エピソード8『決着の時』“Unfinished Business”
あらすじ
リーチャーはついに、ポーリーとクインの両名と対決する。
ネタバレ感想
早くも最終話です。
クインの策略で待ち伏せの罠に遭ったATF。
武器を持つリーチャーは援護射撃しつつ、命を狙われているベックを救出しました。
クインに連絡しようとしていた下っ端に銃を突き付けて『任務完了』の連絡を入れさせ、一先ず安心。
本物の取引の場で、クイン、リチャード、テリーサというそれぞれの目的が集うベック邸へ急いで戻らねばなりません。
クインの手下が乗ってきたトラックでベック邸へ戻り、守衛室から出てきたポーリーはリーチャーに任せて、スーザン、ヴィラヌエヴァ、ニーグリー、ベックの4人は地下室から屋敷へ忍び込みます。
クインには顔が割れていないニーグリーが給仕の制服を着てベックから預かったマスターキーを持ち部屋の中へ。
ベックは殺されたことになっているので顔は出せず、寝室にいろと指示してあるリチャードを救出に行くのはヴィラヌエヴァの役目です。
その間にもリーチャーはキングコングのようなポーリーとの一騎打ちに苦戦中。リーチャーがここまで押される相手はポーリーが最初で最後なのでは?
なんにせよ、涼しい顔で相手の行動を読み無双するというリーチャーのイメージがやや崩壊気味のシーズン3です(笑)
コールのように吊るされて殺されかけるという大ピンチをただただ脳筋で乗り越えるリーチャー。ポーリーも普通さっさとクインに報告しそうなものですが、チンタラしていたのが仇となりそう。この先待っているクインとの決着よりよほど白熱していそうなポーリー戦は、最終的に水中戦を制したリーチャーに軍配が上がったかと思いきや、リーチャー級の生命力を持つポーリーも這い出てきてお互いのしつこさがギャグレベルです(笑)
もはや発砲無しルールも守っていられなくなり、最後には頭脳で上回ったリーチャーが勝利。体ボロボロだけど大丈夫か?
見張りとの攻防戦に打ち勝つもヘロヘロのヴィラヌエヴァは、物音を聞いて様子を見にきたリチャードと思わぬ形で合流できました。
スーザンはテリーサを見つけ出しますが、クスリを打たれたテリーサは意識が朦朧としている状態です。
赤毛好きな取引相手のエサにするためですが、クインからテリーサの部屋を聞かされている取引相手がスーザンも居る部屋に入ってきてしまいました。
ズボンを下ろした男に銃を向けるも、部屋の外には部下を待たせて見張りをさせているし、ここで撃ってしまうとそれはそれで厄介な事態に。
しかし、倉庫でこれから取引される大量の武器を調べていたリーチャーは、商品の確認をしにきた男達を銃で吹き飛ばし、どちらにしろ銃声が鳴り響いてしまったのですかさず目の前の男と慌てて部屋に入ってきた部下を撃ち殺すスーザン。
クインも大金を奪ってトンズラするつもりらしく、パーティー中に取引相手を撃ち殺し場内は騒然。
途中で見つかってしまったリチャードが人質に取られてしまいましたが、武器を調達するため書斎に寄ったところを、駆けつけてきたベックに銃を向けられます。リチャードからのプレゼントのトイガンを使ったハッタリではありましたが、迫真の演技にクインは銃を下ろしました。
リチャードを取り戻せたところで、接着中の折れた銃身が取れてきてしまい、すかさず銃を取ったクインはベックに向けて何発も撃ち込みます。
そばにあった銃を手に取り乱射したリチャードから逃げるようにクインは姿を消しますが、これがベックの最期ですか……。悪寄りの立場だっただけに何かしらの制裁はあるとは思っていましたが、逮捕ではなく結局クインの手で殺されるという後味の悪い結果に。
リーチャーがようやく見つけたクインはタクタロフに連れて行かれようとしており、どちらもクインの身柄を譲りません。
タクタロフの部下が数人いる中で不利だったリーチャーですが、ここでヴィラヌエヴァやスーザンが銃を持って応援に現れます。
そして、ダメ押しとばかりに「クインを買うと言ったら?」と大金の入ったカバンを持って現れるニーグリー。
断れば金もクインも失うと言って手榴弾のピンを引き抜き脅しをかけるニーグリーを見て、大人しく金を取ることにしたタクタロフ。話の分かる男で自爆は回避できました。
実はこの手榴弾もベックがペーパーウェイトとして使っていた信管も火薬もないもので、さすがのハッタリに拍手。
リチャードの様子を見に行ったヴィラヌエヴァと、テリーサのために救急車を手配するスーザンはその場から引き上げ、心ゆくまでクインに復讐しろとリーチャーを残してニーグリーも屋敷へ戻って行きます。
一対一で銃を向けられても未だにリーチャーの記憶を思い出せないクインですが、目の前の男がコールをいたぶって惨殺した事実は変えようがありません。
“ドミニク”という名を出されて記憶がフラッシュバックしたであろう反応を見た瞬間、リーチャーはクインを撃ち殺してようやく復讐を果たせました。
翌朝、大規模な捜査が行われているベック邸で、車で門をぶち破って出て行けとリチャードの背中を押すリーチャー。
スーザンはDEAをクビになりましたが、うまいことやってくれたようでリーチャーとニーグリーはお咎め無し。
殺されたクインについてはロシアン・マフィアの仕業ということになっているそう。
「誰ともつるまず好きに過ごしたいの」というリーチャーと似た者同士のスーザンとはここで円満にお別れです。
根無草のリーチャーは納屋にあった大型バイクを拝借し、リチャードはリーチャーの助言に従い家の中の現金と父との思い出が詰まったトイガンをバッグに詰め、それぞれ屋敷を出て先へ進みます。
テリーサも元気そうで祖母と再会を果たせて何より。全てが良い感じのラストです。
アメリカンバイクに悠然と乗っているリーチャーはターミネーターのシュワちゃん味がありました。
今作シーズン3の配信前からシーズン4への更新が発表されており、やはりリーチャー人気は健在なようです。
なんだかんだと面白いのでご長寿シリーズになってくれるといいなぁ。
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▼次回、S4エピソード1
