エピソード5『ママ』“Chapter Five: Mama's Boy”
あらすじ
レイナード・ウェイツ事件がエスカレートする中、チーフのアーヴィングはボッシュを捜査から外す。彼は白骨化事件の謎を解こうとするが、やがて危険なイタチごっこに巻き込まれる。
ネタバレ感想
オシェイは記者会見で「警察がウェイツを逃がした」と話し、警察側はウェイツの特別捜索班の設置を発表する運びに。指揮はパウンズ警部が執る、君は捜査に加えないと蚊帳の外に出され、ウェイツの狂言を信じたオシェイの鼻を明かすためにも少年殺害の真犯人を追うよう命じられたボッシュ。
チーフは一貫して言動や目的が自分の出世中心でほとんど悪役めいております。黒塗りの高級車の後部座席から窓だけ降ろして言いたいことだけ言って去って行くあたり完全に悪者です。
さっそく事情聴取のためアーサーの父親を訪ねたボッシュ。
姉から借りていたアーサーとその友達が映る写真を見せてみると、意外にも友達の名前をそれぞれ覚えていましたし、どこか懐かしむような表情も。
失踪届が出されていないことを詰めている最中に父親は泣き出して自分が息子を殺したと自白。そのまま署に連行することになりますが、早くも父ドラクロワが決定的な死因に繋がる容疑者から外れそうな展開です。
詳しい話を聞いてみれば、失踪の日にアーサーを迎えに行って車に乗せ、酔っ払って我を忘れた勢いでアーサーを殴り、ドアに頭をぶつけたアーサーを殺してしまったから森に運んで動物の死骸を埋めるように埋めた、と供述。
あの森をシラフの状態で登ったボッシュは、泥酔していたドラクロワが1人きりでアーサーを抱えて運べるはずがないし、硬いもので殴られた跡と供述が一致しないという矛盾に気付くボッシュ。
エドガーは試しにアーサーと同じ重さの人形を担いで森に登ってみることに。
洗車といい、登山といい、エドガーは汗なんてかかずにパリッとしていたいタイプだろうに、願望とは裏腹に身体を張るキャラになりつつあります(笑)結果、子供を背負って登るなんて不可能だという結論に達しました。
父親が自白したと聞いた姉の様子はおかしかったですし、彼女は何か知っていそう。あの写真に写っていた少年連中の共犯なのかもしれません。
ドラクロワのトレーラーに飼い猫の様子を見に行ったボッシュは、そこでシーラを発見。猫を預かりに来たと言い訳しておりましたが何か探し物があったのでしょう。そして、その探し物を早々と見つけてしまうボッシュ。タンスの中の封筒に隠されていた写真を見るに、かつてシーラとドラクロワは近親相姦の関係にあったことが伺えます。
母親?から〈デヴィッド〉と呼ばれるウェイツですが、偽名を使って素性を隠していても急に帰って受け入れられるレベルには家族との交流があったことに驚きです。
夜な夜な車を走らせ自分に似た容姿の男娼を買い、モーテルに連れ出すとそのまま絞殺。どのようにして身代わりに仕立て上げるつもりでしょうか。
ボッシュの元妻〈エレノア〉は、FBIのプロファイラーだったそうで、とことん強そうな女が好みなのか、はたまた手近で手を出しがちなタイプなのか。現状ではボッシュの家族関係やら恋愛関係より圧倒的に本筋の事件関係が面白いのでそこまでの興味はそそられませんが。
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▼次回、エピソード6