エピソード1『トランク・ミュージック』“Trunk Music”
あらすじ
LA市警殺人課の刑事ハリー・ボッシュは休職を経て現場に復帰。マフィアとの関与が疑われる人物が、マルホランドで車のトランクから遺体で発見され、ボッシュはかつてない難事件に立ち向かうことに。
ネタバレ感想
パウンズを投げ飛ばして休職に追い込まれてから半年後。すっかり髭もじゃになったボッシュも復職のために身嗜みを整えるところからスタートです。
ボッシュぐらいの地位なら蓄えもありそうですし、半年程度の停職なら良いリフレッシュ休暇になったのではないでしょうか。周りの視線は気になるかと思いきや、馴染みの仲間達からかなり温かく迎え入れられておりますし。
早速警部補から呼ばれて、ボッシュ不在の間にエドガー達が担当していた連続レイプ殺人の容疑者〈チルトン・ハーディ〉について聞かされます。
復帰後の初仕事には、パノラマ・シティーに居るチルトンの父親に話を聞きに行くのに同行すること。
酸素マスクに車椅子の父親が出て来ますが、1人家をザッと見て回ったボッシュはすぐにこの父親に化けている男こそチルトンだと気が付きます。
慌てて逃げ出したチルトンを追うのですが、休みの間も走り込んでいただけあって、全く衰え知らずのボッシュが追いついて手錠をかけるという若い世代にとっては立つ瀬なしの結果に。
エドガーはともかく、ボッシュが休んでいる間エドガーの相棒になっていた〈フェラス刑事〉はどうもボッシュに対して好戦的な雰囲気。たとえボッシュが帰って来てもこのままエドガーの相棒の座に居られると考えているようです。
違法駐車されていたベントレーのトランクから死体が発見されたとマンクから連絡があり、警部補に続いて現場に向かうボッシュ。応援としてフェラスは呼ばずにエドガーだけを呼び出します。そこへフェラスも現れて、何故自分を呼ばないのかと食ってかかりますが、ボッシュだけでなく警部補もエドガー自身もコンビの復活に異論はなさそうでフェラスはえらく悔しそうでした。この男がまた敵対勢力となるのでしょうか。
被害者〈アンソニー・アレン“トニー”〉はかなり裕福な男だったようで、調べてみるとポルノ映画の会社の名で車をリースしており、やり口から見てもマフィア絡みではないかと考えるエドガーと結論を急ぐなと諭すボッシュ。ということは、マフィアは関係ないということですな。
風俗犯罪課に聞くと、ポルノ映画の制作者だったアレンとマフィアとの関係性は不明ですが、衛生局にも情報があるかもしれないから聞いてみろとのこと。
妻の〈ヴェロニカ・アレン〉にも話をしに行ったところ、アレン宅の守衛には元殺人課の刑事〈カール・ナッシュ〉が居て、かなり気さくに会話していたボッシュですが、ナッシュは内務監査で不正を暴かれて刑事の職を追われたのだとか。
ヴェロニカは夫の訃報にも悲しんでいる素振りはなく、常に愛人が居たという事実にもでした。
フェラスが調べていたアレンのベントレーからは隠されていた大金が見つかり、これが犯人の狙いだったのかもしれません。
トニーの会社に行ってみると隠しカメラがあり、再生してみれば二人組がオフィスを物色している様子がバッチリ映っているではないですか。ビル周辺にも監視カメラがあり、何か映っていそうな予感。
オットー牧師と手を組んだチーフは、オシェイから自分を支援する事を公表するよう頼まれておりました。
肝心の息子はバーで同僚とグルになって〈ティモシー・ジャクソン〉に美人局を仕掛け現金を巻き上げているというロクでもなさを露呈しておりますが……さすがに囮捜査の一環か?
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▼次回、エピソード2

