エピソード11『100人の1人』“Nevermore”
あらすじ
アリーに操られたレイヴンは邪悪な一面を露わにし、ジャスパーはやり場のない怒りを募らせる。一方リンカーンを失ったオクタヴィアは自分の居場所を見つけようともがき、モンティは一刻の猶予も許されない決断を迫られる。
ネタバレ感想
ジャスパーはシンクレア達に無線でチップの危険性を伝えて、彼らと合流するため洞穴に向かっています。
危険だと止められてもリンカーンの遺体を火葬したいオクタヴィアはパイクが居ない今なら大丈夫だと洞穴を飛び出しました。
しかし同時にクラークとジャスパーが到着し、レイヴンが目を覚ましてアリーに居場所がバレてしまう前に洞穴の中へ入れる必要があり手伝うよう指示されるオクタヴィア。ジャスパーの様子が明らかな緊急事態なので手伝うしかありません。
ベラミーから詳細を聞かれたジャスパーは、ジャハのチップをのむと記憶が消えてアリーという女が見えること、アリーがレイヴンの手首を切らせたこと、レイヴンは直前までリストバンドを使ってアリーを頭から追い出そうとしていたけれどジャハに壊されたことを説明します。
クラークはチップのことを聞いて、総帥に伝わるAIを出してこれと同じかと見せてしまい、レイヴンが目覚めてしまったのでアリーに更新版のチップが見つかってしまいました。
アリーに居場所を調べろと指令が出されたレイヴンは洞穴から飛び出してなんとか四人がかりで止められますが、レイヴンが目にしたものは全てアリーに伝わるという状況は逃亡者にとってとてつもなく不利なものです。
居場所はまだバレていないでしょうが、すぐにここから出ようというクラーク。そういえば、機能しているリストバンドに心当たりがありましたね。
ナイラの態度は一変しており、それもこれも空の民を守りに行ったはずの父親が空の民に殺された、つまりはジャスパー達に虐殺された被害者の一人だったという因果。ベラミーは随分前にもレイヴンが地上に着いた際に通信機をダメにしているし、たまにあるやらかしが致命的な結果を生んでしまっています。
リストバンドさえあれば、モンティとシンクレアがいるので何とかレイヴンの考えていた方法を解き明かしてアリーを追い出せそうですが……。
全てをパイクのせいにしてナイラを説得したクラークはリストバンドを譲ってもらい、作業部屋まで借りられました。全てはクラークの思い通り!
まずは電磁石が必要で、アークにあるパルス誘導スラスターを取りに行かねばなりません。アルカディアへ戻るのはあまりに危険過ぎるのでモンティとオクタヴィアが車で昔の船へ。
ベッドに拘束されているレイヴンは、アリーの指示に従って腕の関節を外してまで拘束を解こうともがいており、手首の傷が開いてもお構いなしで、彼女の身体を傷付けないように拘束するのに相当難儀しております。
クラークが持っているのは自分のテクノロジーだからそれを返せばレイヴンを解放するというアリーに相変わらず「断るわ」と即答のクラーク。
その代わり、レイヴンを死なせたら渡さないとアリーを脅して治療に持ち込みます(笑)
アリーは、マヤを殺されたことでクラークを恨んでいるジャスパーの心の弱さにつけこみそうな気配がありましたが、それ以前にクラークが挑発にのって「黒焦げにしてやるわ!」とヒントを与えてしまい、電磁石を使う気でいること、昔の船に取りに行くであろうことがバレてアリーを通してアルカディアからも人員が派遣されることに。
昔の船についてパーツを持ち帰ろうとしたモンティは逃げてきたというハンナと出会うも、既に母がアリーの手先になっていることを警戒して父親の好きな色を聞く慎重さがナイスです。
やはりハンナは答えられず、アリーから鍵をのませてレイヴンの所へ案内させるよう命じられると躊躇なく息子に襲い掛かります。
力尽くで鍵を飲まそうとしてくるハンナと揉み合いになっているところを、少し離れた場所にいたオクタヴィアが助けてくれるのですが、モンティから殺すなと言われて形成逆転し、今にも首を切られそうになるオクタヴィア。
数度の警告も意味を成さず、このままではオクタヴィアの首が切られるというところでやむなくモンティは母親を射殺します。これは……後に引く事件ですよ。
ハンナが持っていたチップも回収して急いでナイラの店に帰るモンティとオクタヴィア。
その頃レイヴンは、クラークに続き見張りのジャスパーとベラミーを挑発し、それぞれの痛いところを的確に抉っております。
ベラミーがグラウンダーを虐殺したことに触れ、レイヴンの前に姿を見せないようにしていたナイラも父を殺した犯人が分かり逆上して部屋へ入ってきてしまい、アリーに居場所がバレてしまいました。
アリーが派遣した応援が来るより早く、モンティ達が店に帰りつき、シンクレアの準備も整っていたのでレイヴンの自傷行為を防ぎながらなんとか電磁パルスでの遮断を試みましたが、気を失ったレイヴンは目を覚ましません。
ジャスパーが総帥のAIを壊そうとしたことで慌てたクラークはそれはレクサでまだ中に居るからやめてくれと懇願。と同時に、意識を支配する人工知能なら開発者は同一人物のはずで、同じ仕組みのはずだと気が付きます。タイタスが行ったAIを取り出す儀式を見様見真似で試し、レイヴンのうなじを切り開いてチップの残骸を取り出すことに成功。
無事にレイヴンが帰ってきました。
喜ばしいことではありますが、鍵を飲んだ人間からアリーを追い出す方法が確立されたとなると、母親を自らの手で殺してしまったモンティがあまりにも居た堪れません。結果論であろうがやるせないよなぁ。
アリーの応援が来る前に逃げなければならないし、早くルナも見つけなければならないし、全員のメンタルがボロボロだし、この世界にだけは行きたくないです。
幸いにも?レイヴンにはアリーの支配下にあった時の記憶が残っており、アリーがレイヴンを奪われるぐらいなら自傷行為をさせて殺そうとしたのは、第二のAIには秘密があり、アリーを止められる可能性をレイヴンが握っていたからでした。
これまで自分の仲間はリンカーンだけで空の民でも森の民でもないと苦悩していたオクタヴィアは一人で出て行くと言っておりましたが、最終的にはレイヴンの可能性を信じて皆で生き残ろうと宣言。彼女の苦悩や覚悟を知っていただけに、傷心のモンティもこの決断にかなり励まされた様子。
レイヴンの脅威を感じたアリーの方は、クラーク達を含む全員を殺す計画が始まってしまいました。
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▼次回、エピソード12
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