」と夕方のニュース番組で放映されてしまいました(笑)
揃ってニュースを見ていて慌てた大人達は家の前に国旗を飾って苦し紛れの愛国家アピールに励みます。
シェルドン自身は何が悪いのか分かっていないままに、翌日学校ではニュースを見た大勢の生徒達から「反逆者はソ連に帰れ」と罵られたり、タムの母親からでさえ『シェルドンと話すな』というメモ書きを弁当箱に入れられておりますが、本人は相変わらずマイペースで何も気にしておりません。巻き込まれたジョージーは遠巻きに睨みをきかされて孤独なランチタイムを過ごしておりましたが、そこへベロニカがやってきて天使の微笑みで相席してくれます。
自宅前で国旗を振りながら国を讃えて歌うという身体を張ったバァバのアピールが続くのが笑えます。
学校にも数多くの抗議の電話がかかってきたらしく、共産主義の疑いがあるコーチを雇い続けられない、と校長から言われてクビ一歩前のジョージに、メアリーの方もジェフ牧師から「彼らは神を信じない」と共産主義の疑いをかけられるハメに。
とうとうジョージは星条旗柄のネクタイでニュース番組に生出演し、一緒に連れて来たシェルドンと一家がとにかく愛国者であると主張しました(笑)
これだけの騒動を巻き起こしながら、ディナーの席で「ハッピー・ハースのパンを改めて試したら悪くなかった、僕の体が成長している証しだ」と、どこか誇らしげにさえ家族に発表出来てしまうシェルドンはシェルドンだなぁ。
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▼次回、エピソード17