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海外ドラマ≫≫BOSCH ボッシュ シーズン1 2話ネタバレ感想

BOSCH / ボッシュ オフィシャル トレーラー シーズン1

エピソード2『迷える光』“Chapter Two: Lost Light”

あらすじ

巡回中の警官が不審な車を止めると、車内から遺体が発見される。J・エドガー(ジェイミー・ヘクター)と共に白骨化事件の手掛かりを追うボッシュは、チーフのアーヴィングと裁判をめぐって対立する一方、ブレイシャーとは男女の仲に。そして殺人事件の容疑者レイナード・ウェイツ(ジェイソン・ゲドリック)が白骨化事件について衝撃の事実を明かす。

迷える光

迷える光

  • ジェイソン・ゲドリック
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ネタバレ感想

現実主義で悲観的な物の見方をしつつも、被害者に誰より感情移入できる優しさと正義感を持ち合わせているボッシュというキャラクターは人間臭くて良いですね。

 

巡回中だった〈ジョージ〉が警官の勘で怪しいと感じた車を止めた結果、バンの中から遺体が出てきました。一台の盗難車疑いを止めるだけで応援が来てくれるものなのか。

運転手の〈レイナード・ウェイツ〉は取調べ中も遺体に関して知らない、殺していないの一点張りで容疑を否認。驚くほど冷静でどこか飄々とした態度でサイコパス感があります。

ウェイツの弁護を担当することになった公設弁護人の〈ケル〉は比較的若めの美女で、自分の味方になる存在だというのに彼女に対しては一転して高圧的で怒りをコントロールできていない節も。この男、すげぇヤバい奴なのでは?

 

ボッシュの個人情報を漏らしたのは上司である〈パウンズ警部〉の仕業で、チーフの〈アーヴィング〉はやはりボッシュに示談金を払って和解させろとの考えですが、ボッシュは「罪を認めることになる」と妥協案を受け入れる気はサラサラなさそう。

結果、裁判では絶妙に嫌なところを突いてくるチャンドラーに苦戦するハメになっていますが、なんとか持ち堪えている感じ。この裁判はシーズンを通してずっと続くのでしょうか。

 

森の白骨化遺体の件で元小児性犯罪者〈ニコラス・トレントに聞き込みに行き、エドガーが話を聞いている間にボッシュは令状無しで家の中を探し回っております。地下のガレージには怪しいコンテナがありましたが、映画の小道具を扱う仕事をしていているだけで、言動にも怪しい点はありません。

その後ボッシュは、警察無線で応援を求められた現場に向かうと、自分と同じくジュリアが規則違反を犯して単独で銃を手に不審者を追いかけて現行犯逮捕した後でした。

ジュリアの相棒の〈エッジ〉は「これが初めてじゃない」とジュリアの正義感ゆえの暴走をやや迷惑に感じているだろう物言いです。ボッシュと似た物同士過ぎるあたり、男女の関係として燃え上がるのは早いけれどすぐ反発し合いそうにも思えます。

ジュリア曰く、エッジは『女だから』という理由で同僚が同じことをしても自分だけに注意してくる、と相棒の女性蔑視を堂々とボッシュに訴えたり、まだ警官になって4ヶ月の新米にもかかわらず「パトロールはもういや、世の中は変わらない」と嘆いていたりと正直あまり好きにはなれなさそうです。

それでいてボッシュを尊敬しているらしく、あっという間に2人は一線を越えた関係に。

一介の刑事には似つかわしくない小洒落た良い家に住んでいるボッシュですが、自分が担当した事件を題材にした映画に協力したことでギャラが入ったとかなんとか。

にしても、ボッシュは当たり前のようにバツイチで〈マディ〉という年頃の娘がいるようですが、元妻との現在の関係なんかはどんな感じなのでしょうか。

裁判沙汰になっている管理職クラスの刑事が新米警官に手を出すという構図は改めて考えると色々と問題大有りです。秘密だと言いながら堂々と署前まで送り、ジュリアは去り際の車内でキスをぶちかましバレないはずもなく、同僚から冷やかされているボッシュ。上層部の耳に届くのも時間の問題でしょう。

 

一方、ウェイツの車内からは更に7人のDNAが検出されておりますが、死刑を恐れたウェイツは検事代理の〈ルー・エスコバルを呼び出して情報提供による司法取引を持ちかけております。

「森で発見された12歳の少年は自分が埋めた」と供述するウェイツ。他にも余罪に溢れている感じでやはりガチモンのサイコパスか、こいつ。

例の付き纏い記者のせいでニコラス・トレントに話を聞いたことが『元性犯罪者に聴取をとった』と報道されてしまい、ほぼシロのはずなのにかなり良い迷惑です。

さらにはトレントの弁護士から連絡があり、トレントと連絡が取れなくなったので勾留中だと疑っている様子。所在不明のトレントの自宅を再び訪ねてみると玄関の扉は開いており、中では首を吊っているトレントの姿が。

これは辛い。因果応報、身から出た錆とは言え、自身の過去と向き合って自ら子供たちと接触する機会を持たないようにまでしていた、言わば更生した男がやってもいない事件に巻き込まれて無念の死を遂げてしまったのか。

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▼次回、エピソード3

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