第7話
あらすじ
トリクシーは、ケガで下半身不随となったゴードンの訪問看護を担当する。ゴードンの妻グレンダは家事や育児を完璧にこなし、夫の看護にも意欲的に取り組んでいるように見えたが、ゴードンの在宅療養はうまくいかない点も多かった。
ネタバレ感想
クレーンから落ちて背骨を折り、下半身付随となった〈ゴードン・パッカー〉が15週間の入院を経て自宅に戻っており、長女〈デボラ〉を取り上げたよしみのあるトリクシーが訪問看護を担当するのですが、退院記録書がないというのはどういうことなのでしょう。
遠くの療養施設に送られそうだったらしく、ゴードンも妻の〈グレンダ〉もそんなのは嫌だと意見が一致していて、普通の退院手順に沿っておらず介護ベッドや備品も手配されていない様子を見るに、独断で退院を強行してしまったようです。
グレンダが夫を退院させたと聞いて、てっきり怒るのかと思ったトリクシーは理解を示しつつ、脊髄損傷のリハビリのため、外来の理学療法士に来てもらえるか調べてみると約束。
ただ、社会福祉士の介入については難色を示したグレンダでした。ナースが出入りするのが最大限の譲歩で、ホームヘルパーすら断るグレンダはこのままでは自滅も近そう。
乗っていたブランコの足掛けが腐っていて足が突き抜け、さびたボルトが足首に刺さるというとんでもない事故に遭ったメイ。
看護師ではなく母親の表情が出て、酷い傷を負い泣き叫ぶ娘の姿にオロオロとするシーラと、どんな時でも冷静沈着なターナー医師。
見た目の割には、骨折もなく1針縫っただけですぐ完治する怪我だったらしいのですが、自宅に戻ったシーラは「遊具の点検不足で必然的な事故だわ!」と激怒して、議員のヴァイオレットに異議申立て…ではなく、シーラらしく公園の改修に使う資金集めのためのバザーを提案しに行きます。さすが。
ハウスでの食事の際に届いた手紙を読んで短い叫び声を出て慌てて部屋を出ていったフィリス。
彼女がここまで動揺した様子は珍しく、まさかルシルのお腹の子の関係での悲報でもあったのかとイヤな予感が過りましたが、実際にはくじ付き貯蓄国債が当たって人生が変わるとのこと。その額5000ポンドで、大まかに第二次世界大戦後の1960年代に1ポンドが約1000円だったとして500万円、これを今の価値に換算すると数千万〜下手したら1億円ほどになる感じでしょうか?そりゃ階段で座り込んで震えますわ。
ただ、少し冷静さを取り戻したフィリスは一生懸命働いて老後資金を貯めてきたから喜べないと渋い顔。そういうもんですかね、あればあるだけ、嬉しいですが。周りの人間も聖職者や信頼できるナース達ばかりで大金を持ったからと言って変わるような人たちではないですし。
まぁフィリスのことですから地域のため、ハウスのため、福祉的な寄付に使うのでしょうね。
お金のことばかり頭によぎって居心地が悪くなったフィリスは、いっそ1ギニーも残さず使い切ってしまえばどうかと考えたらしく、これまで仕事一筋で溜まりに溜まった休暇を消費して憧れの地を巡るバスツアーに出ることに決め、ジュリエンヌに相談。フィリスが自分のためにお金を使ってくれるというのは少し嬉しい想定外でした。11月には戻るそうですが、存在感のあるキャラクターなだけに長い不在に感じそうです。
高齢出産になる〈パメラ・ヘスロップ〉は離婚歴があり、現在の夫〈テリー〉との間では初めての子を楽しみにしている様子。
前夫との経験から、「まともな生活にはお金が要るし子持ちで働くのは大変よ」と話すパメラに明日は我が身なルシルの笑顔がほんの少し曇りました。
時間が読めない助産婦は続けられなくても、規則的かつスキルを生かして好きな仕事を続けられる母子保健婦の勉強を始めると前向きなルシル。
しかし中々まともな職が決まらず焦っているシリルと揉めてお互いに噛み付きあってしまいます。
翌日には、フレッドのところで埋もれていた議会からの土木技師職採用通知を手にすることになったシリルですが、一度言ってしまった暴言はお互いに取り消せません。
そうか、こういう時に花を贈るものなのか。それでお互いに色んな感情が伝わるのですね。
枕元に置かれたバラの花束を見てシリルとルシルは謝り合い、仲良し夫婦の状態で吉報が伝えられました。
四年生の担任を受け持つ〈ウェザビー先生〉は、女子生徒が初潮を迎えても知識がないがためにガンだと思い込んでいる子もいるし、10歳や11歳で早過ぎないかとシスター・ヒルダに相談。
議会が作成しているスライドを確認したシスター・ヒルダは、それが15歳や16歳に向けて作られていることが問題だと考え、比較的若く少女たちと歳の近いシスター・フランシスとナース・コリガンに幅広い性教育を頼みました。
ひとしきり抗議を終えて、設置した匿名での質問箱の中身を持ち帰って確認する二人は子供らしい発想の可愛い質問に和んでいましたが、その中に『児童虐待防止協会“NSPCC”の連絡先は?』と書かれた紙が入っていたことで緊張が走ります。
この紙を入れたのは、トリクシーが訪問看護をしているパッカー家のデボラで、彼女には背中に無数のアザが。母親が犬のリードを使って虐待をしているという証言を受けて、ターナー医師もこれまでのデボラと弟の診療歴に虐待が絡んでいる疑いを示唆。
同じ頃、ゴードンがアザだらけでうつ病寸前なのを見かねたトリクシーは、社会福祉士のせいだと考え議会事務局で激しく抗議して帰ってきたところ。グレンダの虐待疑惑を知り、話を聞きにきた〈フラー夫人警官〉にゴードンも被害者かもしれないと話します。
その後、フラー警官と共にパッカー家を訪ねるのですが、逆上して開き直ったグレンダの怖いこと怖いこと。
息子に詰め寄り、騒ぎを聞いて車椅子で出てきたゴードンをなじり倒して日頃から精神的にも肉体的にも抑圧して支配下に置いていたことが伺えます。
ほとんど洗脳されかけていたゴードンですが、子供のため、妻に、そして自身の身体にも立ち向かう気力が出てくれて良かったです。
パメラのお産の日がやって来たのですが、産院で担当していたルシルはトイレで出血を確認します。助けを呼ぼうにも間もなくパメラが産気づいてしまい仕事を優先するルシル。
その結果、他人のお産を手伝っていて流産するというあまりにも悲しい事態に。
付き添うフィリスの悲痛な顔も悲しさを物語りますし、生まれたばかりのパメラの赤ん坊の泣き声を聞きながら救急車を待たねばならないルシルの気持ちよ。
ただ、知らせを受けて病院の方へ駆け付けたシリルが寄り添ってくれる分だけルシルの心の傷の回復は早いのかもしれません。
トリクシーにはイタリアに住む名付け親の〈ダフネ〉がガンだという手紙が届き、最期の時間を独りきりでは過ごさせまいとしばらくイタリア行きを決めます。
まさかのフィリスだけでなく、トリクシーがここで不在になるとは。
バザーの品に子供達が持ってきた不発弾騒動は戦後の混乱の中の日常なのか、それとも今後の伏線に繋がってくるのでしょうか?
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
プライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード8
![Call the Midwife: Season Eleven [DVD] Call the Midwife: Season Eleven [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/51JZNRIowYL._SL500_.jpg)

