エピソード12『贖罪』“Demons”
あらすじ
ジャハはポリスに戻り、マーフィーの前に現れ衝撃を与える。オクタヴィアはルナを見つけ出す手がかりを手に入れる。
ネタバレ感想
洞穴で待機中のハーパー、ミラー、ブライアンの3人の存在をすっかり忘れていました。
この3人はわりと呑気で、ミラーがアルファ・ステーションに纏わるホラー話を始めています。
死んだ妻子が夢に現れ始めたブラジル人の〈フィダルゴ船長〉。妻子は核ミサイルに焼かれて悪魔のような姿で、やがて起きているときにも現れるようになったのだそう。悪魔は『殺せ』と命じ、フィダルゴ船長はかぎ爪を使って一晩で11人を切り刻んで吊り下げ、衛兵が発見した頃には彼自身もバラバラ死体に。床には残った腕で『悪魔』と血文字が書かれていた、時々引っ掻くような音がアルファから聞こえるのはフィダルゴの霊がかぎ爪で壁をひっかいているから、だそうです。
話し終えて外に用を足しに出たミラーでしたが、ほどなくして呻き声が聞こえ、ブライアンが確認しに行くも二人とも戻らず。
恐る恐る様子を見に行ったハーパーはグラウンダーに鉢合わせてしまいました。
総帥に代々伝わる日誌にはベッカが綴った様々なことが書かれており、フレーム、つまりアリー2はベッカが贖罪のために人間の心を理解しさらに一体化させて人類を滅ぼさないよう作り出したものだと知るレイヴン達。ベッカは遺伝子を操作してアリー2を自分に埋め込んだとも記されています。
〈ベッカ・プラムヘダ〉こそが初代総帥で、血が黒くなったのは遺伝子操作の影響だったのです。
ベッカと同じく闇の血を持つルナを見つけてアリー2を継承させればアリー1を止められると皆に教えるクラーク。
アリー1は、経路を通じて意識だけを『光の町』にアップロードしているわけで、痛みを感じないというのも納得です。
ということは、光の町でハンナは生きているけれど、アリー1を破壊すれば光の町が消滅して母親が本当の意味で死んでしまうと考えていそうなモンティ。
クラーク、ベラミー、レイヴン、オクタヴィア、ジャスパー、モンティ、シンクレアの7人は車で戻るも洞穴の3人は無線に応答せず、アルカディアはもぬけの殻で2日前にジャスパーが車で壊した門もそのまま直されていません。
無人のアルカディアでルナの手掛かりを得るためリンカーンの手帳や物資を回収します。
オクタヴィアがリンカーンの部屋から手帳を見つけ出すも、一緒に来ていたジャスパー共々潜んでいたグラウンダーに襲われることに。ミラー達を襲ったのと同じ人物でしょうか。
未知の言語で書かれた日誌を読み解くレイヴンは、レクサは操られていたのではなく意識を強化されていただけで、プログラムの劣化でそのことに本人が気付いていなかったのだと説明。
そして、闇の血がなくてもアリー2を音声で起動するためのコードが書かれているとも解読しています。
レクサはそのコードを知っていたはずで、彼女が大切にしていたりよく口にしていた言葉を聞かれたクラークは『血は血で洗え』と呟くもアリー2は反応せず。次に、日誌の表紙に書かれていた『高みを目指して』という言葉をモンティが読み上げ、こちらも反応なし。
日誌にはラテン語も使われていて、少しかじったことがあるというらシンクレアがラテン語で『高みを目指して』を意味する言葉を発するとアリー2が起動したではありませんか。
ただ、結局は闇の血を持つ誰かに埋めなければアリー1は止められないのでルナを探す必要があることに変わりはありません。
ベラミーに呼ばれて武器庫へ向かっていたクラークとモンティは不気味な音を聞き、音の出どころであるオルゴールを見つけます。オルゴールの裏には“アーロン”と彫られていて、確認しているうちにマウンテン・マンが使っていた赤い煙のガスが投げ込まれました。
倒れたクラークに近づくグラウンダーの格好をしている男。クラークがガスマスクを剥ぎ取ってみれば、男の正体はエマーソンでした。モンティを置いて一人で逃げるクラークは外に居たベラミーにエマーソンの存在を伝えます。
中へ戻って、モンティ、オクタヴィア、ジャスパー、そしてハーパー達も連れ去られたのだと気付くクラーク。
ベラミーとクラークから無線でエマーソンがいると報告するも、シンクレアとレイヴンが部屋を封鎖した頃にはエマーソンも中にいてシンクレアは暗闇の中襲われ殺されてしまった上にレイヴンは連れ去られてしまいました。
ポリスでエマーソンを生かしたせいでこんな大惨事に。連れ去られた仲間はエアロックで拘束されており、復讐のため自分を殺しに来たのなら自分と交換で仲間を解放しろと無線で要求するクラーク。
一人で行くというクラークに反対して奇襲をかけようとしたベラミーもオクタヴィアにナイフを突き立てられれば話は別です。
381人の仲間を殺された恨みはクラーク一人の命で晴らされるものではなく、エマーソンははなからエアロック内の人質を解放する気などなかった様子。そりゃそうか。
エアロックの扉を閉めて酸素を放出し徐々に仲間が酸欠で死んでいく姿を外からクラークに見せようとするエマーソン。
ここで「アーロンは望んでない」と自分が殺してしまった息子の名前を出せるところがクラークメンタルです。
死にかけの状態でアリー2を音声起動させると、闇の血を持たないエマーソンにAIを取り込ませるクラーク。なるほど、このための伏線か。結局エマーソンはAIに順応できずほぼ即死となりました。
皆命に別状はいのは良かったけれど、リンカーンの遺体を埋葬するオクタヴィアの涙が辛い……。
レイヴンとモンティはアルカディアに残ってアリー1が入っていたメインフレームからコードを探すそうで、ミラー達はその護衛。
クラーク、ベラミー、オクタヴィア、ジャスパーの4人でルナ探しの旅に出るわけですが、母親を想うモンティの裏切りそうな表情が気になります。
新総帥にイケメンの空の民が仕えているという噂を聞き付けたエモリがポリスに潜入。
エモリをここに置いておくのは色んな意味で危なそうですが……。
マーフィーは現状を全てエモリに話しますが、エモリは既にチップを口にしていたようで、彼女から新総帥がまだ儀式を行っていないという秘密を聞いたジャハはオンタリに近付き言葉巧みにチップを飲ませようとします。
マーフィーは監禁されて、オンタリは結局チップをのんでしまったらしく、グラウンダーをも我が物にしたも同然のアリー。ルナが見つかったところで止められるのか…?アビー達が消えた先も謎です。
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▼次回、エピソード13
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