エピソード5『アンドリュー・バーチ』
あらすじ
ローパーは部下のコーキーを排斥し、パインを側近として迎えた。一方、バーは重要な情報が秘密情報部(MI6)に漏れたことから、“情報源”の身を案じていた。
ネタバレ感想
アンドリュー・バーチの名を与えられたジョナサンが滞在する漁師小屋に夜な夜なやってきて、ローパーの書斎で何をしていたのか訊ねるジェド。
のらりくらりと交わして彼女をさっさと帰そうとした矢先のキス。しかもその後も特に2人が燃え上がる風でもなく、逆にリアルさがあります。知り合った恋愛対象の女性とはことごとく唐突な一線の越え方をしており毎度ついていけないのですが、英国人ってこれが普通なのでしょうか?いやいや、そんなまさか。
ジェドの行為はやはり軽率で、深夜に彼女が人目を忍んでジョナサンの住処に行くところを見ていたらしいコーコラン。
ローパーから干されて荒れ模様のコーコランは見苦しい感じにはなっておりますが、捨て身の嫌味節は少なからずローパーにジェドとジョナサンの仲に対する疑念を生まれさせた恐れがあります。
レックスは自転車での通勤中に2台のバンから挟まれるように無理な幅寄せをされておりますが、これで震え上がるどころか、闘志剥き出しになってくれたおかげで、『リンペット計画』の予算を3倍にして自らも作戦に加わることに。
アンジェラはリバーハウス時代の同僚〈ハリー〉にジョナサンから送られてきた契約書にあった顧問料の受け取り相手〈ヘイロー〉と〈フィリックス〉について問い詰めると、正体はそれぞれドロムグールとヴァンドンだと教えてもらいました。
リバーハウスでは最終使用者の証明書を偽造してその見返りに金を受け取っていたらしく、思ってた以上に真っ黒です。
農業機器に偽装された大量の兵器についてですが、既に船への積載は済んでいて、船の目的地と航路を探るという段階にまで来ております。
事務次官の〈パメラ〉からアンジェラを下ろせと言われたレックスが、いかに彼女が有能でローパーに迫っているかを証明するために例の書類を迂闊にも見せてしまいます。彼女が裏でドロムグールと繋がっているとも知らず。
アンジェラにハリーが真実を洩らしたことはまだバレておらず、怒り狂うドロムグールはハリーに対して状況を伝えながらスペイン人弁護士を疑っている様子。
ハリーはリスクを冒して、ドロムグールが動きに気付いたことをアンジェラに伝えてくれました。それを聞いたアンジェラは、最後にするという約束で取引を持ちかけていたアポーストルのイスタンブール行きを取り消すよう手配。
パメラが内通していることが分かり、ドロムグール側がアポーストルを疑っていることを利用して、このまま姿を消させて彼が唯一のスパイだと演出する方針に舵を切れたら不幸中の幸いだったのですが、アポーストルは約束の空港に現れず連絡もつきません。まさか消されてませんよね……?
いやはや、あてがわれたホテルの部屋で致すなんて、もし嵌められていて中に見張りがいたり盗撮されていたりという可能性を考えると気が気ではありません。ジェドとジョナサンの仲は深まるも、ジョナサンは任務遂行に確実に障害になるであろうこの関係を深めたくても深められない感じ。
そんなジョナサンはもはや立派な詐欺師のような立ち振る舞いでローパーの契約をまとめ上げております。このまま進めて行ってどのタイミングで正体を明かすことになるのでしょう?念には念を入れてローパーがしょっ引かれるまではアンドリュー・バーチとして彼の手駒を演じ続けるのが妥当か。
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