エピソード6『誤った道』“The Wine of Youth”
あらすじ
エライアス殺害事件解決への期待が高まるなか、シーアン拘束への要請が強まる。特捜班は容疑者の確定に条痕検査の結果を待つ。エドガーとボッシュは秘密裏に進めているもう一つの事件解決のため、サンガブリエルでの調査を進める。ビレッツとバレル、ムーアはハリウッドでひき逃げ事件に遭遇する。
ネタバレ感想
エレノアの携帯電話の中身を調べた結果、FBIのジェイから「エレノア、ジェイだ。兄弟が来た」という全く同じ内容のメッセージが2度入っており、“兄弟が来た”というのは暗号で彼女を守ろうとしていた事がうかがえます。
そして、裏カジノで盗撮した中国マフィアの映る動画のスクリーンショットも見つけていて、これは土曜の深夜に誰かに送信されている形跡も。動画はスクリーンショットを送る20分前にレストラン“ゴールデン・スープ”で撮られており、1時間ほどで行ける場所だから今から行くかとボッシュに声を掛けてくれたエドガー。
ゴールデン・スープでFBIが張っていないはずもなく、チャック・デンから声を掛けられたボッシュとエドガー。
スクリーンショットを印刷したものを見せてこの男は誰かと聞いても「防諜作戦における重要参考人で国防問題が絡んでるからここは我々の管轄だ」とのこと。
エレノアが命懸けで挑んだ仕事が台無しになってもいいのかと迫られ、珍しくその場では手を引いたボッシュですが、まずはこの男より実行犯の狙撃手二人組を探し出すつもりの様子。
建設現場で働く不法滞在の溶接工〈アルベルト・ボンディガス〉が老人ホームへの放火で大金を稼いだと自慢しているとの情報を掴んでいるベネットとペル。
ウォーカーに呼び出されたリンカーンがシーアン捜しの進捗を聞かれております。
指揮官のボッシュが今訳アリで捕まえるのが難しいとしても、ロバートソンを差し置いてわざわざ下っ端扱いのリンカーンを呼び出すところに思惑を感じさせます。
銃弾の解析についても訊ねており、運転手の銃がなくなった件といい、エライアス殺害にまで関与しているのでしょうか?
ビレッツ警部補に連れられて朝食を奢ってもらって署に帰る途中だったムーアとジョンソンの凸凹コンビでしたが、轢き逃げの無線を受けてすぐさま応じたビレッツと共に現場へ急行。
被害者で亡くなった〈クリフトン・キャンベル〉はなんとあのコリアンタウン・キラーではないですか。まさか死んで発見されるとは。
遺体の近くに銃が落ちているのを見て事件性を感じた殺人課のメンバーに対して、現場の〈ロゴー巡査〉は「ただの轢き逃げでしょう」とのこと。事実は判明するのでしょうか。
シーアン宅前で張り込みをしていたSISの〈ブラード〉は、2軒隣の家に車が到着し、住人と降りてきた男がおそらくシーアンだとボッシュに連絡。
エドガーとエレノアの事件について独自捜査していたボッシュはすぐさま引き返して現場へ。
刺激して立て篭もられても困るので自分達が着くまでSISに任せたいと伝えたボッシュに分かったと返事をしておきながら、そのままブラードに連絡して応援を呼んでシーアンの車を探せと指示を出すロバートソン。
おかげでシーアンに包囲がバレて今にも自殺しそうな勢いです。
現場に到着したボッシュの説得でなんとか銃を置いたシーアンを確保出来ました。
エレノアとメッセージのやり取りをして、ゴールデン・スープにも誘っていた女性ディーラー〈ティファニー・スー〉の存在に辿り着いたエドガー。なんだかんだで勤務外なのに熱心に探ってくれていて、ボッシュさえガン事件の時のように隠し事をしなければこのまま公私共に相棒に返り咲いてくれる気配です。
エレノアがいかにマディを愛していたかが見て取れる信託の貸金庫の中身も、エレノアに未練があったボッシュが今娘に伝える母親との昔話も、かなり心にくるものがあり、LAの絶景がこんなにも侘び寂びを感じさせるのかというほど。
そんな余韻も冷めないうちにロバートソンからの勝ち誇った態度の連絡があり、条痕検査の結果が出てエライアスを撃った凶器の銃弾がシーアンがボッシュに預けた銃のものと一致したのだそう。あれほど無実を証明すると言っていたのに、ですか?
シーアンはエライアスを殺していないはずなんですがねぇ。
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▼次回、エピソード7