エピソード7『隠された真相』“Missed Connections”
あらすじ
ハリウッド署をとりまく抗議の声が高まるなか、非番のパトロール警官の行動が、またしてもビレッツの手を焼かせる。容疑者を逮捕したことで特捜班は事件を切り上げ始めるが、ボッシュは納得できないままでいた。アーヴィングは自分がスケープゴートとされる動きを知り、ハニー・チャンドラーは驚くべき発見をする。
ネタバレ感想
暴徒化しかねないデモ隊から主導権を奪いたい市長は、今日中にエライアス事件のカタをつけることで世論を操作しようという思惑があるようで、そのためにはさっさとシーアンを槍玉に上げて組織から切り離す姿勢を見せたいとチーフに主張。
ボッシュはやはり証拠がシーアンの加害を示していても「腑に落ちない」と感じているようで、このままではいいようにスケープゴート扱いされてしまいそうです。
シーアン本人もハメられたとボッシュを逆恨みし始めております。
エライアスの後任を務めているチャンドラーが署に訪ねて来て、エライアスが助手にさえ教えず、自分で裁判でPCを使って映像を流すためのリハーサルを申し込んでいたことが分かったと教えてくれます。
マイクロSDの中には該当の映像はなかったそうですが、もしあれば証拠になるため守秘義務が生じてこの事実すら教えて貰えなかったという歯痒い現状です。
全てを覆せる映像となると、どこかに隠しカメラがあって警察がハリスを拷問している光景がしっかり映っていたのでしょう。
ハリスが拷問されたと主張していたスクラップ工場のトイレに行ってみると、鏡の裏に細工がしてあり担当刑事の誰かが隠しカメラを回収したのは確か。そしてその人物が仲間を売ってエライアスにこの映像を渡したと考えるボッシュ。
シーアンの自宅のガレージを捜索していたロバートソンとピアス組は、ペンキの缶の中にベレッタ用銃身2本とホローポイント弾1箱が隠されているのを発見します。
もし本当にシーアンがエライアスを殺したのであれば、銃身の替えがあるにもかかわらず凶器として特定されるであろう銃のままでボッシュに預けたのは不可解だとさすがにロバートソンもシーアンの容疑に疑いを持ち始めた様子。
パワーズとエッジウッドが飲んだ後に出くわした若者達を車上荒らしだと決めつけて銃を突きつけ拘束した件について、現場に応援で駆け付けた〈ラフォレスト〉が報告書を提出しております。
しかし、市民と警察が一触即発の状態でこれ以上警察の不祥事を表には出せないと考えたビレッツ警部補はこの書類を預かって公にはしないと宣言。ラフォレストの腑に落ちない表情に悪い予感がします。
盗まれた携帯を追跡アプリで確認したらここにあるからと訪ねてきた女性市民の〈フライシャー〉。
その場で自分の携帯に電話をかけてもらうと、デスクの上にあった証拠品として提出予定の封筒が反応を示しました。つまり轢き逃げされた男は品行方正かと思いきや自転車以外にも盗難品を所持していたということです。
さらに、轢き逃げ犯が自首したと交通課からの連絡があり、轢き逃げはしたけれど相手が悪かったと話しているそう。
エレノアのポーカーアレンジした女性ディーラーと会える運びになり、ボッシュが動いてチーフにバレると厄介だから自分がこっそり会ってくると買って出てくれるエドガー。
彼女もグルだったら最悪だなぁと思っておりましたが、かなり動転している様子でその線はなさそう。
上海から来た二人組のカモで、ゴールデン・スープの支配人のいとこ〈ケン・リン〉と〈ティン〉がエレノアをポーカーに誘ったとか。
後から来たスクリーンショットの男は知らない顔だったそう。
市長は公の場でエライアス事件の容疑者として警官が逮捕されたことを喋っただけでなく、全ての責任は腐敗した警察内部にあると言わんばかりに責任をなすり付けます。
市長が開く有識者会議と対決を迫られることになったチーフは、ウォーカーに今後も力添えを頼み、例の放火事件でも協力して欲しいとジャブをかましております。
放火した建設作業員の名前まで出すと明らかに表情が変わっておりましたが、さすがにまだボロは出しません。
シーアンが〈オスカー・ビラノバ〉を射殺した事件の証拠品を確認しに来たボッシュは、中身が足りないと気付いて最後に確認した人間を照会してもらうとなんとスナイダーの名が。おや?
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▼次回、エピソード8